佐藤天彦九段「大変なシーズンだった」
残留を決めた佐藤天彦九段は今期の順位戦について「いいスタートが切れなかったし、内容的によくない将棋もあり、かなり大変なシーズンだった。最後は負けると降級が現実的な一局だったので、ただ自分の力を出すしかないと思って臨みました」と振り返った。
敗れた稲葉陽八段は「全体的に足りない将棋だった。今期はスタートで2連勝しながら3連敗して、どちらかというと降級争いをするような展開で、ちょっと苦しかった。前期は最終局で負けて順位を落とし、それで厳しい戦いになったので、本局は順位を上げるために頑張ろうと思って臨みました」と話した。