勝った佐藤康光九段(右)と羽生善治九段。両者の表情からは疲労の色が見て取れた=27日、静岡市葵区、村瀬信也撮影

第78期 順位戦A級 最終一斉対局


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苦しい木村王位

控室で検討する棋士たち。右手前は阿部光瑠六段、左手前は香川愛生女流三段
控室で検討する棋士たち。右手前は阿部光瑠六段、左手前は香川愛生女流三段

渡辺―三浦戦が終局し、検討は久保―糸谷戦、佐藤天―稲葉戦に移っている。形勢は糸谷八段と佐藤天彦九段が優勢との判断だ。木村―広瀬戦はまだまだ形勢不明だが、仮に糸谷、佐藤天が勝つことになると、木村王位は自身の対局で勝っても降級が決まってしまう。

もう一局の羽生―佐藤康戦はまだ中盤戦。終局は遅くなりそうだ。