藤井聡太王将と羽生善治九段の王将戦が８日に開幕　掛川城は記念御城印、大盤解説会は応募殺到で定員増員／将棋 – サンスポ

1月8日開幕

2023/01/07 11:52

将棋の第７１期王将戦七番勝負第１局の掛川城記念御城印（掛川城提供）

将棋の藤井聡太王将（２０）＝棋聖・竜王・王位・叡王との５冠＝に、前人未到のタイトル通算１００期が懸かる羽生善治九段（５２）が挑む第７２期王将戦七番勝負第１局が８、９日に静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で指される。

最年少五冠と永世七冠のタイトル戦初対決で、歴史的シリーズがついに開幕。掛川城では、８日午前９時から「王将戦特別限定御城印」（１枚１３００円）を販売する。御城印は寺社仏閣の御朱印にあたる登城記念品。昨年に初めて製作した。掛川城によると、今年の枚数は非公表だが、藤井ー羽生戦という注目度の高さから、昨年１０００枚から増量した。

御城印は掛川産ヒノキ由来の「木晴ら紙（きばらし）」と呼ばれる木製シートを使い、ヒノキの香りがするという。藤井王将と羽生九段の揮毫入りで、今年は新たに落款（らっかん）が押されている。

掛川市によると、７日の開幕式は、新型コロナウイルスの影響で３年ぶりにファンを入れて開催。定員３０人に対し、全国から１９７９件の応募があった。大盤解説会は最も人気が高いのは対局２日目の９日で、メイン会場の定員は当初予定した８０人から１３０人に増員。２２９６人が応募した。サテライト会場は昨年の１カ所から増やし、２カ所に設置。市の担当者は「例年以上の反響」と話している。