和牛受精卵「経営が苦しく売った」 借り腹、案じる声も:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


2019年3月9日22時56分

和牛の受精卵と精液の流通経路
和牛の受精卵と精液の流通経路

和牛の受精卵と精液を検査を受けずに中国に持ち出そうとしたとして、大阪府警は9日、飲食店経営の前田裕介(51)=同府藤井寺市=と、無職の小倉利紀(64)=大阪市住吉区=の両容疑者を家畜伝染病予防法(輸出検査)違反と関税法違反容疑で逮捕し、発表した。2人は容疑を認めているという。

農林水産省は和牛の受精卵などを「遺伝資源」として保護を検討しているが、持ち出しをめぐり立件されたのは初とみられる。

生活環境課によると、2人の逮捕容疑は、和牛の受精卵と精液が冷凍保存された容器を布製のバッグに隠し、大阪市住之江区の港で農水省動物検疫所の輸出検査を受けずに中国・上海行きのフェリーに載せ、昨年7月、持ち出そうとしたというもの。

しかし中国到着後、検疫証明書がなかったため「輸入不可」とされ、小倉容疑者は帰国。日本側の動物検疫所で受精卵について申告し、発覚した。前田容疑者は取材に、知人の中国人から「和牛の精液を上海まで持ってきて欲しい」と頼まれたと証言。報酬数万円ほどで小倉容疑者に依頼したとしている。

府警の捜査で、受精卵と精液の流出元は徳島県の畜産農家と判明。農家の男性は取材に「数百万円で売った。中国に持ち出されることは知らなかった」と明かした。昨年2~3月ごろ、面識のない男から「受精卵がほしい。和牛なら何でもいい」と電話で持ち掛けられたと述べ、経営も苦しかったため応じたという。

農水省によると、生きた和牛や精液が米国に輸出されていたこともあったが、国内で和牛の価値が認識されたことや、口蹄疫(こうていえき)が発生したこともあり、1999年以降は輸出実績がない。

一方で、良質な牛肉は輸出の柱となり、2010年に34億円だった輸出額は昨年、247億円(速報値)に。畜産業界は肉の品質を改良すべく、和牛を遺伝子レベルで厳選するなどしてきたが、ある畜産関係者は、「受精卵が海外に渡れば、和牛がいない土地でもホルスタインを借り腹にして、和牛が生産できてしまう」と警告した。

遺伝資源保護の観点から、国外持ち出しを禁じる法律はない。今回の事件で適用されたのは、家畜の疾病蔓延(まんえん)を防ぐためにつくられた家畜伝染病予防法。農水省は、「輸出を防ぐ別のアプローチが必要」と、2月に検討会を立ち上げ、協議を進めている。

情報源:和牛受精卵「経営が苦しく売った」 借り腹、案じる声も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:和牛受精卵「経営が苦しく売った」 借り腹、案じる声も:朝日新聞デジタル


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