豚コレラ対策 現時点ではワクチン使用しない方針

豚コレラ対策 現時点ではワクチン使用しない方針 | NHKニュース

えぇ・・・


2019年2月11日 11時39分

5つの府県に拡大したブタの伝染病の豚コレラへの対策として、国はワクチンを備蓄していますが、農林水産省は豚肉の輸出に悪影響を及ぼすおそれがあるなどとして、現時点ではワクチンを使わずにウイルスを封じ込めたいとしています。

豚コレラのワクチンはブタに注射することで感染を防ぐことができるとされ、国はおよそ100万頭分を備蓄していて、一部の養豚業者からは、5つの府県に発生が拡大したことを受けてワクチンを使用したいという声があがっています。

しかし農林水産省は、感染を防ぐことができる一方で、デメリットも大きいとして、現時点ではワクチンを使わない方針です。

主なデメリットとしては、ワクチンを使用すると、国際機関から国内で豚コレラの発生がないと認定されるまでの期間が、使わない場合の4倍の1年以上かかるケースがあり、豚肉の輸出に悪影響を及ぼすおそれがあるほか、消毒などの衛生管理が不十分になり、豚コレラ以外の病気の発生リスクが高まるとしています。

農林水産省は、現時点では感染を早く見つけて殺処分と消毒などで封じ込める方針で、拡大が止められなくなった時にワクチンの使用を検討するとしています。

農林水産省は「アフリカ豚コレラという、ワクチンがなく感染力がより強い別の病気がいつ国内に入ってきてもおかしくない状況で、ワクチンに頼るのは最後の手段だと考えている」と話しています。

情報源:豚コレラ対策 現時点ではワクチン使用しない方針 | NHKニュース


はぁ・・・