日産自動車のゴーン前会長が特別背任の疑いで再逮捕されたことについて、アメリカやフランスのメディアは相次いで速報で伝え、関心の高さがうかがえます。
このうちアメリカのAP通信は、再逮捕によって、「保釈の希望は打ち砕かれた」と伝えているほか、フランスのAFP通信はゴーン前会長が拘置所の狭い部屋に入れられ、寒さと食事に不満を訴えていたなどとも伝えています。
海外のメディアの多くは、先月、ゴーン前会長が逮捕されて以降、勾留が長期にわたっていることを批判的な論調で伝えています。
20日、東京地方裁判所が勾留の延長を認めない決定をしたことについて、アメリカのワシントン・ポストは「非常にまれなケース」といった表現を使って大きく伝え、通信社の中には、保釈された場合に備えて拘置所前からの映像を配信するなど世界的にも報道が過熱していました。