日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者が、東京地検特捜部に再逮捕された。
私的な株の損失を会社に負担させるなどした、特別背任の疑いが持たれている。
日産本社では、ゴーン容疑者再逮捕の一報を受けて、事実関係の確認作業に追われている。
日産の広報は、「再逮捕はメディアからの問い合わせで知った。詳細を把握していないので、事実関係を確認中」だと話し、会見や発表文の予定は、現時点ではないとしている。
日産関係者の間では、ゴーン容疑者が保釈された場合について、何を発言するか、警戒する空気も強まっていた。
西川社長は21日朝、「司法のプロセスにのっとって進められることだ」と話していたが、再逮捕で事態は大きく変わったことになる。
ゴーン容疑者は、日産の会長職などは解任されているが、取締役の役職は保っている。
日産とルノーは、後任の会長人事や株主総会の開催時期をめぐって対立が続いていて、ルノー側の出方が変わる可能性もある。
また、関係者によると、日産は内部調査の結果を外部に公表することを検討しているという。
日産は、再逮捕が今後に与える影響を慎重に見極めることになりそう。
情報源:「ゴーン警戒」再逮捕で急転 日産反応 ルノー対応に影響か(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース(コメント)