ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元 | NHKニュース

ほぉ・・・


ユネスコの無形文化遺産に日本各地の伝統行事の登録が全会一致で決まりました。待ちに待った登録に、地元は喜びに湧いています。

「男鹿のナマハゲ 」秋田

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秋田県の民俗行事「男鹿のナマハゲ」がユネスコの無形文化遺産に登録され、地元・男鹿市の市役所に集まった市民からは喜びの声が聞かれました。

ことし、地元の町内会で20年以上前に休止したナマハゲの復活に取り組む木元義博さんは「ことし、地元の地区でナマハゲが復活するので、今回の登録は二重の喜びです。ナマハゲは地域を元気にする取り組みと考えているので、今回の登録を励みにしたい」と話していました。

ナマハゲにふんして今回の登録を喜んだ男性は「こんなにうれしいことはありません。ナマハゲに50年以上関わってきましたが、こういう日がくるとは思っていませんでした。これから年末を迎えるときに登録が決まり、県外からもたくさんの人がくるかもしれません。これほどタイミングのよい話はないと思います」と話していました。

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元
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また、JR秋田駅では、大型の電光掲示板に登録を祝うメッセージが表示され、駅を訪れた人からは観光振興につながることを期待する声が聞かれました。

秋田市の女子高校生は「『ナマハゲ』は怖いイメージがあるかもしれないが、そこがだいご味だと思う。観光客が増えるきっかけになるとうれしい」と話していました。

秋田県の佐竹知事は「男鹿市をはじめ関係する方々のご尽力のたまものであり、大変うれしく思います。伝統文化の継承とともに地域活性化に向け、大きな弾みになるものと期待しています」というコメントを出しました。

「吉浜のスネカ」岩手 大船渡

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岩手県大船渡市の吉浜地区に伝わる「吉浜のスネカ」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受けて、市役所の出張所には6メートル余りのお祝いの看板とのぼり旗が取り付けられました。

大船渡市の「吉浜のスネカ」は、小正月の1月15日に恐ろしい形相のお面をかぶった「スネカ」が地区の家を回って、子どもの健やかな成長や豊作・豊漁を願う行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

東日本大震災の津波で海に近い地域は大きな被害を受けましたが、行事は途絶えることなく、住民たちを励ましてきました。

登録の決定について、吉浜スネカ保存会の柏崎久喜会長は「およそ200年前、『吉浜のスネカ』を生きるための知恵として編み出していただいた先人の方々、温かく見守りさり気なく伝え続けてくださった地域、中学生、関係者の方々、本当にありがとうございます」というコメントを発表しました。

「遊佐の小正月行事」山形

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元
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アマハゲなど「遊佐の小正月行事」の地元、山形県遊佐町でも垂れ幕を掲げて登録を祝いました。

遊佐町ではユネスコの会議の様子が町役場に設置された大型画面で中継され、職員などおよそ30人が見守りました。そして、午後5時前に登録が決まると歓声が上がり、お祝いムードに包まれました。

このあと役場の外壁に「祝ユネスコ無形文化遺産登録決定」と書かれた垂れ幕を掲げて、登録を祝うとともに住民にも知らせていました。

遊佐町教育委員会の那須栄一教育長は「この日を町民とともに心待ちにしてきました。待たされるなど苦労してきた分うれしい気持ちでいっぱいです」と話していました。

「アマハゲ保存会」の会長を務める遊佐町の時田博機町長は「民俗行事が世界を代表する文化遺産として認められたことはこの上ない喜びだ。地域の貴重な文化財を守り伝承していくため、引き続き町として支援していきたい」というコメントを出しました。

「米川の水かぶり」宮城 登米

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元
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「米川の水かぶり」は、ワラの衣装を頭からかぶり顔にすすを塗った男たちが、家々の屋根に水をかけて回る伝統行事で、火事を防ぐ御利益があるとされ、800年以上の歴史があると言われています。

登米市の迫庁舎には、「米川の水かぶり」の保存会のメンバーや登米市の関係者などおよそ60人が集まり、現地の審議の様子を中継の映像で見ながら登録の決定を見守りました。

そして日本が提案した「米川の水かぶり」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」の登録が全会一致で決まると、全員が立ち上がって歓声をあげ、大きな拍手をして登録の決定を祝いました。そして、保存会や市の関係者がくす玉を割ったり、垂れ幕を披露したりしていました。

登米市の熊谷盛廣市長は記者会見し、「登録は間違いないと確信していましたが、その時が来るまで少し心配でした。これまでの努力と市民の支援が実を結んだのだと思っています」と述べました。

また、米川水かぶり保存会の菅原淳一会長は「おかげで登録されることが決まりました。ありがとうございました。これまで尽力してきた皆さんに感謝しています」話していました。

「※コシキ島のトシドン」鹿児島県 薩摩川内

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元
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「※コシキ島のトシドン」は大みそかの夜、鬼のような面をつけた神様「トシドン」が家々を回り、子どもたちの成長を祈る鹿児島県の下※甑コシキ島に伝わる伝統行事です。平成21年にも同じ無形文化遺産に登録されていますが、今回、ほかの伝統行事と合わせて改めて登録されました。

これについて薩摩川内市の岩切秀雄市長は「全国で保存、継承されている来訪神行事が登録されたことは大変喜ばしいことです。各地域の保存会で培われてきたこの民俗行事が今後も変わらず継承していけるよう引き続き支援したい」とコメントしています。

※「コシキ」は「曽」に「瓦」

「薩摩硫黄島のメンドン」鹿児島県 三島村

ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元
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「薩摩硫黄島のメンドン」を継承している鹿児島県の三島村は鹿児島市にある役場の1室に職員が集まり、会議の様子を見守っていましたが、登録が決まった瞬間、歓声を上げながら拍手をしていました。

また、テレビ会議で結んだ薩摩硫黄島の会場では、メンドンの形をしたくす玉を割って喜びを表現していました。

メンドンは旧暦の8月1日と2日に現れる仮面神で、鹿児島から日帰りできない交通事情もあって、最も見ることが難しい貴重な祭りの一つとして知られています。

28日から会議を見守っていたという岩切平治副村長は「感無量です。人口減少が進む小さな島で住民たちが400年もの間、引き継いできた、たまものです。きょうの登録を機に継承に向けて一層弾みになるし、元気な三島村を世界に発信したいです」と感極まった表情で話していました。

「悪石島のボゼ」鹿児島 十島村

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鹿児島県の「悪石島のボゼ」は、お盆の最終日にあたる旧暦7月16日の夕方に現れ、赤土と墨を塗りつけた仮面をかぶって人々の邪気を追い払います。

ボゼを継承している鹿児島県十島村の「悪石島の盆踊り保存会」の有川和則会長は今回の決定について、「世界の『ボゼ』として評価され大変うれしいです。きのうから見守っていたので喜びが倍以上で興奮が止まりません。これからは島の子どもたちへの継承に向けてしっかりと取り組んでいきたいです」と話していました。

「宮古島のパーントゥ」沖縄

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全身に泥を塗った厄払いの神が誰彼かまわず泥をなすりつけながら歩き回る、沖縄県の宮古島の伝統行事「パーントゥ」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まると、地元の市役所では、インターネットを通じて審議の様子を見守っていた職員や住民などおよそ40人が歓声を上げて登録を喜んでいました。

パーントゥが行われる島尻地区の自治会長は「これから世界に発信していき、観光面や経済面での効果を期待しています」と話していました。また別の住民は「地域の発展に向けて希望を感じます」と話していました。

情報源:ユネスコ無形文化遺産に登録 喜びに沸く地元 | NHKニュース


へぇ・・・


記事の有効期限: 2019年11月29日 Friday 10:36pm