虚偽の通報で無関係の人がSWATに誤射殺された事件で起訴された関係者に同様の前科が発覚、有罪であれば一生を刑務所で過ごすことに – GIGAZINE

こえぇ・・・


by Marc Cooper
by Marc Cooper

オンラインゲームでの口論がきっかけとなり、虚偽の通報を行って相手の家を特殊部隊SWATに包囲させるスワッティング(swatting)という悪質ないたずらが行われ、その結果カンザス州ウィチタに住む無関係の25歳青年が射殺されるという事件が起こりました。虚偽の通報を行った男は既に逮捕・起訴されていますが、トラブルに直接関わっていたゲーマーがこの男に虚偽の通報をするよう指示したとして起訴されました。

Deadly swatting case in Kansas shares link with Cincinnati incident
http://www.wlwt.com/article/deadly-swatting-case-in-kansas-shares-link-with-cincinnati-incident/20902158

オハイオ州シンシナティに住む18歳のケーシー・ヴィナーは、ゲーマーのシェーン・ガスキルと、人気FPSゲーム「Call of Duty」で1.5ドル(約160円)を賭けて勝負をしていました。二人はその賭けがきっかけで激しい口論となり、ヴィナーは、カリフォルニア州ロサンゼルスに住むタイラー・レイ・バリスに、ガスキルの住所を聞き出してスワッティングを行うように依頼しました。しかし、ガスキルの教えた住所が以前住んでいた古い住所だったため、駆けつけたSWATによってその住所に住んでいた全く無関係のアンドリュー・フィンチ氏が射殺されるという事件が起こってしまいました。

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なお、バリスは既に逮捕され、起訴されています。バリスは2015年に「爆弾をしかけた」とテレビ局に虚偽の脅迫を行い、2017年8月に2年の懲役を終えてカリフォルニア州の刑務所から釈放されたばかりでした。

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実は、ウィチタの事件が起こる10日前の2017年12月18日に、オハイオ州シンシナティでSWATが「誤通報」によって出動するという事件が発生していました。このシンシナティでの誤通報はウィチタのものと内容・言葉遣い・声が酷似しており、またシンシナティでSWATに包囲された家はなんとヴィナーが以前に住んでいた家ということもあり、シンシナティの事件にもヴィナーが関わっているのではないかとして捜査を進められているとのこと。

父親がオハイオ州ハミルトン郡保安官というヴィナーはまだ逮捕されていませんが、カンザス州の連邦検察局はシンシナティやウィチタの事件を含めて10件の容疑でヴィナーを起訴しています。裁判は2018年6月から始まるとのことで、もし10件すべてで有罪判決を受けた場合、ヴィナーは人生のほとんどを刑務所で費やす上に100万ドル(約1億1000万円)の罰金を払わなければならなくなるとみられています。

by Blogtrepreneur
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なお、カンザス州では今回のウィチタ事件を受けて、スワッティングを重罪化する州法案が2018年4月に可決されました。この反スワッティング法がカンザス州知事の施行承認を得た場合、死亡または負傷を伴うスワッティング行為を行った者は10年から41年の懲役刑が課せられることとなります。

情報源:虚偽の通報で無関係の人がSWATに誤射殺された事件で起訴された関係者に同様の前科が発覚、有罪であれば一生を刑務所で過ごすことに – GIGAZINE


オンラインゲームは怖いな・・・