叡王戦第3局に勝って防衛に王手をかけた藤井叡王=6日午後、名古屋市

【勝負師たちの系譜】弱点が見当たらず「AI棋士」となった?藤井聡太六冠 タイトル独占の要因は先輩から学んだものではない – zakzak:夕刊フジ公式サイト

???「俺がAIになることだ」


2023.5/13 15:00

叡王戦第3局に勝って防衛に王手をかけた藤井叡王=6日午後、名古屋市
叡王戦第3局に勝って防衛に王手をかけた藤井叡王=6日午後、名古屋市

ほとんどのプロ棋士は、自分の得意戦法を持っている。

当然得意戦法は人より研究しているから、それにピッタリ当たれば、勝つ可能性は高い。

反対に得意でない戦法に引き込まれると、トップ棋士でもこんなことも知らないのか、という手を指し、惨敗するケースを多く見てきた。

しかし昨今は横歩取りと雁木、相掛かりと居飛車穴熊というような、まったくタイプも考え方も違う戦法を、両方こなす棋士が増えてきた。

その代表的な棋士が、以前は羽生善治九段、現在は藤井聡太六冠であろう。現在ではAIを使った研究ができるせいか、このタイプの棋士はかなりいる。

しかしAIを使って研究しても、覚えることと、人を超える強さになるのは、別のことだ。

藤井がいきなりすべての先輩を追い抜き、タイトル独占の勢いになった要因は、先輩から学んだものではない、と私は思うようになった。

つまり藤井が、先輩の芸を学びながら強くなったなら、その過程では何回か酷い負かされ方をしているはずなのに、そういう場面がほとんどないのだ。

もちろん一局の勝負では、悔しい負け方をした対局はあったと思う。しかしタイトル戦において、一度も負けなしで全冠を目指した棋士は過去、誰もいない。

負けた将棋も自身が悪手を指したからで、自分の読みや感覚に全くない手を指されて負けたのは、今年の王将戦での羽生の指した手以外、私もあまり記憶がない。

そこで私は、藤井は先輩の芸を学びながら強くなったのではなく、AIの考え方、思考方法を会得し、言うならば自身がAIになったのではないか、という結論に達した。

これならば苦手な相手がなく、いきなりすべての棋士を追い抜いたこと、中盤以降形勢の針が藤井に傾けば、ほとんど数値が下がることなく勝つ理由も納得できる。

それでもタイトル戦では次から次へと、違うタイプの挑戦者が出てくる。

最近の注目は叡王戦の挑戦者、菅井竜也八段で、彼は他の挑戦者と違って振り飛車を駆使し、何度も藤井に快勝している。

叡王戦第3局でも、終盤で優勢だったが、冷静な指し手で藤井が逆転勝ちを収め、現在藤井の2勝1敗。

タイプの違う菅井相手に叡王を防衛し、現在2連勝している名人戦で、渡辺明名人を破れば、まさに弱点のないAIが誕生したと思えるのだ。

■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。

情報源:【勝負師たちの系譜】弱点が見当たらず「AI棋士」となった?藤井聡太六冠 タイトル独占の要因は先輩から学んだものではない(1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト



  

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