豊島将之九段、松尾歩八段を破り初優勝｜NHK杯将棋トーナメント

2022/3/20放送分

2022年3月20日 12:03

第71回NHK杯トーナメントで初優勝を果たした豊島将之九段

将棋の豊島将之九段（31）は20日に放映された第71回NHK杯将棋トーナメント決勝で松尾歩八段（41）を破り、初優勝を果たした。

後手番となった豊島は、相掛かりの出だしから終始松尾八段を圧倒。2021年度は王位戦、叡王戦、竜王戦と3つのタイトル戦を戦って無冠となるなど、苦しい中でも第42回将棋日本シリーズJTプロ公式戦とNHK杯の2つの棋戦で優勝を飾り、しっかり結果を残した。

この結果で、豊島の一般棋戦優勝はJT杯3回、銀河戦1回、NHK杯1回の合計5回となった。

情報源：豊島将之九段、松尾歩八段を破り初優勝　NHK杯将棋トーナメント― スポニチ Sponichi Annex 芸能

2022年3月21日 05時00分 (3月21日 05時01分更新)

将棋の第七十一回NHK杯の決勝が二十日に放送され、豊島将之九段(31)=愛知県一宮市出身=が松尾歩八段(41)=同県日進市出身=に勝ち、初優勝を果たした。

同棋戦は持ち時間各十分の早指し。後手番の豊島九段は隙のない指し回しで序中盤からリードを広げ、百六手で完勝した。終局後、「今期はタイトル戦などで良い結果が出ていなかったので、優勝できてうれしい。自分なりに良い将棋を指せた」と喜びを語った。

豊島九段は昨年、王位戦(中日新聞社主催)、叡王戦、竜王戦の三つのタイトル戦で藤井聡太五冠(19)=同県瀬戸市=に敗れ、無冠になった。しかしその後、早指しの第四十二回JTプロ公式戦で藤井五冠を破って連覇。NHK杯と合わせ、持ち時間の短い棋戦で存在感を発揮している。一般棋戦での優勝は五回目。

情報源：豊島九段がＮＨＫ杯初Ｖ：中日新聞Web