藤井聡太竜王(11位)(9勝2敗)は、勝てば昇級確定。
負けると、稲葉八段(1位)、千田七段(7位)(共に8勝3敗)の結果次第。
2022年3月8日 15:19
将棋の藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が9日、東京・将棋会館で名人戦B級1組順位戦の最終12回戦に臨む。藤井が勝つか、A級昇級を争う稲葉陽八段(33)か千田翔太七段(27)が敗れると、加藤一二三・九段(82)の18歳1カ月に次ぐ歴代2位、19歳11カ月の谷川浩司九段(59)の記録を更新し、19歳7カ月での昇級が決まる。
相手は佐々木勇気七段(27)で2017年、デビュー以来の連勝を29で止められた因縁の相手。その後、佐々木には2連勝しているが、大一番で再び注目対決が実現した。「序盤研究が非常に深く、中終盤も鋭い手強い相手です」。藤井は過去3度の対戦経験からの印象をそう語った。
前期B級2組から共に昇級した佐々木は現在7勝4敗。開幕7連勝で先行したが昨年12月以降4連敗と調子を落とした。
すでに昇級の可能性はなく、13人が在籍する同級での順位をどこまで上げて来期に臨むかの闘い。12回戦の彼我の重要度には差がついたが、「対局に臨むにあたって、大きな一番だから頑張るとか、そうじゃないから頑張らないとか、そういったことは振り返ってもありません」。藤井は苦笑いで応じ、佐々木が身にまとうであろう闘志を寸分も疑ってはいなかった。
棋界には「米長哲学」と呼ばれる言葉がある。「相手にとって重要な一局にこそ全力を尽くすべきだ」。故米長邦雄永世棋聖の言葉を羽生善治九段らも支持。消化試合を消滅させ、技術革新を絶えず重ねてこられたからこそ、新たな指し手がファンを開拓してきた歴史があった。藤井にとって、米長哲学は言葉にすることすら意味を成さない自明の理だったのかもしれない。
対局は2月11、12日、開幕4連勝決着した本社主催・第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第4局以来。1カ月近く対局間隔があいたが、「しっかり自分を高めて臨みたい」。万全の状態で迎え、来期、谷川が持つ21歳2カ月の最年少名人記録の更新を目指し、その挑戦権を争うA級の戦いへと駒を進める意気込みだった。
情報源:藤井王将 連勝を「29」で止められた「因縁」佐々木七段とA級昇級をかけた大一番― スポニチ Sponichi Annex 芸能
B級1組11回戦
現在進行中の第80期B級1組順位戦9日(木)は13回戦、6対局が行われます。
対戦組み合わせ、対局場は以下の通りです。
【東京・将棋会館】
▲佐々木勇気七段-△藤井聡太竜王(※)
▲稲葉 陽八段-△郷田真隆九段(※・YouTube)
▲千田翔太七段-△木村一基九段(※・YouTube)
▲三浦弘行九段-△松尾 歩八段
▲近藤誠也七段-△屋敷伸之九段
これらの対局の模様は、名人戦棋譜速報と日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。(ライブ中継は※の対局のみ)。横山泰明七段は抜け番です。
情報源:第80期名人戦・順位戦 B級1組
藤井王将 連勝を「29」で止められた「因縁」
佐々木七段とA級昇級をかけた大一番!#藤井聡太 #佐々木勇気 #将棋 https://t.co/t9iDavSHkw— スポーツニッポン新聞社(スポニチ)【公式】 (@sponichiannex) March 8, 2022
▲佐々木勇気七段-△藤井聡太竜王
先後はリーグ抽選時に決まっており、佐々木勇気七段の先手
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- 名人戦・順位戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 第80期名人戦・順位戦 七番勝負/A級
- 名人戦棋譜速報│将棋・名人戦順位戦棋譜速報サイト
- 名人戦棋譜速報(@meijinsen)さん | Twitter
- 第78期将棋名人戦七番勝負 ライブ中継:朝日新聞デジタル
記事内では12回戦ってなってるけど、B級1組の最終局は13回戦。
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