あいかわらず、NHK杯は苦手にしてるけど。
2021年12月19日 5時00分
初タイトル獲得と二冠達成。2020年、藤井聡太(19)は目覚ましい飛躍を遂げた。この年の12月12日、さらに勲章が一つ加わるかどうかが懸かる一戦がテレビで放送された。
第28期銀河戦(囲碁・将棋チャンネル主催)。藤井は決勝で糸谷哲郎(33)と対戦した。この銀河戦やNHK杯テレビ将棋トーナメントは持ち時間が短く、使い切ったら1手30秒未満で指さなければならない。糸谷は両棋戦で準優勝経験のある「早指しの雄」だ。「早指し戦の決勝は久しぶり。これまで準優勝はあっても優勝がなく、頑張りたいと思いました」。糸谷はそう述懐する。
後手となった糸谷は、前例の少ない力勝負に誘導した。「相手が想定していないであろう作戦を選びました」。だが、慎重に進めようとした姿勢が裏目に出る。気づくと防戦一方の展開になっていた。「(藤井は)短い時間でもミスが本当に少ない。本局もそうでした」。糸谷がそう認める隙のない内容で、藤井は優勝を決めた。
銀河戦は予選と本戦トーナメントを勝ち抜いた16人が、決勝トーナメントを戦う。藤井は第27期は決勝トーナメント1回戦で敗れたが、第28期は永瀬拓矢(29)や木村一基(48)らを破り、勝ち進んだ。「30秒将棋」の棋戦での優勝は初めてだった。
藤井は「それまでは全く結果が出ていなかったので、ホッとした気持ちはありました」とする一方、こう振り返る。「内容に関しては単純な見落としもいくつかあり、依然として課題が多い印象でした」
従来の銀河戦優勝の最年少記録は渡辺明名人(37)の21歳4カ月。藤井は18歳2カ月(収録時)での優勝となり、またしても最年少記録を樹立した。=敬称略(村瀬信也)
◆次週は「名人戦ニュース」です。1月9日から「画期編」です。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:13 「全く結果が出なかった」30秒将棋で初優勝:朝日新聞デジタル
村)決勝で糸谷哲郎八段と対戦。開始早々に力勝負になりましたが、これを制して初優勝を果たしました。
(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:13 「全く結果が出なかった」30秒将棋で初優勝:朝日新聞デジタル https://t.co/lpPpgKQ4vN #— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) December 19, 2021
今期は渡辺明明充に負けて準決勝敗退。
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