オンラインで台湾のアマチュア強豪と対戦する藤井聡太三冠=2021年10月17日、日本将棋連盟提供

藤井聡太三冠、台湾のアマ強豪とオンライン対戦

国際将棋フェスティバルでの角落ち記念対局
藤井聡太三冠 vs 張京鼎(16)


対局(アーカイブ)

解説:羽生善治九段、聞き手:北尾まどか女流二段

対局冒頭と感想戦

記者会見


張京鼎のtwitter


2021年10月17日 19時54分

オンラインで台湾のアマチュア強豪と対戦する藤井聡太三冠=2021年10月17日、日本将棋連盟提供
オンラインで台湾のアマチュア強豪と対戦する藤井聡太三冠=2021年10月17日、日本将棋連盟提供

将棋の藤井聡太三冠(19)が17日、東京都内で海外のアマチュア強豪とインターネットを通じて対局した。将棋の国際普及を目的とした日本将棋連盟主催の「国際将棋フェスティバル」の企画の一つ。ハンディありの対局だったが、終盤までどちらが勝つかわからない熱戦が繰り広げられた。

藤井三冠と対局したのは、台湾の高校生、張京鼎さん(16)。17日までネット対局で開催された「国際将棋トーナメント」で優勝した。藤井三冠が角を落として戦う「角落ち」のハンディをつけて始まった一戦は長期戦になったが、177手で藤井三冠が勝利を収めた。

記者会見に臨んだ(左から)藤井聡太三冠と日本将棋連盟の佐藤康光会長、羽生善治九段=2021年10月17日午後、東京都台東区、村瀬信也撮影
記者会見に臨んだ(左から)藤井聡太三冠と日本将棋連盟の佐藤康光会長、羽生善治九段=2021年10月17日午後、東京都台東区、村瀬信也撮影

対局後、藤井三冠と日本将棋連盟の佐藤康光会長(52)、対局の解説を務めた羽生善治九段(51)が記者会見に臨んだ。藤井三冠は対局の内容について、「こちらが気づいていない好手も指されて、素晴らしい実力を感じた」と話した。

ネット対局の普及などに伴い、海外でも将棋を楽しむ人が増えているが、日本語以外の将棋の書籍が少ないなどの問題もある。コロナ禍で、対面での海外普及も難しくなっている。佐藤会長は、今回のフェスティバルで行った英語字幕つきの講座の配信について、「今後の普及の一助としてご覧いただければ。このフェスティバルは世界普及の柱なので、継続していきたい」と話した。

「国際将棋トーナメント」には37の国と地域から40人が参加。「北米・中南米ゾーン」、「アジア・オセアニアゾーン」、「ヨーロッパ・アフリカゾーン」の3地区で予選が行われ、15~17日に16人が参加する決勝トーナメントが行われた。(村瀬信也)

情報源:藤井聡太三冠、台湾のアマ強豪とオンライン対戦 「好手指された」:朝日新聞デジタル


2021/10/17 17:39

国際将棋フェスティバル2021(産経新聞社など特別協力)が15~17日の3日間の日程で行われ、最終日の17日午後、藤井聡太三冠(19)=棋聖・王位・叡王=が第8回国際将棋トーナメントオンラインVerの優勝者とオンラインで記念対局に臨んだ。藤井三冠が海外勢と対局するのは初。

フェスティバル2021は、日本将棋連盟が日本の伝統文化である将棋の国際的な普及・発展と文化交流や国際親善を目的に開催。これまで3年ごとに開催された国際将棋フォーラムを新型コロナ感染拡大防止の観点から、オンライン開催による国際将棋フェスティバル2021と改称。特選対局や外国人のための指導対局、世界の将棋紹介などが実施され、一部は同連盟の公式チャンネルで配信された。

オンラインVerにはアジアや北米、ヨーロッパなど35の国・地域からの38人が参加し、8月から大陸代表決定大会が行われた。大陸代表決定大会を勝ち抜いた14人ら計16人による決勝トーナメントが開催され、17日の決勝で台湾代表の高校生、張京鼎(チョウ・キョオテイ)さん(16)=アマ四段=が優勝した。

藤井三冠との記念対局は藤井三冠の角落ちで、持ち時間は15分、切れたら1手60秒で行われた。藤井三冠は東京都内の会場から参加。張さんの先手で始まり、息詰まる熱戦の末、藤井三冠が177手で勝利した。終局後は通訳を交えての感想戦が行われ、藤井三冠がポイントとなる局面について丁寧に指導していた。

イベント終了後、藤井三冠と同連盟の佐藤康光九段、羽生善治九段の3人が記者会見を行った。佐藤九段と羽生九段は将棋の国際普及などについて述べた。この中で、藤井三冠の記念対局を解説した羽生九段は「最後の最後まで見どころが多く、名局と言っていい」と評価した。

藤井三冠は「張さんは序盤から終盤までしっかり指され、こちらが気づいていない好手を指されて、その実力を感じた」と感想を口にした。初めての参加となる将棋の普及活動については「こうした機会を持てたことはうれしい。(海外の人には)今後も将棋を楽しんでもらいたい」と話した。

情報源:「見どころ多い名局」 藤井三冠が台湾の高校生と記念対局 – 産経ニュース


2021年10月17日17時47分

将棋の藤井聡太3冠(19)が17日、都内で行われた「第8回国際将棋トーナメント・オンラインバージョン」の優勝者、張京鼎(ちょう・きょうてい)さん(台湾=16)との記念対局を行った。張さんは台北市の出身の高校生で、アマ四段。今回は角落ちで藤井3冠に挑んだ。

対する藤井3冠が、公式の場で外国人と将棋を指すのは初めて。過去には地元瀬戸市の将棋まつりでの指導対局、子ども大会のゲスト審査員といったイベント出演はある。今回は国際交流の場に初めて登場した。

対局は177手もの熱戦の末、藤井が勝利。「序盤からうまく攻めの形を作られた。こちらが気付いていない好手も出されて、実力を感じました」と舌を巻いた。最後にサプライズで「飛翔」と揮毫(きごう)された色紙が張さんに贈られた。トーナメントを観戦し、「思っていた以上にレベルが高い」とも語った。

終局後、会見に応じた藤井は国際普及のアイデアについて、「オンラインやインターネットで世界中の距離が縮まっていると思う。ネット対局や人工知能(AI)など、楽しんでいただける将棋の環境をより充実させていければ」とも語った。

これから、海外に対局や普及で出掛けるチャンスがあるかもしれない。「今は対局優先。語学はさっぱりなんですけど、機会があれば考えてみたい」と笑っていた。

国際将棋フォーラムは、日本将棋連盟が将棋の国際的な普及や発展、文化交流、国際親善などを目的として1999年(平11)から開始。過去3年ごとに開催していた。例年から昨年行う予定だったが、コロナ禍で延期されていた。トーナメントには米国、アジア・オセアニア、欧州・アフリカの各地区予選を勝ち抜いた16人が参加した。

情報源:藤井聡太3冠初めて外国人と対局、角落ち勝利も「思った以上にレベル高い」 – 社会 : 日刊スポーツ



角落ちのハンディマッチとは言え、強いな。


 

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