藤井聡太三冠、最年少四冠へ白星スタート 苦しい中盤耐え、豊島将之竜王に逆転勝利/将棋・竜王戦七番勝負

藤井聡太三冠が初戦を飾る|第34期竜王戦七番勝負第1局

19時25分
123手 3四桂打まで、▲藤井聡三冠 の勝ち


現地大盤解説(アーカイブ)

14時から中継開始
解説者:高見泰地七段
解説者:三枚堂達也七段
聞き手:山田久美女流四段
聞き手:貞升南女流二段


2021.10.09 19:25

藤井聡太三冠、最年少四冠へ白星スタート 苦しい中盤耐え、豊島将之竜王に逆転勝利/将棋・竜王戦七番勝負

将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が10月8、9日に行われた竜王戦七番勝負の第1局で、豊島将之竜王(31)に123手で勝利、史上最年少での四冠に向けて幸先よく白星スタートを切った。藤井三冠は同シリーズを制すると、羽生善治九段(51)が持つ最年少四冠記録、22歳9カ月を3歳以上更新する、史上初の10代四冠となる。

新たな快挙に向けての開幕局は、藤井三冠の先手番からスタート。両者はお~いお茶杯王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負に続く、今年度3度目のタイトル戦にもなり、タイトル戦のみで今年度11局目となったが、戦型は5局連続となる相掛かりでスタートした。

2人ともに序盤を対局のポイントとしていたこともあってか、1日目から持ち時間を惜しみなく費やす慎重な進行に。両者互角のまま、44手目を豊島竜王が封じ手とし、1日目を終えた。明けて2日目も午前中は主導権を争うべく、細かな部分での戦いになったが、午後に入ると、先に藤井陣に切り込んだ豊島竜王のペースに。藤井三冠にとっても、苦しい時間が長く続くことになった。

勝敗の風向きが大きく動いたのは、両者の持ち時間が1時間を切ってから。終盤での逆転のチャンスを藤井三冠が逃さず、差を広げることに成功。苦しみながらも大きく離されることなく逆転のきっかけを狙い続けたことが、最年少四冠に向けての大きな勝利につながった。

対局後、藤井三冠は「(1日目は)一手一手難しかったです。飛車の配置が悪いので、失敗したかなと思っていました。(2日目は)金が上ずってしまっている分、自信が持てない展開でした。粘り強くさせたのかなと思います」と振り返ると、第1局を制したことには「1勝することができたので、第2局以降も全力を尽くせればと思います」と語った。

これで藤井三冠は、あと3勝すれば将棋界最高峰のタイトルである竜王を獲得。最年少、史上初の10代四冠を達成するとともに、渡辺明名人(棋王、王将、37)を抜いて、将棋界の序列1位に立つことになる。2016年10月のプロデビューから、ちょうど5年。いよいよ本格的な“藤井時代”の到来に、カウントダウンが始まった。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2021.10.09 19:45

豊島将之竜王、悔しい初戦黒星 中盤までリードも終盤で藤井聡太三冠に逆転許す「ちょっとずつ悪くなってしまった」/将棋・竜王戦七番勝負

将棋の竜王戦七番勝負の第1局が10月8、9日に行われ、3連覇を目指す豊島将之竜王(31)は123手で挑戦者の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)に敗れた。藤井三冠とは今期3度目となるタイトル戦だが、序盤から中盤にかけてはリードしていたと見られるだけに、一冠死守に向けては痛い黒星スタートとなった。

序盤の研究の深さでは将棋界でも最高レベルと言われる豊島竜王は、藤井三冠の先手番から相掛かりで始まった一局でも新たな工夫を見せ、互角もしくはやや有利かという状況で1日目を終了。2日目の午前中まで、じっくりとした進行となる中、午後に入ったところでは少しずつリードを奪い、終盤へと向かっていった。

形勢を損ねたのは、両者の持ち時間が残り1時間を切ってから。先に藤井陣に切り込んでいた豊島竜王だったが、そこでさらにリードを広げることができず、藤井玉の安全度が高まり始めたところで形勢が逆転。最後は藤井三冠の持ち味である終盤力に押されると、再逆転のきっかけは作れなかった。

対局後、豊島竜王は「難しい将棋で、そんなに自信はなかったです。はっきりよくできる形ではなかったです。途中からちょっとずつ悪くなってしまったので、均衡を保つ手があればよかったんですが。(第2局は)気持ちを切り替えて、また頑張りたいと思います」と、淡々と答えていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2021/10/09 21:02

厳かな能舞台で行われた将棋界の最高棋戦、第34期竜王戦七番勝負第1局は9日夜に終局し、挑戦者の藤井聡太三冠(19)が豊島将之竜王(31)に終盤で逆転勝ちした。藤井三冠は最年少四冠が懸かるシリーズで好スタートを切った。

対局初日は豊島竜王が序盤の駒組みでリードを奪った。2日目の対局再開後も藤井三冠は劣勢だったが、中盤で1時間19分長考して▲6六金と辛抱し、豊島竜王の焦りを誘った。

終盤は激しい攻め合いになり、豊島竜王の玉が不安定になった瞬間に藤井三冠が▲3六玉と桂馬を取り切って、競り勝った。解説の松尾歩八段は「苦しくても決め手を与えない藤井三冠の指し回しが印象に残りました。豊島竜王は敗れましたが、積極的に攻めて優位を築き、持ち味を出していました」と話した。

能楽堂での対局は、初手や昼食休憩明けの時間が公開された。将棋ファンは舞台上での両対局者の読み合いを 固唾かたず をのんで見守った。

藤井三冠の話「1勝することができたので、次局も全力を尽くしたい」

豊島竜王の話「集中して指すことはできた。気持ちを切り替えて頑張りたい」

情報源:藤井三冠「次局も全力尽くしたい」…終盤で逆転勝ち、最年少四冠へ好スタート : 竜王戦 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン


2021年10月9日 20時12分

豊島将之竜王(31)=愛知県一宮市出身=に藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖、同県瀬戸市出身=が挑戦する「第34期竜王戦」七番勝負第1局は9日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で指し継がれ、最年少四冠が懸かる藤井三冠が123手で先勝した。第2局は22、23日、京都市右京区の総本山仁和寺で指される。

“十九番勝負”とも呼ばれる“尾張対決シリーズ”は、ラストを飾る頂上決戦を残すのみとなった。ここまで王位防衛、叡王奪取と破竹の快進撃を続ける藤井三冠が、その勢いのまま白星発進を決めた。

終局後のインタビューで「自信の持てない展開だった。粘り強く指せたのかなと思う」と振り返った藤井三冠。先勝については「1勝することができたので、第2局以降も全力を尽くしたい」と力強く語った。

竜王3連覇を目指す豊島竜王は「途中から悪くなった。均衡を保つ手があれば良かったが」と敗戦の弁。「気持ちを切り替えてまた頑張りたい」と前を向いた。

盤上は先手・藤井三冠の誘導で相掛かりに進むと、豊島竜王が歩損の代わりに手得を主張する作戦を敢行。豊島竜王の攻めに藤井三冠がどう押さえ込むかという図式となるなか、2日目は豊島竜王の封じ手で再開した。豊島竜王が徐々にペースを握ると、藤井三冠も大胆に対応。

れに対する豊島竜王の切り返しがまた機敏で、藤井三冠は苦戦を強いられた。

だが、粘り腰もまた藤井三冠の身上。ここで形勢を戻すと、一進一退の激戦となり、最後は寄せの勝負手で抜け出した。持ち時間は各8時間で、消費時間は藤井三冠7時間56分、豊島竜王7時間59分。終局は午後7時25分だった。

情報源:藤井三冠が豊島竜王に先勝 ついに公式戦通算9勝9敗に「自信の持てない展開」から抜群の粘り腰【竜王戦七番勝負】:中日スポーツ・東京中日スポーツ


終局直後終局直後に主催者インタビューがありました。

(苦しい将棋だった藤井三冠。一瞬のチャンスをつかんだ)

――本局を振り返って。
藤井 △8六歩(30手目)から積極的に動かれて、そのあと△3四歩(36手目)に▲4六歩としたんですけど、▲8七金とかで強く戦うべきだったかもしれません。本譜は△3五歩(38手目)から△2四飛と回られて自信がない展開になってしまったと思います。

――封じ手のあたりはいかがですか。
藤井 飛車の配置が悪いので失敗したかなと思っていました。

――二枚飛車と二枚角で激しい戦いになりました。あのあたりは。
藤井 金が上ずってしまっている分、常に自信のない展開だと思っていました。

――どのあたりで手応えを感じましたか。
藤井 ▲7一飛(79手目)と打って攻め合いの形が作れたかなと思いました。

――よくなった局面は。
藤井 ▲3六玉(111手目)と桂を取って、こちらの玉がいい形になったと思いました。

――能楽堂での第1局で先勝したことについて。
藤井 能楽堂での対局ということで、普段以上の緊張感がありました。1勝することができたので、また次局以降も全力を尽くしたいと思います。

(質問に答える豊島竜王)

――本局を振り返って。
豊島 難しい将棋でした。そんなに自信はなかったです。歩損なのでどうだったのか。どこかで間違えているんだと思うんですけど、そんなにはっきりよくできる感じでもありませんでした。でも途中からちょっとずつ悪くなってしまったので……。均衡を保つ手があればよかったんですけど。

――二枚飛車を持ったあたりは。
豊島 飛車角交換になったあたりですか。よくわかりませんでした。何か手段がありそうだと思ったんですけど。

――能楽堂での公開対局でした。
豊島 集中して指すことができたと思います。

――第2局に向けて。
豊島 気持ちを切り替えて、また頑張りたいと思います。

情報源:竜王戦中継plus : 終局直後


豊島将之竜王に藤井聡太王位・叡王・棋聖が挑戦する第34期竜王戦七番勝負第1局が、10月8・9日(金・土)に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」にて行われ、藤井王位・叡王・棋聖が123手で豊島竜王に勝ち、初戦を制しました。

第2局は10月22・23日(金・土)、京都府京都市「総本山仁和寺」にて行われます。

情報源:豊島将之竜王VS藤井聡太王位・叡王・棋聖 第34期竜王戦七番勝負第1局 藤井聡太王位・叡王・棋聖が初戦を飾る|将棋ニュース|日本将棋連盟




https://twitter.com/AshizawaYou/status/1446829337185951746

https://twitter.com/onlineshogi/status/1446843989357854727


投了までの10分

https://www.youtube.com/watch?v=0zUgAHOUOMc&hd=1


初手からの解説

https://www.youtube.com/watch?v=6k9i7lndKog&hd=1


70手「△4四桂打」の局面~倍速終了まで

2:23:25 投了
2:26:45 インタビュー
2:33:20 感想戦
3:26:05 初手からの解説
4:10:23 勝利者インタビュー
4:23:04 16倍速


藤井聡太三冠-△豊島将之竜王(棋譜中継

19時25分
123手 3四桂打まで、▲藤井聡三冠 の勝ち


https://www.youtube.com/watch?v=GAr0lnpbov0&hd=1


  

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終盤のミスが響いたな・・・


  

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