115手 9二金打まで、▲佐藤天九段 の勝ち
2021.3.27 17:35
将棋の現役最年少タイトルホルダー、藤井聡太棋聖(18)=王位=への挑戦権を懸けた第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント(本戦)の準々決勝、久保利明九段(45)-佐藤天彦九段(33)戦が27日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、佐藤九段が115手で勝ち、ベスト8進出を決めた。
佐藤九段は次戦で、中村太地七段(32)とベスト4を懸けて戦う。
久保九段は兵庫県加古川市出身。淡路仁茂九段門下。平成5年、四段プロデビュー。タイトル獲得は棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。今年度の成績は27勝19敗(勝率5割8分7厘)、通算成績は789勝504敗(同6割1分)。
本棋戦では第78期と第79期で挑戦者決定戦まで勝ち上がった。今期は2次予選から出場し、船江恒平六段(33)と阿部隆九段(53)を破って本戦進出を決めた。
佐藤九段は福岡市出身。中田功八段門下で18年、四段プロデビュー。タイトル戦獲得は名人3期。棋戦優勝は4回。今年度の成績は20勝21敗(同4割8分8厘)、通算成績は383勝206敗(同6割5分)。本棋戦では第82期と第86期で挑戦者決定戦まで勝ち上がった。今期は本戦からの出場で本局が初戦。
2人のこれまでの対戦成績は久保九段4勝、佐藤九段6勝。棋聖戦では第83期と第84期の本戦で対戦し、第83期は佐藤九段、第84期は久保九段がそれぞれ勝った。
振り駒の結果、佐藤九段の先手で午前10時、対局が始まった。
対局は、佐藤九段の居飛車、振り飛車党の久保九段がゴキゲン中飛車で進んだ。中盤に入り、5筋の位を取っている佐藤九段が駒の働きや持ち歩などからリード。佐藤九段はさらに金得や飛車の働きで優位を広げた。その後も佐藤九段が的確は攻めで後手玉を追い込み、午後5時5分、久保九段が投了した。
持ち時間は各4時間。残り時間は佐藤九段1時間55分、久保九段1時間16分。
情報源:第92期ヒューリック杯棋聖戦 佐藤天彦九段、本戦ベスト8入り決める(産経新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
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決勝トーナメント
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— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) March 27, 2021
本日は佐藤(天)九段との棋聖戦でした。
後手番なら本譜のようにゴキゲン中飛車を予定していました。
序盤早々△56歩と突いていくのがやってみたい変化でしたが、上手く対応されてしまい途中からは手も足も出ない展開になりました。
今年度の自身の対局をしっかり見つめ直して来期も頑張ります。— 久保利明 (@toshiaki_kubo) March 27, 2021
棋聖戦久保九段戦。序盤から5筋で激しいやり取りになりましたが、54の歩で抑え込めて指しやすくなりました。以降は相手の側に苦労が多い将棋だったと思います。中盤で優位に立ってからはスムーズに攻め切れることができました。また頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) March 27, 2021
▲佐藤天彦九段 vs △久保利明九段(棋譜DB)
115手 9二金打まで、▲佐藤天九段 の勝ち
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次戦、中村太地七段と対決。
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