渡辺明王将の勝利｜第70期王将戦七番勝負第2局

120手まで、△渡辺明王将が2連勝

2021年1月24日 19:10

＜王将戦第2局＞熱戦を繰り広げる渡辺王将（左）と永瀬王座（撮影・奥　調）

将棋の第70期王将戦7番勝負（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）第2局は23、24両日、大阪府高槻市の山水館で指され、渡辺明王将（36）＝名人、棋王との3冠＝が挑戦者の永瀬拓矢王座（28）を120手で破り、開幕2連勝を飾った。第3局は30、31両日、栃木県大田原市の「ホテル花月」で予定されている。

終盤、大熱戦のシーソーゲームを制した渡辺は「いろんな手があって、かなり読まされる将棋だった」と、まだ緊張感が解けない様子。「来週すぐに（第3局が）あるので、疲れを取って臨みたい」とした。

一方、逆転で手痛い連敗を喫した永瀬は「難しいと思ったんですけど、よくわからないで指していました」と眉間に深いしわを寄せた。次局に向けては、「頑張ります」との一言だった。

終局時間は午後18時40分。消費時間は先手の永瀬が7時間59分、後手の渡辺が7時間32分。

情報源：王将戦第2局　渡辺王将が逆転で永瀬王座を破りシリーズ2連勝（スポニチアネックス） – Yahoo!ニュース（コメント）

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（終局直後の様子）

■勝った渡辺明王将のインタビュー

── 一局の通しての感想は？

渡辺　なんか、いろんな手が流行っていて、かなり読まされる将棋でした。

── 封じ手辺りの印象は？

渡辺　封じ手（57手目）は▲６一桂成だと思っていましたが、そこで△６一同飛か△６一同玉かが難しいので、△６一同玉の変化も際どかったですが、本譜は駒を入れて息長く指そうかなと思いました。

── 形勢に関しては？

渡辺　△７六桂（66手目）がよくなくて、昼食休憩明けの▲８四角（67手目）を見ていなくて、そこは後悔していました。

── 最終盤で負けと思う場面はありましたか？

渡辺　（109手目▲７三成桂に代えて）▲７三歩成なら上がどうなっていたか……。代案がないので仕方がなく指していましたが、読みきれてはいなかったです。

── 勝ちを意識したのは？

渡辺　本譜の進行は最後、詰みだと思ったので、△６四玉と（110手目）立って勝ちになっていると思いました。

── 第３局への意気込みをお願いします。

渡辺　そうですね。来週すぐに第３局があるので、疲れを取って臨みたいと思います。

（永瀬拓矢王座はよい将棋を勝ちきれなかった）

■敗れた永瀬拓矢王座のインタビュー

── 一局を通しての感想は？

永瀬　▲８一飛（71手目）のところは、▲７三歩成と迷っていて、そちらを選ぶべきだったかもしれないです。本譜▲６三と（75手目）の組み立てでは変な感じがしたので。

── 途中は永瀬王座が指しやすい指しやすいのでは、との声もありましたが？

永瀬　難しいとは思ったのですが、よく分からないで指してはいました。

── 控室では「▲７三成桂に代えて▲７三歩成なら」との声がありました。

永瀬　最後の△５五銀（120手目）を少し勘違いしていて、組み合わせをうっかりして、詰まされてしまったという感じです。

── 第３局への意気込みをお願いします。

永瀬　はい、頑張ります。

情報源：王将戦中継ブログ : 終局直後

渡辺明王将に永瀬拓矢王座が挑戦する第70期王将戦七番勝負の第2局が1月23、24日（土、日）に大阪府高槻市の「山水館」で行われ、渡辺王将が120手で永瀬王座を破り、七番勝負の成績を2勝0敗としました。

第3局は1月30、31日（土、日）に栃木県大田原市の「ホテル花月」で行われます。

情報源：渡辺明王将VS永瀬拓矢王座　第70期王将戦七番勝負第2局　渡辺明王将の勝利｜将棋ニュース｜日本将棋連盟

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— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) January 24, 2021

終局後にはすぐに渡辺王将vsスポニチカメラマンの戦いが繰り広げられました。さて、あすはどんな写真が紙面を飾るのでしょうか😆📸

【奥カメラマンの戦績】
広瀬八段露天風呂でニッコリ、ほか
※普段は主に広島カープを担当しています pic.twitter.com/d2TwXKBs7S

— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) January 24, 2021

手数は120手でした。109手目に永瀬王座が７二の成桂を引いた「７三成桂」が痛恨の敗着で、７四の歩を「７三歩成」としておけば自玉に詰みはなく勝ちだったようです。糸谷八段は「形勢が二転三転した将棋だったが、最後は渡辺王将の冷静さが光りました」と総括しました。 pic.twitter.com/ZyNDjqXqEg

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 24, 2021

永瀬王座は「（71手目の）８一飛のところは７三歩成とかなり迷ったが、そちらを選ぶべきだったかも。最後は少し勘違いして、（指し手の）組み合わせをうっかりして詰まされた。第３局もがんばります」と話しました。

— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 24, 2021

村）王将戦第２局は渡辺明王将＝名人、棋王＝が挑戦者の永瀬拓矢王座を破り、２勝０敗としました。ギリギリの終盤でしたが、最後は渡辺王将が永瀬王座の玉をきっちり詰ましあげました。第３局は３０、３１日に栃木県大田原市で指されます（写真は日本将棋連盟提供）。 pic.twitter.com/DcJZXsKm17

— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 24, 2021

#渡辺明王将が勝利

【第70期 #王将戦七番勝負第2局】

○渡辺明王将 VS ●永瀬拓矢王座

第70期王将戦七番勝負の第2局が1月23、24日（土、日）に大阪府高槻市の「山水館」で行われ、渡辺王将が120手で永瀬王座を破り、七番勝負の成績を2勝0敗としました。https://t.co/6syi6cP3YX

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