糸谷哲郎八段が逆転で2勝目 羽生善治九段は痛い2敗目で挑戦権争いから一歩後退/将棋・順位戦A級

糸谷哲郎八段が逆転で2勝目 羽生善治九段は痛い2敗目で挑戦権争いから一歩後退/将棋・順位戦A級 | ABEMA TIMES

140手 3三桂打まで、△糸谷八段 の勝ち


2020.09.02 23:37

将棋の順位戦A級3回戦が9月2日に行われ、糸谷哲郎八段(31)が羽生善治九段(49)に140手で勝利した。糸谷八段は今期のA級で2勝1敗に、敗れた羽生九段は1勝2敗となった。

横歩取りから始まった対局は、時間をかけて指し進めた羽生九段が中盤、終盤とリードを奪ったかに見えたが、最終盤で読み違えがあったのか、一手を境に形勢が互角に。その後、持ち時間がなくなった羽生九段に対し、早指しで時間を蓄えていた糸谷八段が最善手を連発。そのままミスなく指し進めて逆転すると、最後は即詰みに討ち取った。

現在のタイトル保持者は先月、初の名人となった渡辺明名人(棋王、王将、36)。2回戦終了時点で佐藤天彦九段(32)、斎藤慎太郎八段(27)が2連勝しており、挑戦権争いをリードしているが、糸谷八段はこの2人に食らいつく形となった。一方の羽生九段は、黒星が先行したことで挑戦権争いからは一歩後退。残留争いにも巻き込まれる危険が出てきた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2020年9月3日 9時49分

第79期名人戦・A級順位戦3回戦で羽生善治九段に勝った糸谷哲郎八段=2020年9月2日午後、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
第79期名人戦・A級順位戦3回戦で羽生善治九段に勝った糸谷哲郎八段=2020年9月2日午後、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)での渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=への挑戦権を、トップ棋士10人で争う第79期将棋名人戦・A級順位戦の3回戦のうち羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(49)―糸谷(いとだに)哲郎(てつろう)八段(31)戦が2日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。

後手番の糸谷八段が140手で勝ち、今期A級での成績を2勝1敗とした。敗れた羽生九段は1勝2敗となった。終局は2日午後11時28分だった。(佐藤圭司)

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情報源:糸谷哲郎八段が2勝目 将棋名人戦・A級順位戦:朝日新聞デジタル


2020.09.03

糸谷八段は成績を2勝1敗とし、白星を先行させる。敗れた羽生九段は1勝2敗に

第79期順位戦A級(主催:毎日新聞社・朝日新聞社)の3回戦、▲羽生善治九段-△糸谷哲郎八段戦が9月2日に関西将棋会館で行われました。今期1勝1敗同士の対決となった本局は、140手で糸谷八段が勝利。白星を先行させました。

後手番の糸谷八段の戦型選択は横歩取りでした。糸谷八段といえば一手損角換わりのエキスパートですが、A級順位戦という舞台での横歩取り採用です。周到な準備がうかがえます。

羽生九段は自身が敗れた前例をなぞる形で指し手を進めていきます。その対局で勝った側を持って指している糸谷八段は手を変えることはしません。羽生九段が前例を離れる一着を放ったのは実に43手目のことでした。

そこからは駒が乱舞する激しい戦いに。角交換、桂交換が行われ、糸谷八段は桂を犠牲に飛車を成り込みます。一方の羽生九段もと金を作って反撃。飛車を取られる間に銀香を入手し、糸谷玉を中段四段目に引きずり出しました。

自らの歩の上に腰掛けた糸谷玉。すぐにでも寄ってしまいそうな不安定な形ですが、ここからが糸谷八段の真骨頂。糸谷玉の生命力の強さは広く知られるところで、これまでも絶体絶命に見える局面から何度も逆転を収めてきました。本局も5四に鎮座した玉が不思議と寄りません。それどころか、この玉を軸に、△4四歩~△4五歩~△4六歩~△4七歩成として羽生玉の玉頭を攻めていったのです。

1時間以上持ち時間を残しているにも関わらず、ほぼ時間を使わずバシバシ指し進める糸谷八段。残り時間がほとんどない羽生九段は、次第に糸谷八段の怪力に押されるようになります。形勢は羽生良しだったのが、互角、そして糸谷良しになっていき、ついに129手目の△4五桂で糸谷八段が勝勢となりました。自玉の逃げ道を広げ、羽生玉に王手をかける一石二鳥の一手です。自玉に受けのなくなった羽生九段は糸谷玉に詰めろをかけましたが、糸谷八段は2分の考慮で羽生玉を即詰みに打ち取りました。

大きな逆転勝ちを収めた糸谷八段は、これで成績を2勝1敗とし、白星先行です。一方の羽生九段は1勝2敗の負け越しとなりました。

これまでは圧倒的な終盤力で勝ち星を積み重ねてきた羽生九段。そのあまりにも鮮やかな終盤は「羽生マジック」とも呼ばれました。ところが最近は、本局のような逆転負けも見られるようになりました。タイトル獲得100期を望むファンも多く、復調を期待したいところです。

剛腕の持ち主糸谷八段
剛腕の持ち主糸谷八段

情報源:怪力の持ち主糸谷哲郎八段が羽生善治九段に逆転勝ち 第79期順位戦A級(マイナビニュース) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:怪力の持ち主糸谷哲郎八段が羽生善治九段に逆転勝ち 第79期順位戦A級|将棋情報局


第79期順位戦A級で、羽生善治九段VS糸谷哲郎八段の対局が9月2日(水)に行われ、
糸谷八段が140手で羽生九段に勝ち、2勝1敗としました。
敗れた羽生九段は1勝2敗です。

◆第79期A級順位戦 対戦表

情報源:糸谷哲郎八段が羽生善治九段に勝ち、2勝1敗に 第79期A級順位戦|棋戦トピックス|日本将棋連盟



羽生善治九段 vs △糸谷哲郎八段(棋譜DB

140手 3三桂打まで、△糸谷八段 の勝ち



 



途中までは優勢だったのになぁ、終盤にポカが出て逆転負けってのが増えてるな。こうしてみるとやっぱり、AI導入で流行り廃りの流動が激しい現代と比べるのは違うだろうけど、大山十五世名人やひふみんってすごかったんだな。