久保九段、好調の要因は「自粛期間中の研究」 大石七段破り1組決勝進出 王将戦2次予選

117手 2一歩成まで、▲久保九段 の勝ち


2020年8月14日 20:05

将棋の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)2次予選が14日、大阪・関西将棋会館で指され、久保利明九段(44)が117手で大石直嗣七段(30)に勝利し、1組決勝に進出した。

王将4期の久保が今期初戦で好発進を遂げた。関西所属同士、ともにマラソン大会に出場するなど「好青年」と評し、気心が知れた大石との一戦を「お互い一番激しい展開に飛び込んでいったような将棋だった。ずっと難しかったんですけど、(97手目)▲3四桂あたりから優勢になったのかなと思いました」と振り返った。

3日には、王座戦(9月3日開幕)への挑戦を決めるなど好成績をキープしている。「自粛期間中、使える戦型の精査だったり終盤の強化だったり、時間があったのでかなり研究をしていました。昔の先生方の将棋や自分の過去の将棋を並べてみて、ひらめいた手の研究をしていました。もちろん徒労に終わることもあります。でもその期間中のストックが大きいです。ありがたい時間だったと思います」と好調の要因を明かした。

20日には、王将リーグ復帰を掛けた1組決勝が待ち受ける。相手は王座戦の舞台でも戦う永瀬拓矢二冠だ。「いっぱい当たりますね(笑い)」と苦笑いを浮かべたが、「リーグ入りの一番なので入れるようにしっかり準備したいと思います」とすぐに表情を引き締めていた。

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1組

情報源:第70期王将戦二次予選



久保利明九段 vs △大石直嗣七段(棋譜DB

117手 2一歩成まで、▲久保九段 の勝ち



 



まぁ、順当な結果かな・・・