2020/2/25 18:48 (JST)2/25 18:59 (JST)updated
将棋のプロ棋士を目指していたアマチュア強豪、折田翔吾さん(30)=大阪市、将棋講師=は25日、東京都渋谷区の将棋会館で棋士編入試験5番勝負の第4局に臨み、本田奎五段(22)を破り、対戦成績3勝1敗で合格した。4月1日付でプロ棋士の四段になる。
現行の試験は2006年に制度化され、14年に今泉健司四段(46)が受けてプロ棋士となった。試験は新人棋士5人と対戦して3勝すれば合格で、折田さんは2人目の受験者だった。
折田さんはプロ棋士養成機関「奨励会」の元三段で、年齢制限により退会。現在は将棋ユーチューバーとしても活躍している。
情報源:将棋、折田アマが棋士試験に合格 4月1日付でプロ四段に(共同通信) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:将棋、折田アマが棋士試験に合格 4月1日付でプロ四段に | 共同通信
2020年2月25日 22時57分(最終更新 2月25日 23時11分)
東京都渋谷区の将棋会館で25日に行われた棋士編入試験五番勝負第4局に勝ち、プロ入りを決めた将棋ユーチューバーの折田翔吾さん(30)。終局後の記者会見では、プロ棋士になる夢を果たした心境を「手術台のベッドの上で薬を投与されて夢を見させられているような、信じられない気持ちです」とユニークな表現で語った。
第4局の試験官となったのは、棋王戦で渡辺明棋王(35)に挑戦し、1勝1敗と五分の星を挙げている若手実力者の本田奎五段(22)。本田五段が投了した瞬間については「棋士になれるのは不思議な感覚。なかなか(勝負を)決められずに、逆転負けしてもおかしくないと思っていました」と振り返った。
2016年にプロ養成機関の奨励会を年齢制限で退会した。夢破れ、将棋を離れてしまう人も少なくないが、折田さんを将棋とつなぎとめたのは動画投稿サイト「ユーチューブ」だった。将棋の動画投稿を始めたのは単なる思いつきだったが、自ら「アゲアゲ」と名乗って盛り上げを狙った動画は予想以上の反響を呼び、視聴数に応じて得られる収入で生計も立った。
そして視聴者から寄せられる応援や激励のメッセージが、将棋を続ける大きな力にもなった。試験に合格した要因を聞かれると、「奨励会時代は孤独に戦っていたイメージ。それと比べて今は、視聴者に応援してもらっていてモチベーションが大きい。応援してくれた人がいなければ今ここにいない。感謝に尽きます」と感謝の言葉を何度も口にした。
目指す棋士像は「今日でアゲアゲ第1章が終わり、第2章、第3章と続くようなストーリー性のある棋士」。4月からプロ生活が始まるが、「大きな舞台に出たい気持ちがありますが、動画などを通して目立ち、自分らしさ、特色を出していければいい」と前を見据えた。【丸山進】
情報源:「アゲアゲ」折田さん、プロ棋士に…「手術台のベッドで夢を見させられているような気持ち」 – 毎日新聞
2020/2/25 18:59
将棋のプロ棋士を目指していたアマチュア強豪、折田翔吾さん(30)=大阪市、将棋講師=は25日、東京都渋谷区の将棋会館で棋士編入試験5番勝負の第4局に臨み、本田奎五段(22)を破り、対戦成績3勝1敗で合格した。4月1日付でプロ棋士の四段になる。
現行の試験は2006年に制度化され、14年に今泉健司四段(46)が受けてプロ棋士となった。試験は新人棋士5人と対戦して3勝すれば合格で、折田さんは2人目の受験者だった。
折田さんはプロ棋士養成機関「奨励会」の元三段で、年齢制限により退会。現在は将棋ユーチューバーとしても活躍している。昨年8月にアマ枠で出場したプロ公式戦で、規定を満たす10勝2敗の成績を挙げ、受験資格を得ていた。
プロ棋士になるには奨励会を卒業するか、編入試験を突破しなければならない。サラリーマンから転身した瀬川晶司六段(49)は制度化前、特例の試験に合格した。〔共同〕
情報源:将棋の折田アマ、プロ四段に 棋士試験に合格:日本経済新聞