2019年12月27日 11時36分
ポスティングシステムでの米大リーグ移籍を目指していた菊池涼介内野手(29)が27日、マツダスタジアムで会見を開き、来季も広島に残留すると表明した。複数年契約となる。ポスティングを容認してくれた球団に感謝すると共に、改めて来季のV奪回を宣言した。以下は一問一答。
-菊池選手報告を
「お久しぶりでございます。ポスティングを認めてもらって、設定してから約3週間ちょっと残りわずかな時間となりましたが、本日、カープ球団と残留の交渉をいたしまして、残留することを決めました。ファンの皆さま、また来年からよろしくお願いします」
-今回の経緯は
「本当に自分の夢を実現しようと動いてくれたカープ球団の方には、わがままなお願いごとをしてきましたし、それを聞いてくれて、こういうふうに挑戦するところまで来られた事実は球団の方にはすごく感謝しています。その中でFA市場の動きが遅いこともあり、この状況が続くのであればやはり僕の思いをくんで、快く出してくれたカープ球団に早く伝えた方がいいなという決断に到りました」
-カープへの思いがあった
「その他にもいっぱいありますし、悔しい思いして終わったというシーズンもあるんですけど。それを柔軟にしっかり受け止めてこういうふうに僕と交渉してくれた温かい球団でありますので、その人たちとまた来年一緒に頑張っていきたいとずっと思っていましたんで、本当に感謝しかないです。モヤモヤすることもなく、すっきりして今ここにいます」
-昨オフにポスティングを直訴した中で葛藤は
「まあ普段とは違うオフということで、本当に悩み、考え、色んな人からもお話だったり、意見だったり、代理人とのミーティングだったり、今までにないオフを過ごして来て、改めてそこでチャレンジさせてもらっているんだなという実感もありながら、過ごして来ました。やはりどこかまた赤いユニホームでやりたい気持ちもその中にあったのが本音です」
-かなり悩んだか
「そうですね。本当に悩みました」
-球団にはいつ伝えたか
「まあそんなに詳しくは言えないんですけど、まだ一応、交渉の日にちはわずか残っていますけど、まあ動きがそんなに活発ではないというのがずっと感じていましたし、このままいくんであれば、早く残留をという気持ちでした」
-球団の反応は
「『素直に喜んでいいのか、どういうふうに反応していいのか分からないんだけど、本音としてはありがとう』という言葉をもらいました」
-カープファンも動向を気にしていた
「本当にお騒がせしておりましたけど、本日をもって契約を済ませたので、来年も赤いユニホームを着て、そしてファンの皆様の前でプレーできることをうれしく思っていますし、より一層、やらなきゃいけない立場にもなりますので、また違った僕で挑戦しなきゃいけないこともありますので、新しい僕を期待してもらいたいと思います」
-佐々岡新監督を迎えての2020年シーズンになる
「まだそんなに詳しい話を監督とはしていませんので、どういう働きかけが一番いいのかなと迷っているところも正直、あります。先ほど(松田)オーナとお話した時には色んなご注文がありましたので、それも含めて監督としっかり話を詰めて、どういうふうな方針でどういうふうに働きかければいいか、それを実行できればいいかなと思っています。(今オフは)ゆっくりする時間が多くて、幸せな時間、あの3年間は幸せな時間を過ごしていたんだなと改めて思い知らされたというか、現実に戻って、またイチからやり直さなければいけない気持ちになりました。また新たな気持ちで挑戦者として戦い抜いていけたらと思います」
情報源:【広島】残留表明の菊池の一問一答「赤いユニホームでやりたい気持ちも本音」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【広島】残留表明の菊池の一問一答「赤いユニホームでやりたい気持ちも本音」 : スポーツ報知