都成竜馬六段(右)と共に会見に臨んだ藤井聡太七段

「タイトルの集約が進んだ1年。自分も実力高めて活躍を」藤井聡太七段が2019年を回顧

ほぉ・・・


2019年12月8日 20時51分

都成竜馬六段(右)と共に会見に臨んだ藤井聡太七段
都成竜馬六段(右)と共に会見に臨んだ藤井聡太七段

将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が8日、名古屋市内で開催された「将棋プレミアムフェスin名古屋2019」に出席。終了後、棋界随一の二枚目棋士として知られる都成竜馬六段(29)と会見に臨んだ。

―今年を振り返って

藤井聡太七段(以下、藤)「今年は王将リーグなど、トップ棋士の方と多く対戦することができて、自分の現状の課題を知ることができた1年だったかなあと思いますし、そうした反省を来年につなげていけたらと思います」

都成竜馬六段(以下、都)「思うように勝てなかった部分もあって、(通算)勝率は落ちてしまったんですけど、昇段できたり良いこともありました。新しいこともあり、環境も変わったりと、充実した1年でした」

―藤井七段は課題という部分で持ち時間の使い方を挙げていた。具体的には。

藤「今年の竜王戦と王将戦で敗れた対局を振り返ると、こちらが中盤で時間を多く使って、その結果で形勢を損ねてしまっている場面が多くあったので、そのあたりは改善していきたいなと思っています」

―藤井七段が1分間で7手詰の詰将棋を17問解いたり、今日のイベントではプロの技術を見せつけた。詰将棋の極意とは。

藤「特に短い手数の詰将棋では詰み形のパターンを多く知っていることが速く解けることにつながると思います」

都「藤井さんの言う通りで、ある程度、形が決まっている時、こういう手順だろうな、と予想を立てることです。短い手数ならば、まとまりのある手順になるはずなので」

―「今年の漢字」は。昨年の藤井七段は「進」としましたが。

藤「(約1分の小考の後に)研究の『研』で。トップ棋士の方と多く対戦する中、自分の中の考えが深まる1年だったので」

都「『挑』です。新しいこと、いろんなことに挑戦した1年だったかなと思いますので」

―7日に豊島将之竜王・名人が誕生し、今年のタイトル戦が全て終わりました。8大タイトルを8人で分け合った昨年から一転、防衛1、奪取7という激動の1年だった。現状をどう見ているか。いかに2020年を戦うか。

藤「全体としてタイトルの集約が進んだ1年だったかなと思います。特に複数冠を保持されている渡辺(明)3冠、豊島竜王・名人、永瀬(拓矢)2冠を中心にしばらくいくのかなと思いますが、自分も実力を高めて活躍していけたらと思います」

都「タイトルの入れ替わりが激しいという意味で、(実力が)拮抗しているところもあると思うんですけど、現タイトルホルダーの方たちが抜け出しているのが現状だと思います。でそこに藤井さんや次のグループが入っていく。自分の立場で言うと、そこには全くかすりもしていないポジションです。でも、チャンスは増えている時代だと思うので、実力を高めてチャンスを狙っていきたいと思います」

―豊島竜王・名人誕生の印象と今後いかに戦うかについて。

藤「豊島竜王・名人は以前から序中盤の手厚い将棋でしたけど、今期の竜王戦は終盤の指し回しが鋭かった印象がありまして、とても充実しているなと感じます。自分自身、豊島名人との公式戦では結果を残せていません(未勝利)ので、実力を付けて互角に渡り合えるように頑張りたいと思っています」

都「豊島竜王・名人は同世代(同じ29歳)でもあるんですけど、常に遙か先を行っておられる方で、ずっと目標にしています。最近は苦しい将棋でも決め手を与えないような指し回しが印象的で、竜王戦も逆転勝ちが多かったと思います。以前以上に力強く、充実した将棋を指されている。対戦する機会が少ないので、まずは対戦するところまで勝ち上がっていきたいです」

―来年は五輪イヤーになるが…。

藤「新国立競技場が将棋会館のある街、千駄ヶ谷にできて、五輪の開会式なども行われるので、千駄ヶ谷の街全体として盛り上がってくれればいいなと思っています」

都「あまりスポーツを観たり、ということをしていなかったので、五輪を機に新たな趣味を増やしていきたいです」

情報源:「タイトルの集約が進んだ1年。自分も実力高めて活躍を」藤井聡太七段が2019年を回顧(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:「タイトルの集約が進んだ1年。自分も実力高めて活躍を」藤井聡太七段が2019年を回顧 : スポーツ報知


2019年12月8日 21:32

「将棋プレミアムフェスin名古屋2019」に出演した(左から)杉本昌隆八段、藤井聡太七段、都成竜馬六段、谷口由紀女流二段、中澤沙耶女流初段、竹内貴浩指導棋士四段
「将棋プレミアムフェスin名古屋2019」に出演した(左から)杉本昌隆八段、藤井聡太七段、都成竜馬六段、谷口由紀女流二段、中澤沙耶女流初段、竹内貴浩指導棋士四段

将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が8日、名古屋市で将棋イベント「将棋プレミアムフェスin名古屋2019」に都成竜馬六段(29)らと出演し、出演後の取材に今年の漢字として「研」を挙げた。「研究の研です。トップ棋士と対戦する中で自分の中での考えが深まるところが多かった」と意図を明かした。

印象的な出来事では史上最年少挑戦記録を逃した第69期大阪王将杯王将戦7番勝負の挑戦者決定リーグを挙げた。11月19日の一斉対局で広瀬章人八段(32)に敗れ、あと一歩で挑戦権を逸したが収穫もあった。4勝2敗の戦いを通じ「現状の課題を知った。その課題を来年に生かせれば」と語り、その一つに序盤、中盤で比較的消費しがちな持ち時間の使い方に言及した。

その広瀬は7日決着した第32期竜王戦7番勝負で豊島将之名人(29)に対戦成績1勝4敗で敗れ、豊島が史上4人目の竜王、名人のビッグタイトル同時保持を果たした。

竜王、名人の2冠はこれまで羽生善治九段(49)、谷川浩司九段(57)、森内俊之九段(49)が達成したのみ。その豊島とは、同じ関西本部に所属するだけに「これまで公式戦では結果を残せていない。実力を付けて互角に渡り合えるようになりたい」。藤井は豊島に過去0勝4敗。豊島戦初白星も2020年の課題になる。

愛知県瀬戸市出身の藤井は3年連続の地元の祭典で人生初の開会宣言を務めた。「1人で壇上で話すのは初めて。過去最大級で緊張した」と苦笑い。「詰将棋バトル!」では江戸時代の名人・九代大橋宗桂作の詰将棋集「将棋舞玉」第8番の41手詰めを約30秒で解き、「手順が分かりやすい作品で良かったです」と事もなげに答え、700人が集った会場に驚きの声が広がった。

情報源:藤井聡太七段 今年の漢字は「研」 トップ棋士と対戦し「自分の中での考えが深まるところが多かった」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太七段 今年の漢字は「研」 トップ棋士と対戦し「自分の中での考えが深まるところが多かった」― スポニチ Sponichi Annex 芸能



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