里見・西山「八番勝負」佳境へ 将棋、女流王将戦・女流王座戦:朝日新聞デジタル

西山女王が牙城を崩すか、里見女流六冠が防衛するか。


2019年10月28日16時30分

里見香奈女流六冠
里見香奈女流六冠

里見香奈女流六冠(27)と西山朋佳女王(24)が、二つの女流タイトル戦で火花を散らしている。第41期女流王将戦三番勝負(囲碁・将棋チャンネル主催)はここまで1勝1敗のタイで、第9期リコー杯女流王座戦五番勝負も30日に開幕する。「八番勝負」は佳境を迎える。

23日に東京・将棋会館で指された女流王将戦第2局は、挑戦者の西山の三間飛車に里見が珍しく居飛車で対抗し、勝利を収めた。里見は「指してみたい戦型だった。しっかり準備して第3局に臨みたい」、西山は「一方的になってしまった。悔いの残らないように第3局の当日を迎えたい」と話した。

西山朋佳女王
西山朋佳女王

両者は今年、マイナビ女子オープン五番勝負でも対戦し、西山が3勝1敗で女王のタイトルを防衛した。女流王将戦と女流王座戦は、タイトル保持者の里見に西山が挑む構図だ。2人は30日に高知市での女流王座戦第1局を戦った後、11月1日に東京で女流王将戦第3局に臨む。

一方、里見は今月16日、マイナビ女子オープンの本戦1回戦で伊藤沙恵女流三段(26)に敗れた。里見が来年度に女流全7タイトルを独占する可能性はなくなった。

情報源:里見・西山「八番勝負」佳境へ 将棋、女流王将戦・女流王座戦:朝日新聞デジタル





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