谷川浩司九段(右)を下し、感想戦を行う藤井聡太七段

藤井聡太七段が谷川浩司九段を破り挑戦者決定リーグ入りを決める 第69期大阪王将杯王将戦二次予選

57手 7四馬まで、▲藤井七段 の勝ち、挑戦者決定リーグ入り決定


第69期大阪王将杯王将戦二次予選で、谷川浩司九段VS藤井聡太七段の対局が9月1日に行われ、藤井七段が57手で谷川九段を破り、初の挑戦者決定リーグ入りを決めました。

藤井七段は第67期より本棋戦に参加、本棋戦の通算成績は12勝2敗(0.867)です。

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2019年9月1日 16時00分(最終更新 9月1日 16時20分)

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)は1日、大阪市福島区の関西将棋会館で指した第69期大阪王将杯王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪王将特別協賛)の2次予選決勝で谷川浩司九段(57)に57手で勝ち、初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。リーグには7人の棋士が参加。総当たりで渡辺明王将(35)への挑戦権を争う。

タイトル戦挑戦の最年少記録は屋敷伸之九段(47)が四段時代に棋聖戦に挑戦した17歳10カ月。王将戦七番勝負は来年1月開幕予定で、現在17歳1カ月の藤井七段が挑戦権を獲得すれば大幅な記録更新となる。【新土居仁昌】

情報源:藤井七段、谷川九段破り初の王将戦リーグ入り 最年少挑戦者めざす – 毎日新聞


2019年9月1日 15:49

将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の2次予選3組決勝で谷川浩司九段(57)に57手で勝ち、自身初の挑戦者決定リーグ戦進出を決めた。
藤井と谷川はこれが公式戦初対戦で、2人は中学2年でプロ棋士になったという共通点を持つ。藤井はタイトル獲得通算27期を誇り、“高速の寄せ”で知られる谷川の将棋に幼少期から憧れを抱いていた。

藤井は9月末に開幕予定の挑戦者決定リーグに出場し、タイトル保持者の渡辺明3冠(35)=棋王・棋聖も保持=への挑戦権を他の6棋士と争う。同リーグを勝ち抜けば、例年1月に始まるタイトルをかけた7番勝負に挑む。その場合、2002年7月19日生まれの藤井は、屋敷伸之九段が持つ最年少タイトル挑戦記録(17歳10カ月)を大幅に更新することになる。

情報源:藤井七段 憧れ、谷川九段との公式戦初対戦で勝利 王将戦挑戦者決定リーグ戦進出(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井七段 憧れ、谷川九段との公式戦初対戦で勝利 王将戦挑戦者決定リーグ戦進出― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2019年9月1日 16時5分

谷川浩司九段(右)を下し、感想戦を行う藤井聡太七段
谷川浩司九段(右)を下し、感想戦を行う藤井聡太七段

将棋の史上最年少棋士・藤井聡太七段(17)が1日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第69期大阪王将杯王将戦2次予選決勝で後手の谷川浩司九段(57)を57手で下して、王将戦初の挑戦者決定リーグ戦入りを決めた。

藤井が「憧れ」と尊敬する史上最年少名人(21歳)のレジェンド・谷川九段とは初手合い。感想戦では「今回初めて対局できたことはよかったかなと思います。子供のころに『光速の寄せ』に憧れていた部分があったので、対戦が実現してうれしかったです」と勝利とともに喜びに浸った。

藤井は、ほかの6棋士と渡辺明王将(35)=棋王・棋聖=への挑戦権をかけて総当たりを行う。「全力を尽くして戦いたいと思います。楽しみですし、思いっきりぶつかりたい」と藤井。勝ち抜けば、例年1月の7番勝負第1局時は17歳5か月。屋敷伸之九段(47)が1989年度の棋聖戦に挑んだ17歳10か月を更新し、最年少のタイトル挑戦となる。他のタイトルでは、1次予選を勝ち抜いた棋聖戦の日程次第で、ぎりぎり新記録の可能性が残されている。

一方、敗れた谷川は、加藤一二三九段(79)と並ぶ公式戦通算1324勝でまたも足踏み。歴代単独3位浮上はお預けとなった。「作戦負けになりそうなので、無理気味に動いたが、難しくなり、読みが混乱して大悪手を指してしまった」と振り返り、「藤井さんは非常に落ち着いて指されていたが、それより私の内容が悪すぎた。楽しみにされていたファンには申し訳ない内容になった」と肩を落とした。

情報源:藤井聡太七段が憧れの谷川浩司九段を下して初の王将戦挑戦者決定リーグ戦入り(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太七段が憧れの谷川浩司九段を下して初の王将戦挑戦者決定リーグ戦入り : スポーツ報知


2019年9月1日16時30分

谷川浩司九段(右)と感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)
谷川浩司九段(右)と感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)

史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期王将戦2次予選決勝で谷川浩司九段(57)を57手で破り、初の挑戦者決定リーグ入りした。最年少での初のタイトル獲得へ、前進した。

◇   ◇   ◇

初タイトルへ、また1つの大きな山を越えた。21歳と史上最年少で名人を獲得した谷川は、タイトル通算獲得27期のレジェンド。中学2年でプロ入りした「天才棋士」同士の対局だった。激しい攻め合いの末、最後は藤井が投了に追い込んだ。

対局後、藤井は「激しい展開だった。積極的に指すことができた」と振り返り、「初めて谷川先生と対局することができてよかった。子どものころ、谷川先生の鋭い『高速の寄せ』にあこがれていました」と話した。

王将戦の挑戦者決定リーグは、シードの4棋士、2次予選を突破した3棋士、計7棋士の総当たり。確定している顔触れは、久保利明前王将(44)、豊島将之名人(29)、元竜王の糸谷哲郎八段(30)、広瀬章人竜王(32)。2次予選の他の2枠の決勝カードは、三浦弘行九段(45)対佐藤天彦九段(31)、羽生善治九段(48)対郷田真隆九段(48)。藤井以外は全員が、現役タイトル保持者か、獲得経験者。渡辺明王将(棋王・棋聖=35)への挑戦権獲得には大きな壁が立ちはだかる。

「トップ棋士の方と戦えるのは非常に楽しみです」と意気込んだ。タイトル戦出場の最年少記録を持つのが屋敷伸之九段(47)で、挑戦は17歳10カ月、獲得は18歳6カ月。藤井が挑戦者決定リーグを勝ち抜けば、屋敷が持つ最年少タイトル挑戦記録を大幅に更新することになる。

情報源:藤井七段がレジェンド谷川九段に勝利「憧れていた」(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井七段がレジェンド谷川九段に勝利「憧れていた」 – 社会 : 日刊スポーツ


2019年9月1日17時48分

対局を振り返る藤井聡太七段(左)と谷川浩司九段=2019年9月1日午後、大阪市福島区、柴田悠貴撮影
対局を振り返る藤井聡太七段(左)と谷川浩司九段=2019年9月1日午後、大阪市福島区、柴田悠貴撮影

将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が1日、「第69期大阪王将杯王将戦」(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の2次予選の決勝で、永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)に57手で勝ち、挑戦者決定リーグ戦(王将リーグ)入りを決めた。藤井七段は渡辺明王将(35)=棋王、棋聖と合わせて三冠=への挑戦権をかけて7人の棋士が総当たりで争う王将リーグで、史上最年少のタイトル挑戦を目指す。

大阪市福島区の関西将棋会館で対局。午前10時に始まり、午後3時28分に終局した。終局後、藤井七段は初の王将リーグに向けて「非常に楽しみですし、思いっきり、ぶつかっていけたら」と語った。谷川九段は「いろいろ考えているうちに読みも混乱して、大悪手を指してしまいました」「今日(の将棋)は私の内容が悪すぎました。せっかく(本局を)楽しみにしてくれたファンの方に申し訳ない内容になってしまいました」などと振り返った。

将棋界のタイトル挑戦の最年少記録は屋敷伸之九段(47)の17歳10カ月、タイトル獲得の最年少記録は屋敷九段の18歳6カ月。7月19日に17歳の誕生日を迎えたばかりの藤井七段が記録を更新できるかどうか、注目される。

一方、通算1324勝の谷川九段は、本局に勝てば通算勝利数歴代単独3位達成だったが、次の対局以降に持ち越しとなった。

藤井七段と谷川九段の公式戦初対局で、中学在学中にプロになった棋士同士の対戦としても注目された。終局後、藤井七段は谷川九段の印象を問われ、「『光速の寄せ』と言われるように、非常に鋭い終盤が持ち味で、あこがれていました。プロになって初めて公式戦での対戦が実現したのは、とてもうれしかったです」と話した。谷川九段は、藤井七段の印象を質問され、「とても落ち着いて指されていました」などと話した。

王将戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。全棋士が参加して、1次予選と2次予選はトーナメントで行われる。2次予選を突破した棋士3人にシード棋士4人が加わり、挑戦者決定リーグ戦で争う。シード棋士は前「王将」の久保利明九段(44)、糸谷(いとだに)哲郎八段(30)、広瀬章人(あきひと)竜王(32)、豊島(とよしま)将之(まさゆき)名人(29)=王位と合わせて二冠。2次予選の決勝3局のうち、本局以外の2局は「羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(48)対郷田真隆九段(48)」「佐藤天彦(あまひこ)九段(31)対三浦弘行九段(45)」の組み合わせとなっている。王将リーグの優勝者は、来年1~3月に予定される七番勝負で渡辺王将に挑戦する。(佐藤圭司)

情報源:藤井七段、王将リーグ入り決める 谷川九段が「大悪手」(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井七段、王将リーグ入り決める 谷川九段が「大悪手」:朝日新聞デジタル


2019年9月1日 18時37分(最終更新 9月1日 19時13分)

将棋の現役最年少棋士、藤井聡太七段(17)が、1日の第69期大阪王将杯王将戦であこがれの大棋士を倒し、初の挑戦者決定リーグ入りを決めた。負ければおしまいのトーナメントとは違う挑戦者への道。最年少タイトルホルダーを目指し、強豪ぞろいの相手にどんな戦いを見せるか、注目が集まる。

関西将棋会館(大阪市福島区)であった谷川浩司九段(57)との2次予選決勝。振り駒でと金が5枚出て、藤井の先手で相居飛車の戦いになった。中盤、谷川から戦端を開いたが、攻め合いのさなかで谷川に大きな失着が出て、57手の短手数で投了となった。

終局後、藤井七段は「子どものころは谷川先生の『光速の寄せ』にあこがれていたので対戦できてとてもうれ…

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情報源:藤井七段に「次は王将挑戦者、初タイトルだ」の高まる期待 ただ相手は名人ら強豪ぞろい – 毎日新聞


2019年9月1日19時1分

感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)
感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)

史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期王将戦2次予選決勝で、永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)を57手で破り、初めて挑戦者決定リーグ戦に進出した。

今月下旬以降に始まるリーグ戦は7人の棋士が参加する総当たり。高校生プロが最年少での初のタイトル獲得へ、前進した。

◇   ◇   ◇

あこがれの棋士との初めての真剣勝負。対等の立場で盤を挟めたことがうれしかった。藤井がレジェンド・谷川を相手に積極的に踏み込み、落ち着いた指し回しで完勝した。

対局後、「激しい展開だった」と振り返った藤井は「初めて谷川先生と対局することができてよかった。子どものころ、谷川先生の鋭い『光速の寄せ』にあこがれていました」。谷川の終盤の強さは「光速流」と呼ばれ、藤井の強さの1つに終盤力がある。

語り草になっているエピソードがある。藤井が小学2年のとき、名古屋市内で行われた将棋イベントで谷川に駒を2枚減らしてもらうハンディ付き(2枚落ち)で指導対局を受けた。対局の終了時間が迫り、形勢不利になった藤井少年は、谷川から「引き分けにしようか」と提案された瞬間、将棋盤に覆いかぶさって泣きだした。

あれから9年。谷川と同じ中学2年でプロ入りした「天才中学生」は、デビュー29連勝など数々の記録を作り、この日の舞台に登場した。ただ、プロになり、負けも、連敗も経験した。谷川は「藤井さんは非常に落ち着いて指されていた。それより私の内容が悪すぎた」と反省しながらも、あの日の少年が成長した姿を見た。

藤井が初めて進出を決めた挑戦者決定リーグ戦は、今月下旬以降にスタートする予定。棋士7人の総当たりで、優勝者が渡辺明王将(35)への挑戦者となる。藤井は豊島将之2冠(29)、広瀬章人竜王(32)らトップ棋士とタイトル初挑戦を懸けて戦う。タイトル戦で、年内に挑戦者になる可能性があるのは王将戦のみとなっている。この日、王将戦で敗退していれば、年度内のタイトル獲得は消滅していた。

「(王将戦リーグ入りで)トップ棋士の方と多く対戦できるのは楽しみで、思い切りぶつかっていきたい」。タイトル戦出場の最年少記録を持つのが屋敷伸之九段(47)で、挑戦は17歳10カ月、獲得は18歳6カ月。リーグ戦を勝ち抜けば、屋敷が持つ最年少タイトル挑戦記録を大幅に更新する。高校生プロが史上最年少のタイトル挑戦を目指す。【松浦隆司】

◆王将戦挑戦者決定リーグ シードの4棋士、2次予選を突破した3棋士、計7棋士の総当たり。確定している顔触れは、久保利明前王将(44)、豊島将之名人(29)、元竜王の糸谷哲郎八段(30)、広瀬章人竜王(32)。他の2次予選決勝カードは、三浦弘行九段(45)対佐藤天彦九段(31)、羽生善治九段(48)対郷田真隆九段(48)。藤井以外は全員が、現役タイトル保持者か、獲得経験者。渡辺明王将(棋王・棋聖=35)との王将戦7番勝負は来年1月開幕予定。

情報源:藤井七段が谷川九段に完勝、情けかけられ涙から9年(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井七段が谷川九段に完勝、情けかけられ涙から9年 – 社会 : 日刊スポーツ


2019年9月1日19時1分

谷川浩司九段(右)と感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)
谷川浩司九段(右)と感想戦をする藤井聡太七段(撮影・松浦隆司)

史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期王将戦2次予選決勝で、永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)を57手で破り、初めて挑戦者決定リーグ戦に進出した。

今月下旬以降に始まるリーグ戦は7人の棋士が参加する総当たり。高校生プロが最年少での初のタイトル獲得へ、前進した。

【加藤一二三・九段の目】

注目の一戦でしたが、藤井さんはほかの棋士には見たことがないほど、悠々とした指し回しを見せてくれました。しかも、谷川さんの玉がずっと動かない「居玉」の状態をとがめ、押し切った感じです。

谷川さんは誤算があったとしか思えません。将棋に「居玉は避けよ」という格言があり、私たちも必ずこれを教えています。この対局は、「居玉がまずい」という実証例でしょう。

これで藤井さんは初の挑戦者決定リーグ入り。王将リーグの常連だった私から見ても、今期のメンバーは、壮観です。そんな中でもかなりやれる可能性があります。実際、久保さんや広瀬さん、糸谷さんからはすでに勝ち星を挙げていますから。プレッシャーなく戦える立場ですし、先行逃げ切りのスタイルを貫ければ、史上最年少での挑戦権獲得も十分、あり得ます。

情報源:藤井七段の最年少挑戦権は十分ある/加藤一二三の目(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

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2019年9月1日19時27分

藤井聡太七段(左)と感想戦をする谷川浩司九段(撮影・松浦隆司)
藤井聡太七段(左)と感想戦をする谷川浩司九段(撮影・松浦隆司)

史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された第69期王将戦2次予選決勝で、永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)を57手で破り、初めて挑戦者決定リーグ戦に進出した。

◇   ◇   ◇

勝てば歴代単独3位の公式戦通算1325勝目だった谷川九段は、足踏みとなった。終盤に入る直前に「作戦負けになりそうなので、無理気味に動いたが、難しくなり、読みが混乱して大悪手を指してしまった」と悔しそうに振り返った。ファンは元天才中学生同士の初対局を注目していた。「楽しみにされていたファンには申し訳ない内容になった」と話した。

情報源:谷川九段「読みが混乱して大悪手を」藤井七段に完敗(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)

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2019/9/1 20:10

谷川浩司九段(右)に勝ち、王将リーグ入りを決めた藤井聡太七段(左)=1日午後、大阪市福島区、関西将棋会館
谷川浩司九段(右)に勝ち、王将リーグ入りを決めた藤井聡太七段(左)=1日午後、大阪市福島区、関西将棋会館

将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が1日、大阪市の関西将棋会館で指された八大タイトル戦の一つ、第69期王将戦2次予選決勝で、永世名人(17世)の資格を持つ谷川浩司九段(57)=神戸市東灘区=を破り、初めて挑戦者決定リーグ戦に進出した。今後は史上最年少でのタイトル挑戦を目指す。

王将戦のリーグは7人で争い、優勝者が渡辺明王将(35)=棋王、棋聖=に、例年1月に始まる7番勝負で挑む。リーグに豊島将之名人・王位(29)=尼崎市=や前王将の久保利明九段(44)=加古川市出身=ら強豪が名を連ねる中、藤井七段が挑戦者となれば、屋敷伸之九段(47)が持つタイトル挑戦の最年少記録17歳10カ月を抜く。

この日、2人は公式戦初対戦。難解な中盤戦で藤井七段が敵陣に角を打つと、「読みが混乱した」と谷川九段。藤井七段が優勢に立ち、谷川九段が57手と異例の短手数で投了した。

藤井七段は子どもの頃、谷川九段から指導対局で手ほどきを受けた経験がある。勝勢となった谷川九段から引き分けを提案され、泣きだしたという。この日の対局後「谷川先生の終盤の鋭い“光速の寄せ”は子どもの頃からの憧れ。対局を楽しみにしていた」と話した。

一方、谷川九段は歴代単独3位の公式戦通算1325勝目が懸かっていたが、持ち越しに。「今日は私の内容が悪過ぎた。次の機会があれば、終盤の競り合いにできるようにしたい」と振り返った。(溝田幸弘)

情報源:神戸新聞NEXT|総合|藤井七段、史上最年少タイトルへ第一歩 王将リーグ入り


藤井聡太七段 vs △谷川浩司九段(棋譜DB棋譜を見る

57手 7四馬まで、▲藤井七段 の勝ち、挑戦者決定リーグ入り決定




挑戦者決定リーグ一番乗りは藤井七段