新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟

今期の三段リーグの結果、2人の四段昇段者が決まりました。
出口若武(でぐち・わかむ)、黒田尭之(くろだ・たかゆき)


3月3日(日)に行われました第64回奨励会三段リーグ戦(2018年10月~2019年3月)18回戦19回戦において、出口若武三段と黒田尭之三段が四段昇段を決めました。最終成績は出口三段14勝4敗、黒田三段13勝5敗です。四段昇段日は2019年4月1日付となります。次点は13勝5敗で、石川優太三段です。

出口若武(でぐち・わかむ)  棋士番号 317

生年月日

1995年4月28日生まれ(23歳)

出身

兵庫県明石市

現住所

兵庫県明石市

師匠

井上慶太九段

奨励会入会

2007年9月

三段リーグ入り

2013年4月(第53回奨励会三段リーグ戦から)

得意戦法

相掛り

将棋を始めたきっかけ

小学生低学年の時に学童で教わりました。

本人のコメント

最終日の連敗が悔やまれますが、昇段できてよかったです。
強さを求めていく棋士になりたいです。

黒田尭之(くろだ・たかゆき)  棋士番号 318

生年月日

1996年9月26日生まれ(22歳)

出身

愛媛県松山市

現住所

愛媛県松山市

師匠

畠山鎮七段

奨励会入会

2008年9月

三段リーグ入り

2013年4月(第53回奨励会三段リーグ戦から)

得意戦法

相掛り

将棋を始めたきっかけ

小学校入学前に父から教わりました。

本人のコメント

単純で申し訳ないですが、昇段できて本当にうれしいです。
できるだけ1局でも多く勝てるように頑張りたいです。

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プロ入りを決めた出口三段(左)と黒田三段=吉田祐也撮影
プロ入りを決めた出口三段(左)と黒田三段=吉田祐也撮影

将棋の第64回奨励会三段リーグ戦の最終日一斉対局が3日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、14勝4敗の出口若武わかむ三段(23)と13勝5敗の黒田尭之たかゆき三段(22)が四段昇段を決めた。4月1日にプロ棋士となる。

出口三段は昨年の第49期新人王戦で若手プロを連破、決勝三番勝負で藤井聡太七段(16)と対戦した。結果は2連敗で準優勝だったが、「藤井七段と公式戦決勝で対局できたのは貴重な経験だった。自分の弱点が分かった」と振り返る。

今期三段リーグでは、開幕から10連勝。藤井七段戦で初めて指した「角換わり」戦法をリーグ戦でも投入したという。今後は、プロとして藤井七段との対局に臨むことになるが、「それには、相当勝たなければいけない。強さを追い求めて努力したい」と抱負を話した。黒田三段は「早く先輩の斎藤慎太郎王座に追いつけるよう頑張りたい」と語った。

出口三段は兵庫県明石市出身で井上慶太九段門下。黒田三段は松山市出身で畠山鎮七段門下。三段リーグは、プロ棋士の養成機関・奨励会の最終関門で、今期は33人が参加。参加者はそれぞれ18局を戦い、原則上位2人が四段昇段、プロ入りできる。

情報源:出口三段と黒田三段が昇段…4月からプロ棋士に(読売新聞) – Yahoo!ニュースコメント

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将棋の奨励会三段リーグでプロ入りを決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段
将棋の奨励会三段リーグでプロ入りを決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段

将棋のプロ入りを争う第64回奨励会三段リーグ最終日の対局が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、出口若武三段(23)が14勝4敗で1位、黒田堯之三段(22)が13勝5敗の2位で、4月1日付でのプロ入りを決めた。
兵庫県出身で、井上慶太九段門下の出口三段は、開幕10連勝で首位を独走。この日は連敗を喫したものの、ライバルが敗れたために貯金が効いて悲願を達成。「素直には喜べないが、昇段できたのは良かった。いつまでも強さを求めていきたい」と決意表明した。

出口三段は昨年、若手プロ棋士と奨励会三段リーグ上位者らが出場する新人王戦で、プロを次々に破って決勝に進出。10月の3番勝負では、最年少棋士の藤井聡太七段(16)に連敗を喫して準優勝だった。「自信になったというよりは、運が良かった」と控えめ。「決勝ではやったことのない戦型で結果はボロボロだったが、その後の三段リーグに生かせたと思う」と、貴重な経験をプロ入りにつなげた。

畠山鎮七段門下の黒田三段は、この日1勝1敗で、ライバルが連敗したために3番手から逆転昇段。藤井七段がプロ入りを決めた16年度前期、1勝差の次点(3位)でプロ入りを逃した経験もあるだけに「本当に嬉しい」と素直に喜んだ。

奨励会の対局では、松山市の実家からフェリーとバスで大阪市の関西将棋会館に通った。「(個人研究中心の)豊島先生(将之2冠)のようにネットやソフトでも練習できる」と、地方在住でも不利とは感じなかったとキッパリ。「地元の方から応援していただいているのを感じるので良かった。プロでは一局でも多く勝ちたい」と抱負を語った。

2人はともに第53回(13年度前期)の三段リーグに初出場し、今期が参戦12期目だった。得意戦型はともに相掛かり。

情報源:出口三段と黒田三段が4月からプロ棋士に 奨励会三段リーグ(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:出口三段と黒田三段が4月からプロ棋士に 奨励会三段リーグ― スポニチ Sponichi Annex 芸能


四段昇段を果たした出口若武三段(左)と黒田堯之三段
四段昇段を果たした出口若武三段(左)と黒田堯之三段

将棋の棋士養成機関「奨励会」の第64回三段リーグ最終節が3日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、通算14勝4敗の出口若武(でぐち・わかむ)三段(23)と同13勝5敗の黒田堯之(たかゆき)三段(22)が四段(棋士)昇段を果たした。4月1日付で正式に昇段する。

昇段の思いを問われた黒田三段は「単純で申し訳ないですけど、本当にうれしいです」と語り「出来るだけ1局でも多く勝ちたい」と棋士としての抱負を述べた。

6歳の頃、父に教わって将棋を始め、松山市の「松山将棋センター」で腕を磨いた。愛媛県出身の棋士としては、故・村山聖九段の師匠としても知られる森信雄七段(67)が1976年に四段昇段を果たして以来43年ぶり。「地元の方から応援していただいているのは分かっていたので…」と感無量の表情。「今も松山から(大阪市の関西将棋会館に)通ってます。夜行のフェリーで夜の8時に松山を出て、朝の6時に大阪に着いて…」。愛媛大に在籍していたが、将棋に集中するために休学。復学の期限も過ぎたが、不退転の決意で盤上に臨み、夢を実現させた。

師匠は畠山鎮七段(50)。「本当におめでとう、と言って下さいました」。昨年、初タイトルを獲得した斎藤慎太郎王座(25)を兄弟子に持つが「実力に差があるので、少しでも近づけるように頑張りたいです」と謙虚に語った。

情報源:将棋四段昇段を果たした黒田堯之三段は43年ぶりの愛媛出身棋士「今も夜行のフェリーで通ってます」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋四段昇段を果たした黒田堯之三段は43年ぶりの愛媛出身棋士「今も夜行のフェリーで通ってます」 : スポーツ報知


将棋のプロ棋士養成機関「奨励会(しょうれいかい)」の最終関門にあたる「三段リーグ」の対局が3日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、出口若武(わかむ)三段(23)=兵庫県明石市在住=と、黒田尭之(たかゆき)三段(22)=松山市在住=がプロと認められる四段への昇段を決めた。4月1日付でのプロ入りとなる。

四段への昇段を決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影
四段への昇段を決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影

終局後の報道陣の取材に対し、出口三段は「強さを求めていける棋士になりたい」、黒田三段は「1局でも多く勝ちたい」と抱負を語った。

三段リーグは半年で18局指し、原則、上位2人がプロになれる。今期は33人の三段が参加し、3月3日に全日程を終えた。出口三段は14勝4敗、黒田三段は13勝5敗。プロ棋士に昇格する上位2人の枠を、今期は関西勢が占めた。

四段への昇段を決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段(右)=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影
四段への昇段を決めた出口若武三段(左)と黒田尭之三段(右)=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影

■出口三段、黒田三段の横顔

プロ棋士と認められる四段への昇段を決めた出口若武三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影
プロ棋士と認められる四段への昇段を決めた出口若武三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影

出口三段は、兵庫県加古川市在住の井上慶太九段(55)門下。稲葉陽(あきら)八段(30)、菅井竜也(たつや)七段(26)、船江恒平六段(31)の弟弟子にあたる。出口三段は「3人のプロ棋士の兄弟子には本当に鍛えてもらった。師匠も含めて、公式戦でぶつかるのが目標です」と感謝した。

2007年9月に奨励会に入会。奨励会三段の資格で参加した第49期新人王戦では格上のプロ棋士らを破り、昨年10月の決勝三番勝負まで勝ち上がり、藤井聡太(そうた)七段(16)と対戦。2連敗して準優勝だったが、注目を浴びた。「新人王戦で『角換わり』という戦型を初めてやって、負かされたんですが、三段リーグでは(その経験を)生かせた将棋が多かった」

若武という名前の由来について、出口三段は「父と母が一つずつ好きな字を書いたところ、父は『若』、母は『夢』と書いたんです。若夢とするのは字画の関係でやめて、若武にしたと聞かされています」と説明した。

プロ棋士と認められる四段への昇段を決めた黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影
プロ棋士と認められる四段への昇段を決めた黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影

一方、黒田三段は畠山鎮(まもる)七段(49)門下。斎藤慎太郎王座(25)の弟弟子にあたる。将棋との出会いは「小学校入学前に父から教わりました」と回答。「6歳ごろから、将棋を覚えてすぐに、松山将棋センターに通いました」。2008年9月に奨励会入り。生まれ故郷の松山市を離れず、「夜8時ごろ松山を出発する夜行フェリーに乗り、朝6時に大阪に着く」という移動方法で、主に大阪市の関西将棋会館で指される奨励会の対局に通った。

報道陣から「愛媛県出身の将棋棋士は、森信雄七段(67)=愛媛県伊予三島市出身=以来、久しぶりのようだが……」と話を向けられ、黒田三段は「地元の人から応援していただいているとは今まで感じていたので、久しぶりに愛媛県から実際に(棋士に)なることができて、良かったと思います」と述べた。ホッとした様子が言葉ににじんだ。

四段への昇段を決め、報道陣の撮影に応じた出口若武三段(壁側の手前)と黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影
四段への昇段を決め、報道陣の撮影に応じた出口若武三段(壁側の手前)と黒田尭之三段=3月3日、東京都渋谷区の将棋会館、佐藤圭司撮影

情報源:出口三段と黒田三段、将棋プロ棋士に 四段へ昇段決める(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:出口三段と黒田三段、将棋プロ棋士に 四段へ昇段決める:朝日新聞デジタル





出口新四段は、昨年の新人王戦で藤井聡太七段と決勝三番勝負を戦いました。黒田新四段は、藤井七段が四段になったとき(2016年10月)の次点でした。