外来種カメ、千匹駆除したが…生息は万年?増えた区域も:朝日新聞デジタル

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一昨年6月に逢妻女川であった一斉駆除で捕獲されたアカミミガメ。同川では380匹が捕獲、処分された=2017年6月2日午後3時16分、愛知県豊田市、臼井昭仁撮影
一昨年6月に逢妻女川であった一斉駆除で捕獲されたアカミミガメ。同川では380匹が捕獲、処分された=2017年6月2日午後3時16分、愛知県豊田市、臼井昭仁撮影

愛知県豊田市の川で2017年6月、外来種アカミミガメが一斉に駆除され、約千匹を処分したが、翌年の調査では、駆除以前と変わらない生息数に戻っていた。専門家は「外来生物の根絶は難しく、大規模な駆除を毎年続けないと効果は現れない」と指摘している。

一斉駆除をしたのは市南西部を流れる逢妻女(あいづまめ)川の15キロと逢妻男(お)川の8キロの区間。豊田市矢作川研究所を事務局に、川沿いの住民や企業などで組織した実行委員会が作業にあたった。

駆除前には両区間を、双眼鏡を使った目視とドローンによる空撮映像で調べた。その結果、アカミミガメの推定生息数は女川で約1千匹、男川で約600匹とした。

そして17年6月、250人が参加して、計6日間にわたって駆除に踏み切った。かごわなを仕掛け、捕獲する方法。捕まえたカメ1290匹のうち再放流をした在来種を除く、986匹のアカミミガメを処分した。

同年7~9月に生息数を目視で調べたところ、駆除前の4~5割に減っていた。ところが昨年4月の調査では、駆除前と同じか、一部区域ではそれ以上のアカミミガメを確認した。

結果について、豊田市矢作川研究所の担当者は「実際の生息数は、駆除前の調査の数よりかなり多かったと考えられる」と説明。その上で、目視で確認できるカメの数は、季節によって変動が大きいことがわかったという。他の場所から移動してきたり、隠れていたりするためだ。

川の一部区域では今年度もアカミミガメの駆除を続けている。捕獲数は一昨年6月時にわな1個あたり1・5匹だったが、昨年5月には同0・5匹に減っていた。

同研究所は今年度末を目標に、効果的に駆除ができる市民向けのマニュアルを作成している。これまでの取り組みをもとにしており、この中には、生息数の調査は、季節によって変動が大きくなることも記載することにしている。

実行委員会の会長を務めた愛知学泉大・矢部隆教授は「閉鎖水系の池に比べ、移動ができる川での外来生物の根絶は極めて難しいということが改めてわかった。ただ継続的に駆除をすれば減るのは事実なので、生き物を捨てないという啓発活動とともに続けていくことが必要」と話している。

情報源:外来種カメ、千匹駆除したが…生息は万年?増えた区域も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:外来種カメ、千匹駆除したが…生息は万年?増えた区域も:朝日新聞デジタル


はぁ・・・