排泄物の科学的研究を示すラテン語表現「in fimo」が提案される | スラド サイエンス

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ノースカロライナ大学チャペルヒル校とノートルダム大学の研究チームが「排泄物(うんこ)の科学的研究」を示すラテン語表現として「in fimo」を提案している(プレスリリース、 The Vergeの記事、 Science Newsの記事、 論文)。

この分野を専門とする論文の第1著者は、自分の研究分野を説明するのにさまざまな表現を使い分ける必要があり、一言で言い表せる表現が必要だと考えたそうだ。学術的な用語では数多くのラテン語が使われていることから、今回の用語を考案するにあたってもラテン語で肥料を示す言葉を検討したという。

その結果、候補に挙がったのは「laetamen」「merda」「stercus」「fimus」の4語。laetamenはラテン語で肥沃、豊か、幸せといった意味を持つ「laetus」から派生した語で、研究グループではこれを選びたかったが、動物の排泄物に限定される語だったので却下。merdaは臭いに結び付けられる単語から派生した可能性があり、stercusはスカトロジーと同じ単語から派生したとみられ、いずれも却下される。

最後に残ったfimusは肥料という意味に限定して使われており、ローマ時代の著名な作家も使用していることから、「in fimo」として提案することが決定したとのこと。「in vitro (試験管内での研究)」や「in vivo (生体内での研究)」と語感がマッチすることも好ましいと考えたようだ。

なお、排泄物を示す「in poop」「in stools」「in feces」といった表現を採用しなかった理由として、「poop」では学術的な重みがないこと、「stools」はラテン語ではないこと、「feces」は「in feco」などの形で既に使われているが、元々ワインの澱のような沈殿物を示す言葉であることを挙げている。

研究グループでは「fimus」や「in fimo」を既に学会で使用しており、他の科学者から好意的な反応を得ているとのことだ。

情報源:排泄物の科学的研究を示すラテン語表現「in fimo」が提案される | スラド サイエンス


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