やっと動いたか・・・
2019年1月10日 木曜 午後7:30
海外に流出する、日本のフルーツ。
またも韓国で勝手に生産されていたのは、日本品種のミカンだった。シャインマスカットにイチゴ、日本品種のフルーツが、韓国に相次いで流出し、無断で生産されている問題。
韓国・済州(チェジュ)島では、勝手に日本のミカンが。
今回は、これに対し、日本側が待ったをかけた。リゾート地として知られる一方で、韓国最大のミカンの産地でもある済州島。
実は、この済州島で作られているミカンは、ほとんどが日本から流出した品種。
さらに、その一部は無断栽培と、まさに“やりたい放題”。
取材班は、無断栽培を行っている農家を直撃した。
無断栽培されていたのは、2014年に日本で品種登録された、新品種「みはや」。
赤みがかった皮と、控えめな酸味と糖度の高さが特徴の「みはや」は、日本の農研機構が、開発に16年をかけた、まさに“努力の結晶”。
新品種のため、日本でもほとんど流通していない「みはや」が、済州島のミカン農家で、たわわな実をつけていた。
しかし、食べごろのはずの「みはや」は、大量に地面に落ち、放置されていた。
いったい何があったのか。
「みはや」を無断栽培している農家は、「突然、出荷できないと言われ、この事態も長期化している。農家たちも、正式に出荷できず、単価もかなり落ちてしまった」と話した。
無断栽培ミカンの、突然の出荷停止。
この出荷停止は、日本が開発に22年をかけた品種「あすみ」を、無断栽培している農家でも起きていた。
これまで、同じく無断栽培された、ブランドイチゴや高級ブドウ「シャインマスカット」などで、日本は泣き寝入り状態だったが、なぜ、この2つの品種のミカンでは、出荷停止となっているのか。
実は、果樹などを海外で品種登録するには、日本国内で、販売や譲渡などが開始された6年以内と、期限が決められている。
「みはや」や「あすみ」は、その期限内にあたる2018年1月に、品種を開発した日本の農研機構が、韓国政府に対して、品種登録を申請していると公表された。
その審査が行われている間は、韓国の制度により、臨時保護権が発生し、2つの品種の販売が禁止される。
さらに、品種登録が認められれば、無断栽培者に損害賠償請求が可能なほか、この品種を栽培するには、開発した農研機構の許可が必要なうえ、ロイヤルティー(利用料)を支払う必要も出てくる。
韓国メディアによると、「みはや」と「あすみ」は、済州島内で、およそ200の農家が栽培し、まさに大打撃。
「あすみ」を無断栽培している農家は「わたしたちは、何も知らずに苗木も高い価格で買って植えたのに、苗木を販売した人も、『自分はもう知らない』みたいになってしまった」、「今後出荷するものについては、ロイヤルティーを支払う意向はある。日本にも、寛大な心を持ってもらい、いい方向にいったらいい」などと話した。
韓国の動きを、日本の農家はどのように見ているのか。
JA蒲郡市のミカン農家・大村明洋さん(31)は、「生産者としては、安心して作れるなと。逆輸入みたいな形で、日本にすごく安い形で売られると困ると思うので。そういうのをしっかり防いでもらえるとうれしい」と話した。
過去の苦い経験から、1歩進んだように見える、海外での新品種の保護。
さらに、積極的な取り組みが求められる。
情報源:無断栽培に日本が「待った!」 韓国、ミカン出荷できず(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:無断栽培に日本が「待った!」 韓国、ミカン出荷できず – FNN.jpプライムオンライン
品種の著作権侵害で韓国を訴えれたらいいのに、確か70年だっけ?