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NASA=アメリカ航空宇宙局は、探査機が着陸する予定の小惑星から水の成分が見つかったと発表しました。NASAは、この小惑星から、46億年前に太陽系ができた当時のままの有機物など、貴重な資料が得られる期待が高まっているとしています。
NASAの小惑星探査機、「オシリス・レックス」は今月、地球から1億2000万キロ余り離れた小惑星「ベンヌ」の上空に到着しました。
NASAによりますと、探査機で近づく際に赤外線などを使って分析したところ、ベンヌにある粘土から酸素と水素が結びついた分子が見つかったということです。
この分子は水の成分の一部で、ベンヌに広く分布し、表面にある物質がかつては水に触れていたことを示しているとしています。
ベンヌは、別の小惑星から分裂して誕生したとみられていて、NASAは、もとの小惑星には水が液体の状態で存在していたとみられるとしています。
ベンヌの直径はおよそ500メートルと、日本の「はやぶさ2」が観測している「リュウグウ」の半分ほどで、46億年前に太陽系ができた当時のままの有機物が残されている可能性があると考えられています。
探査機は、再来年には表面に接近して砂や石を採取し、5年後には地球に持ち帰る計画で、NASAの担当者は「探査の対象としてベンヌはすばらしく、太陽系の成り立ちに迫る貴重な資料が得られそうだ」と期待しています。
情報源:NASAの探査機 着陸予定の小惑星に水の成分発見 | NHKニュース
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