上がいくら対策しても、下が従わないんだから意味が無い
検査データの書き換えなど、不正が相次いでいる日産自動車は、出荷前に行うブレーキの性能などの検査で新たに不正が行われていたとして、合わせて11車種、およそ15万台のリコールを国に届け出ると発表しました。
不正が行われていたのは、車の出荷前に行うブレーキやハンドルの性能など、6つの項目の検査で国の基準を満たしていなかったということです。
リコールの対象となるのは、去年11月7日からことし10月25日までに製造された「ノート」、「リーフ」、「ジューク」などの合わせて11車種、およそ15万台です。
日産の一連の不正検査では去年10月以降、今回の発表分を除いてリコールの対象となった車は合わせて42車種、114万台余りとなっています。
情報源:産 15万台リコールへ ブレーキ性能検査で不正 | NHKニュース
ブレーキ制動力の検査など合否判定が不明確な可能性
日産自動車は12月7日、完成検査における新たな不適切事案として、追浜工場とオートワークス京都において製造された車両の約15万台について、12月13日にもリコールを届出予定であることを明らかにした。
同社では、一連の不適切な完成検査の再発防止策を徹底する中で行なっていた自主点検の中で、追浜工場とオートワークス京都の生産車両において、合否判定が不明確な可能性のある検査を一部車両に対して実行したという証言を確認。
今回、新たな不適切事案として、追浜工場とオートワークス京都において、後輪ブレーキ制動力の検査など6つの項目で、完成検査の合否判定が不明確な可能性がある事案が判明した。
1:後輪ブレーキ制動力の検査において、駐車ブレーキレバーを使用して測定した行為(追浜工場)
2:駐車ブレーキ制動力の検査において、ブレーキペダルを使用して測定した行為(追浜工場、オートワークス京都)
3:ステアリングの切れ角検査において、社内基準値内に収めるために、最後にステアリングを戻して測定した行為(追浜工場)
4:ステアリングの切れ角検査において、社内基準値内に収めるために、最初にステアリングを左右いずれかに切ってから測定を開始した行為(追浜工場)
5:スピードメーターの検査において、40km/hの速度を維持して測定すべきところ、40km/hに到達した瞬間に測定した行為(追浜工場)
6:サイドスリップの検査において、社内規定速度(5km/h)を若干超える速度(6~8km/h程度)で測定した行為(追浜工場)
同社では、速やかにリコール実施の準備を進めて、国土交通省に届出を行う予定。現在、日産本社で記者会見が行なわれており、詳細については続報でお伝えする。
関連リンク
情報源:日産、完成検査で新たな不適切事案。約15万台をリコールへ(Impress Watch) – Yahoo!ニュース
情報源:日産、完成検査で新たな不適切事案。約15万台をリコールへ – Car Watch
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