火星に米探査機「インサイト」着陸 惑星誕生の謎に迫る

火星に米探査機「インサイト」着陸 惑星誕生の謎に迫る | NHKニュース

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ことし5月に打ち上げられ、およそ7か月間、宇宙を旅したNASA=アメリカ航空宇宙局の探査機「インサイト」が日本時間の27日午前5時前、火星への着陸に成功しました。火星の内部などを詳しく調べることで地球のような星がどのようにできたのか、惑星の誕生の謎に迫ることができると期待されています。

「インサイト」は4億8000万キロ余りを飛行して日本時間の27日午前5時前、火星の大気圏に突入しました。

そしてパラシュートなどを使って、火星の赤道のやや北にある「エリシウム平原」と呼ばれる比較的平らな地表に無事着陸しました。

大気の薄い火星は空気の抵抗が極めて小さく、パラシュートなどでスピードを落とすのが難しいため、着陸の成功率は40%程度と言われています。

火星の探査はアメリカが各国をリードしていて、これまでに着陸し探査に成功した7機はいずれもNASAの探査機です。

インサイトはこれから2年間にわたり、火星で起こる地震の揺れの大きさや伝わり方を観測するほか、深さ5mの穴を掘って地下深くから伝わる熱を計測します。

45億年以上前に誕生したと考えられている火星は、地球に比べて地殻変動が少ないことなどから、できてまもない頃の特徴が残っていると考えられ、インサイトによる地表や内部の詳しい調査によって、地球のような星がどのようにできたのか、惑星の誕生の謎に迫ることができると期待されています。

着陸直後に撮影 これが火星

画面いっぱいに砂粒のような黒い点が写った写真。

薄曇りの空の下に広がる茶色い地表が火星の「エリシウム平原」で、はるかかなたは丸く見えます。

写真の下の方には石のようなものも写っています。

日本時間の27日午前5時前に火星に着陸した探査機「インサイト」が着陸の数分後に地球に送ってきた写真です。

タイムズスクエア 拍手と大歓声

ニューヨーク マンハッタンの観光名所タイムズスクエアの大型スクリーンにはNASAの管制室の様子が中継され、雨の中、およそ200人の市民や観光客が立ち止まってその瞬間を待ちました。

喜びに沸く管制室の様子が映し出されると、集まった人たちからは拍手と大きな歓声がわき起こりました。

地元の女性は「きょうはとてもすばらしい日になりました。新しい発見があることを期待しています」と話していました。

友人と来た女性は「歴史的な瞬間をタイムズスクエアで見られてとてもよかったです。今後のNASAの発表が楽しみです」と話していました。

情報源:火星に米探査機「インサイト」着陸 惑星誕生の謎に迫る | NHKニュース



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