ふむ・・・
ブラジルのリオデジャネイロにある国立博物館で2日、火事があり、200年の歴史ある建物がほぼ全焼し、2000万点以上あった収蔵品の多くが失われました。
ブラジルのリオデジャネイロにある国立博物館で、2日夜(日本時間3日午前)火事があり、建物全体に火が燃え広がりました。
博物館は1818年に、当時のポルトガルの王が、エジプトの美術品や恐竜の化石など、みずからの収集品を集めて設立したもので、現地の消防によりますと、この火事で200年の歴史ある建物がほぼ全焼しました。
また、博物館には南米の先住民のミイラや植物の標本など貴重な資料が集められ、南米の自然史や人類学などを研究する重要な拠点となっていますが、2000万点以上あった収蔵品の多くが失われたということです。
消防によりますと、火が出た時、博物館の一般公開は終了していて、従業員なども外に避難したため、けが人はいないということです。
博物館は老朽化が進み、修繕工事の必要性が指摘されていましたが、おととしのリオデジャネイロオリンピック以降予算が削られ、工事が進んでいませんでした。
このため地元のメディアは、老朽化による漏電が火事の原因ではないかと伝えています。
情報源:ブラジル 国立博物館がほぼ全焼 収蔵品の多くを焼失 | NHKニュース
【9月3日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロにある同国屈指の歴史を誇る国立博物館で2日夜、大規模な火災が発生した。現在のところ負傷者の報告はないが、ミシェル・テメル(Michel Temer)大統領は「200年にわたる調査研究の成果と知識が失われた」と声明で発表した。
地元メディアによると、火災が発生したのはグリニッジ標準時(GMT)2日午後10時30分(日本時間3日午前7時30分)ごろ。テレビでは、激しく炎を噴き上げる博物館の建物と、消火活動が難航する様子が報じられている。
現場には消防車20台が出動して消火に当たっているが、火災は数百に上る展示室に延焼している。出火原因は不明。
リオ北部にあるこの博物館は、1818年にポルトガル王ジョアン6世(King Joao VI)が設立した国内屈指の博物館。貴重な国宝を含む2000万点を収蔵し、ブラジル文化の至宝とみなされてきた。収蔵品の中には、エジプトやグレコ・ローマン(Greco-Roman)時代の美術品や、ブラジル国内で発見された最古の人骨「ルチア(Luzia)」などがある。
■背景に政府の予算削減? 非難の声
ブラジルのミシェル・テメル(Michel Temer)大統領は、「今日はブラジルにとって悲劇の日だ」との声明を発表。「200年にわたる調査研究の成果と知識が失われた」と述べた。博物館の館長も、地元グロボテレビ(Globo TV)に「文化的な悲劇」だと語った。
一方、副館長は、ブラジル当局が博物館の維持管理に「無頓着」だったと非難している。「深い落胆と計り知れない怒り」を表明したルイス・フェルナンド・ディアス・ドゥアルテ(Luiz Fernando Dias Duarte)副館長は、かつてブラジル皇族が暮らした元宮殿の博物館にはこれまで必要な支援が一切与えられなかったと指摘した。
リオデジャネイロ連邦大学(Federal University of Rio de Janeiro)と関係の深い国立博物館は、かねて予算削減の影響を受けていた。研究者や大学教授、学生たちの中からは、3日に博物館前でデモを呼び掛ける声が出ている。(c)AFPBB News
情報源:国宝など2000万点所蔵、ブラジル国立博物館で火災 「200年の成果」焼失か(AFPBB News) – Yahoo!ニュース
情報源:ブラジル国立博物館で火災、国宝など2千万点収蔵 「200年の成果」焼失か 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News
あらら・・・