マジか・・・
先月の西日本豪雨で、広範囲が浸水した岡山県倉敷市真備町では、浸水の深さが3メートルに達するまでに、場所によって半日程度の差があったとみられることが、専門家の解析でわかりました。浸水が遅かった地区でも、10人以上が死亡していて、専門家は「浸水のエリアや深さの状況を、住民に迅速に伝える手段が求められる」と指摘しています。
先月の西日本を中心とした豪雨の際、岡山県倉敷市真備町で起きた浸水について、川の氾濫のメカニズムに詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は、現地調査や住民への聞き取りなどをもとに浸水の広がりや深さをシミュレーションしました。
シミュレーションの結果、まず、先月6日午後11時半ごろから小田川の複数の支流で堤防が決壊するなどして浸水が始まり、このうち、高馬川の西側の地区では、7日午前2時台に、広い範囲で、浸水の深さが住宅の1階が水没する3メートルに達したとみられます。
その後、浸水は、高馬川の東側に広がりますが、別の支流、末政川の堤防によって、いったん食い止められます。最終的には、末政川の東側の川辺地区と辻田地区でも、午前7時ごろから本格的に浸水が始まり、昼すぎには広い範囲で、浸水の深さが3メートルに達しました。
これは、早い段階で浸水した別の地区と比べて半日程度の差がありましたが、2つの地区で合わせて12人が死亡しました。
解析を行った二瓶教授は「真夜中に、氾濫が発生したという情報が出たあと、朝になっても浸水していなかった地区では、住民に油断が生まれ、避難が遅れた可能性がある。刻々と変わる浸水のエリアや深さの状況を迅速に伝える手段が求められる」と話しています。
情報源:3mの浸水まで場所によって半日程度の時間差か 西日本豪雨 | NHKニュース
ふむ・・・