除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所

除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所

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アメリカで大手農薬メーカーのモンサントの除草剤を使っていてがんを患ったとする男性が賠償を求めていた裁判で、西部カリフォルニア州の裁判所の陪審は男性側の訴えを認め、モンサントに対して、男性におよそ320億円を支払うよう命じる評決を出しました。

除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所
除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所

この裁判はカリフォルニア州で学校の校庭の整備をしていた46歳の男性が、「ラウンドアップ」と呼ばれるモンサントの除草剤を繰り返し使っていてがんを患ったとして、モンサントを相手取り賠償を求めていたものです。

アメリカのメディアによりますと、カリフォルニア州の裁判所の陪審は10日、除草剤の主な成分の「グリホサート」に発がん性があり、モンサントは危険性を十分に伝えていなかったとして、男性側の訴えを認め、モンサントに対して、男性に2億8900万ドル(およそ320億円)を支払うよう命じる評決を出しました。

これに対してモンサントは声明を出し、「グリホサートに発がん性がないことは科学的に証明されている」として、上訴する方針を明らかにしました。

この除草剤をめぐっては、全米で同様の訴訟が5000件以上起こされていて、この裁判は原告の男性が末期がんであるため迅速に審理が行われたと伝えられており、評決が注目されていました。

モンサントはことし、ドイツの医薬品大手のバイエルに買収されています。

情報源:除草剤使用でがん 男性に約320億円の支払い命じる 米裁判所 | NHKニュース


CC BY 2.0 / Die Grünen Kärnten / #Monsanto 280++
CC BY 2.0 / Die Grünen Kärnten / #Monsanto 280++
米サンフランシスコの裁判所は、モンサント社の除草剤によりがんになったとする男性の訴えを認め、同社に約2億9千万ドル(約320億円)の支払いを命じた。ニューヨーク・タイムズが報じた。

NYT紙によると、ベニシア統一学区で庭師として働いていたは、除草剤が末期の悪性リンパ腫の原因だとして生産するモンサントを訴えた。

裁判所は、末期の悪性リンパ腫で苦しむジョンソン氏への賠償金として約2億9千万ドルを支払うよう命じた。

ドウェイン・ジョンソン氏
ドウェイン・ジョンソン氏

ジョンソン氏は、同社製品「ラウンドアップ」を数ガロンも、年に20〜30回散布したと語る。また、誤って2回除草剤に晒されたという。彼は、モンサント社のホットラインセンターに連絡を取ったが、同社が折り返し電話してくることはなかった。

モンサント社の除草剤
モンサント社の除草剤

同社の弁護士は、過去40年間、この製品にはガンを引き起こす危険性は一切見つからなかったと述べた。同社のパートリッジ副社長は上訴の意向を示した。

情報源:除草剤でがんに 裁判所、モンサント社に320億円の賠償金命じる【写真】 – Sputnik 日本


米サンフランシスコの裁判所で下された判決に反応を示す原告のドウェイン・ジョンソンさん(2018年8月10日撮影)。(c)JOSH EDELSON / AFP
米サンフランシスコの裁判所で下された判決に反応を示す原告のドウェイン・ジョンソンさん(2018年8月10日撮影)。(c)JOSH EDELSON / AFP

【8月11日 AFP】米カリフォルニア州在住で末期がんと診断されている男性が、がんになったのは農薬大手モンサント(Monsanto)の除草剤「ラウンドアップ(Roundup)」のせいだと同社を提訴した裁判で10日、陪審はモンサントに約2億9000万ドル(約320億円)を支払うよう命じた。

陪審は全員一致で、モンサントの行動には「悪意があり」、除草剤「ラウンドアップ」とその業務用製品「レンジャープロ(RangerPro)」が、原告のドウェイン・ジョンソン(Dewayne Johnson)さんの末期がんの「実質的」な原因だったと結論付けた。モンサントは上訴する意向を示した。

8週間の裁判で、サンフランシスコの裁判所の陪審は懲罰的損害賠償金2億5000万ドル(約280億円)と補償的損害賠償金やその他の費用を合わせた計約2億9000万ドルを支払うようモンサントに命じた。

グラウンドキーパーとして働いていたジョンソンさんは2014年に白血球が関与するがんの非ホジキンリンパ腫と診断された。同州ベニシア(Benicia)にある学校の校庭の管理にレンジャープロのジェネリック製品を使用していたという。

世界保健機関(WHO)の外部組織である「国際がん研究機関(IARC)」は2015年にラウンドアップの主成分であるグリホサートを「おそらく発がん性がある可能性がある」物質と指定し、カリフォルニア州が同じ措置を取った。これに基づいてこの裁判は起こされた。

モンサントは声明で「ジョンソン氏と家族に同情する」と述べた一方、「過去40年、安全かつ効果的に使用され、農業経営者などにとって重要な役割を担うこの製品を引き続き精一杯擁護していく」として上訴する意向を示した。

■同様の訴訟 相次ぐ恐れ

今回の裁判はモンサント製品のせいでがんを発症したと提訴した最初のケースだった。モンサントが敗訴したことで最近ドイツの製薬会社バイエル(Bayer)に買収されたばかりの同社を相手取って数百件の訴訟が起こされる可能性が高まったと専門家らは指摘している。

法廷で頭を垂れて座るジョンソンさんの後方に座っていたジョンソンさんの弁護団の一員で故ロバート・ケネディ(Robert Kennedy)元司法長官の息子に当たるロバート・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr)氏は、「この評決をきっかけに今後新たな裁判が次々に起こるだろう」と述べた。(c)AFP/Glenn CHAPMAN

情報源:除草剤で末期がんに、米裁判所 モンサントに約320億円の支払い命じる(AFP=時事) – Yahoo!ニュース

情報源:除草剤で末期がんに、米裁判所 モンサントに約320億円の支払い命じる 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News


原告のドウェイン・ジョンソンさんの訴えが認められ、モンサントは損害賠償金約320億円の支払いを命じられた/JOSH EDELSON/AFP/Getty Images
原告のドウェイン・ジョンソンさんの訴えが認められ、モンサントは損害賠償金約320億円の支払いを命じられた/JOSH EDELSON/AFP/Getty Images

(CNN) 学校の校庭整備の仕事で使った農薬大手モンサントの除草剤「ラウンドアップ」が原因で悪性リンパ腫を発症したと主張する末期患者の裁判で、米カリフォルニア州サンフランシスコの陪審は10日、モンサントに損害賠償金2億8900万ドル(約320億円)の支払いを命じた。

原告のドウェイン・ジョンソンさん(46)はかつてサンフランシスコ近郊の学校区で校庭整備を担当し、ラウンドアップを年間20~30回使っていた。

本人が法廷で語ったところによると、2012年から2回にわたり、作業中にラウンドアップを浴びてしまった。14年にリンパ腫と診断され、すでに末期といわれている。

ほかにも1000人以上の患者らが同様の訴えを起こしている。その中でジョンソンさんの裁判は、死期が近い原告の訴えを優先させるカリフォルニア州の制度に基づき、一番先に審理された。

陪審はモンサントに対し、懲罰的損害賠償2億5000万ドルと補償的損害賠償約3900万ドルの支払いを命じた。

世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は、ラウンドアップの主成分「グリホセート」には「おそらく発がん性がある」との判断を示している。

これに対してモンサント側は、今までに800件以上の研究や米国など世界各国の規制当局が、グリホセートに発がん性はないと結論付けていると指摘した。

一方ジョンソンさんの弁護士は、ラウンドアップに含まれるほかの成分との「相乗効果」で発がん性が高まると主張した。

同弁護士は、ラウンドアップは世界で最も広く使われている除草剤だと強調し、10日の評決は「歴史的」な勝利だと述べた。

情報源:「モンサントの除草剤でがん発症」、末期患者に賠償320億円 米裁判所(CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース

情報源:CNN.co.jp : 「モンサントの除草剤でがん発症」、末期患者に賠償320億円 米裁判所


こえぇ・・・