WHO「出産後の授乳は速やかに 2時間以上で死亡率高く」

WHO「出産後の授乳は速やかに 2時間以上で死亡率高く」 | NHKニュース

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初めて母乳を与えられるのが生まれてから2時間以上あとの赤ちゃんは、生まれてから1時間以内に与えられた赤ちゃんよりも死亡率が1.3倍以上に上がり、病気にもかかりやすいとする報告書を、WHO=世界保健機関が発表しました。WHOは母親が速やかに授乳できる体制を整えるべきだと呼びかけています。

WHOは発展途上国を中心とした世界の76か国で母乳と赤ちゃんの生存率などとの関わりについて調べた報告書を31日、発表しました。

そのうち、のべ13万人以上の赤ちゃんを調べた5つの研究を分析した結果、初めて母乳を与えられるのが生まれてから2時間以上あとの赤ちゃんは、生まれてから1時間以内に与えられた赤ちゃんよりも1か月以内に死亡する割合が1.3倍以上に上がるほか、感染症などの病気にもかかりやすいことがわかったとしています。

その理由について、報告書は出産直後の母乳には病気から体を守るために必要な抗体などが非常に多く含まれているほか、出産直後に授乳を始めた母親は、母乳が継続して出やすくなり授乳の期間が長くなる傾向があるとしています。

また、授乳するときに肌が触れることで、母親の肌にいる微生物が早い段階で赤ちゃんに移り、免疫機能の発達にもつながるとして、母親が速やかに授乳できる体制を整えるべきだと呼びかけています。

一方、分析の対象になった研究には日本やアメリカなどは含まれておらず先進国で与えられている粉ミルクなどとの比較は行われていません。WHOは「授乳は始めるタイミングが重要だ」と指摘しています。

情報源:WHO「出産後の授乳は速やかに 2時間以上で死亡率高く」 | NHKニュース


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