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警視庁は12日、昨年6月に東京都葛飾区の江戸川で見つかった都内の30代男性の遺体を千葉県松戸市の40代男性と誤って判断し、家族に引き渡していたと発表した。同庁によると、40代男性は行方不明届が出され、妻ら親族3人が遺体の顔をみて本人に間違いないと話したことが根拠となっていたが、妻が今月6日に「夫が帰ってきた」と届け出たため誤りと分かった。
その後の捜査で、採取していた遺体の指紋などから身元が30代男性と判明。遺体は火葬されており、警視庁は双方の家族に経緯を説明し、遺骨を引き渡す手続きが行われている。
昨年6月下旬、江戸川で意識不明の男性が見つかり、搬送先の病院で死亡。3日前に千葉県警松戸署に行方不明届が出ていた40代男性と特徴が似ていたため、警視庁亀有署が妻ら親族3人に顔の確認を求め、3人は「間違いない」などと認めた。この直後、30代男性の家族が同署に行方不明届を提出した。
警視庁は通常、家族による顔の確認で身元を特定できたと判断した場合、指紋やDNA型の照合はしていないといい、「本件を教訓に再発防止を図りたい」としている。
情報源:「火葬した夫が帰ってきた」…警視庁が遺体の身元誤り、別人の家族に渡す – 産経ニュース
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