米朝双方がシンガポール入り 会談開催に向け調整本格化 | NHKニュース

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史上初の米朝首脳会談の準備のため、アメリカ政府の先遣隊と北朝鮮の高官がそれぞれシンガポール入りし、会談の開催に向けた調整が本格化しています。

アメリカのトランプ大統領は、米朝首脳会談を来月12日にシンガポールで開催することに意欲を示し、会談の準備のためにアメリカ政府の先遣隊が、28日、シンガポール入りしました。

市内のホテルでは29日朝、ホワイトハウスで大統領の実務などを調整するヘイギン次席補佐官の姿が確認され、NHKなどの記者らから北朝鮮側と協議するのかと問われると、「多くの会合がある」などと述べるにとどめました。

また、北朝鮮でキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長のそばで仕えるキム・チャンソン国務委員会部長も28日夜遅く、シンガポールに到着しました。
キム部長は、韓国メディアからキム・ジョンウン委員長の「執事」とも呼ばれる高官で、アメリカの先遣隊と会談の進め方や警備などについて実務的な協議を行うと見られ、会談の開催に向けた調整が本格化しています。

一方、韓国のソウル市内のホテルではアメリカ政府で北朝鮮問題担当の特別代表などを歴任したソン・キム駐フィリピン大使の姿が確認されました。

アメリカ国務省は政府代表団が軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で北朝鮮側と協議すると発表し、その代表をソン・キム氏が努めるとアメリカの一部メディアが伝えています。

米朝の間で立場が大きく異なる北朝鮮の非核化の具体的な措置について意見を交わすのか、注目されます。

北朝鮮 “キーパーソン” の副委員長が北京に

北朝鮮で米朝首脳会談に向けた調整のキーパーソンであるキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長が29日、中国・北京に到着し、このあとアメリカを訪れてトランプ政権との間で首脳会談の実現に向けた協議を行うという見方が出ています。

北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長は29日午前、ピョンヤンから国営コリョ航空で中国・北京に到着しました。

キム副委員長は、キム・ジョンウン(金正恩)委員長が相次いで2回行った南北首脳会談と中朝首脳会談のいずれにも同席したほか、さきにピョンヤンを訪れたアメリカのポンペイオ国務長官と会談し、米朝首脳会談に向けた調整のキーパーソンです。

キム副委員長が北京を経由してどこに向かうかは公表されていません。

キム副委員長が到着した同じ便には、北朝鮮外務省でアメリカを担当するチェ・ガンイル北米局副局長も搭乗し、空港で報道陣に「お話しすることはありません」とだけ述べて、北朝鮮大使館に向かいました。

関係者によりますと、北京から30日午後にニューヨークに向かう航空便の搭乗者名簿にキム副委員長やチェ副局長と同じ名前があるということで、外交関係者の間では、キム副委員長がアメリカを訪れ、トランプ政権との間で首脳会談の実現に向けた協議を行うという見方が出ています。

北朝鮮 アメリカ担当副局長も北京へ

北朝鮮外務省でアメリカを担当する北米局のチェ・ガンイル副局長が29日、ピョンヤンから中国 北京の空港に到着したのをNHKの取材班が確認しました。

チェ副局長の行き先は、明らかになっていませんが、史上初の米朝首脳会談の開催に向けた動きの一つとみられます。

米 新たな制裁見送りと報道

米朝首脳会談の開催に向けた調整が再び活発になる中、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは、28日、電子版で、トランプ政権が29日にも発表する予定だった北朝鮮に対する新たな制裁を見送ることを決めたと報じました。

制裁は、米朝首脳会談の中止発表を踏まえ、北朝鮮と取り引きがある中国やロシアの企業を含む30以上が対象になる予定だったということです。

ウォール・ストリート・ジャーナルはまた、29日までとされる韓国と北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョムの施設で行われている米朝の代表団による協議が、延長される可能性もあると伝えています。

河野外相「完全な核廃棄まで圧力を」

河野外務大臣は閣議のあと記者団に対し「米朝首脳会談があろうがなかろうが、あるいは首脳会談が行われたあとも、北朝鮮がCVID=完全で、検証可能かつ不可逆的な方法による核兵器などの廃棄を達成するまで、国際社会が一致して、しっかり圧力をかけることが大事だ。いま起きているひとつひとつの動きで何か物事が左右されるわけではないということを確認しておく必要がある」と述べました。

情報源:米朝双方がシンガポール入り 会談開催に向け調整本格化 | NHKニュース


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