解党制限しろよ。
希望の党と民進党が合流して「国民民主党」が発足する裏で「中継ぎ」としてわずか1日だけ存在した政党があった。その名も「国民党」。国民党は希望の党が分裂する形で立ち上がり、同じ日のうちに解散。民進党から名前を変えた国民民主党に合併した。
この超短命政党「国民党」は、国民民主党の略称「国民党」とは別物だ。何とも複雑な話だが、その狙いはどこにあるのか。
解散して「分割」すれば議員数に応じて配分できる
総務省では2018年5月7日から8日にかけて、政党や政治団体の届け出や解散に関する発表が相次いだ。玉木雄一郎衆院議員が代表を務めていた希望の党は、5月7日、同日付で解散を届け出た。その理由は「分割によって解散したため」。旧希望の党は、松沢成文参院議員が代表を務める希望の党と、玉木雄一郎衆院議員が代表の国民党に分割され、それぞれ5月8日、5月7日に発足を届け出た。
民進党は5月7日に国民民主党に名称変更を届け出る一方で、国民党は同日付で解散を届け出た。理由は「合併によって解散したため」で、合併先は国民民主党だ。
政党助成法の規定では、仮にA党から一部のメンバーが抜け、B党として「分派」する場合は、A党が受け取る政党助成金は引き続きA党が全額を受け取り、B党は受け取ることができない。これに対して、A党が解散してB党とC党に「分割」されるパターンでは、単純に議員数に応じてB党とC党に配分される。松沢氏の希望の党と玉木氏の「国民党」はまさにこのパターンで、旧希望の党の助成金を人数に応じて配分できる。
交付額は旧希望が30億、旧民進が36億
さらに、A党を存続政党として、そこに解散したB党が合併した場合は、A党とB党の交付額を足した分を受け取れる。つまり、国民民主党は、「旧希望の党の大部分+旧民進党」への交付分を受け取れることになる。
総務省の4月2日の発表によると、18年分の政党交付金の交付額は、希望の党が30億4295万4000円、民進党が35億6959万9000円。なお、立憲民主党は27億6430万3000円だ。4月、7月、10月、12月の4回に分けて交付され、初回は4月20日に支払われている。
これとは別に、地方に強い基盤を持たない玉木氏のグループからすると、旧民進党の地方組織を活用できるという利点もある。
なお、16年3月に民進党が発足した際も、民主党が民進党に名称変更し、そこに「合併によって解散」した維新の党のメンバーが合流している。17年9~10月に希望の党や立憲民主党が発足した際は、政党としての民進党は分割されていない。
情報源:国民民主党の裏で…1日で消えた「国民党」 超短命政党、何のために?(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
情報源:国民民主党の裏で…1日で消えた「国民党」 超短命政党、何のために? : J-CASTニュース
5月7日に発足して、たった1日で消えた #国民党 。#希望の党 から分派して #民進党 から名前を変えた #国民民主党 に直接合流すると #政党助成金 が受け取れないので、一旦届出をして交付額30億円?を分割した政党助成金を引き継いでから解散したようです。知らなかった…https://t.co/hMiYuTZCWA pic.twitter.com/a71LowLLsG
— 玉川ひでとし|大田区|東京都議会議員|公明党|防災士 (@tamachan_ota) May 9, 2018
「民進党」の政党助成金を引き継ぐため今日5月7日一日だけ存在する政党が、玉木雄一郎氏率いる「国民党」。
そして、明日この「国民党」の皆さんは「民進党」に入り、「民進党」が名称変更、「国民民主党」と名乗る。
これが「民進党」の政治資金を引き継ぐカラクリなのです。 pic.twitter.com/A32142fsr1— 日本国民党(愛国者のための政党) (@KOKUMINTO_JP) May 7, 2018
1日限りの【国民党】代表玉木氏
同じ政党名があったと仰っていたが3枚の総務省届けより
①希望の党を一度、希望の党と国民党へ分党し
②国民党のメンバーが民進党へ合流
③さらに民進党が「党名変更」で国民民主党にするこれ、100億の政党助成金の温存のため?
それでもモリカケ》笑 pic.twitter.com/n6w3NP0P5n— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) May 8, 2018
国会での活動実績が無いと政党予算の引継ぎ禁止にしろ。