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奈良国立博物館(奈良市)は7日、法華寺(同)が所蔵する鎌倉時代(13世紀)の文殊菩薩坐像(ぼさつざぞう)をX線CT(コンピューター断層撮影)スキャナーで調べた結果、内部に経典とみられる巻物など約180点が納められているのを確認したと発表した。
像は木造で高さ73センチ。頭部に仏陀の舎利(遺骨)を納めたとされる舎利容器や巻物など約30点、胴部には約150点の巻物や紙の束などがあった。取り出された形跡はなく、制作時に納められたとみられる。
こうした像内納入品は平安末期以降に多く見られ、他の例から紙の束には制作に関わった人々の名前などが書かれている可能性がある。
法華寺は奈良時代に光明皇后が創建、鎌倉時代に高僧・叡尊(えいそん)が再建した。同寺は当面、納入品を取り出す予定はないといい、樋口教香(きょうこう)住職は「大切に後世に伝えたい」と話している。
8~27日、同博物館・なら仏像館で特別公開する。月曜休館。問い合わせはハローダイヤル(050・5542・8600)。
情報源:法華寺の菩薩像、内部に巻物や紙の束が180点(読売新聞) – Yahoo!ニュース
情報源:法華寺の菩薩像、内部に巻物や紙の束が180点 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
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