ハンセン病元患者らの写真展 患者世界最多のインドで開催

ハンセン病元患者らの写真展 患者世界最多のインドで開催 | NHKニュース

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ハンセン病の患者が世界で最も多いインドで、偏見やいわれのない差別と闘う元患者らの写真を集めた展示会が開かれています。

この写真展は、インドで長年、ハンセン病患者の支援を続けている日本財団が首都ニューデリーで開いているもので、インド各地で暮らす元患者らの写真、合わせて90点が展示されています。

インドでは今も年間およそ13万人がハンセン病を新たに発症するなど、患者数が世界で最も多く、偏見や差別が根強く残っていて、展示されている写真では、患者らが社会から隔離された居住区での生活を余儀なくされている現実を捉えています。

このうち、80歳の元患者が1人で地面に座っている様子を写した写真は、40年前に病気を発症したあと故郷を追われ、足に後遺症を抱えながら各地を転々と暮らし、偏見やいわれのない差別を受けてきたことがメッセージとして添えられています。

このほか、展示会には「ハンセン病は治すことができる病気だ」とか「社会の一員として同様に扱ってほしい」といったメッセージとともに、元患者らの表情を写した写真が数多く展示されています。

写真を寄せた写真家の富永夏子さんは「展示会を通じて、ハンセン病について理解し、偏見や差別をなくすきっかけにしてほしい」と話していました。

情報源:ハンセン病元患者らの写真展 患者世界最多のインドで開催 | NHKニュース


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