「大阪メトロ」がスタート 公営地下鉄 全国初の民営化

「大阪メトロ」がスタート 公営地下鉄 全国初の民営化

ふむ・・・


大阪市営地下鉄が公営の地下鉄としては全国で初めて民営化され、1日から「大阪メトロ」としてスタートしました。

大阪市の地下鉄は昭和8年に梅田と心斎橋のおよそ3キロの区間で開業し、これまで大阪市交通局が8つの地下鉄と新交通システムのニュートラムを運営してきました。

しかし、事業を多角化し、経営基盤を強化するため公営の地下鉄としては全国で初めて1日から民営化され、大阪市高速電気軌道株式会社が運営する「大阪メトロ」としてスタートしました。

1日朝は、大阪市の隣の堺市にある御堂筋線のなかもず駅で、始発電車の出発式が行われ、河井英明社長が「きょうから大阪の地下鉄は『大阪メトロ』として新しくスタートします。安全と安心を第一に社員一同一丸となって取り組みたい」とあいさつしました。

そして、午前5時すぎ、「大阪メトロ」の新しいロゴのマークが先頭に取り付けられた電車は、駅長の「出発進行」の合図とともに、鉄道ファンらを乗せて動き出しました。

民間の鉄道会社になった「大阪メトロ」は、今後、駅構内でのいわゆる「駅ナカ」事業を拡大するほか、ホテルや福祉施設の運営など、鉄道以外の事業も展開していきたいとしています。

情報源:「大阪メトロ」がスタート 公営地下鉄 全国初の民営化 | NHKニュース


1日の始発列車となる御堂筋線の車両に新しいロゴマークを貼り付ける職員=3月31日午後、堺市北区の中百舌鳥検車場、左古将規撮影
1日の始発列車となる御堂筋線の車両に新しいロゴマークを貼り付ける職員=3月31日午後、堺市北区の中百舌鳥検車場、左古将規撮影

大阪市営地下鉄が1日から民営化され、大阪市が100%出資する新会社「大阪市高速電気軌道」(愛称・Osaka〈オオサカ〉 Metro〈メトロ〉)が事業を始める。公営地下鉄の民営化は全国で初めて。大阪市営地下鉄は85年の歴史に幕を閉じる。

3月31日午後、堺市北区にある大阪市交通局の検車場では、車両に真新しいロゴマークを貼り付ける作業が進められた。市交通局によると、新マークは正面から見るとメトロの「M」、横から見ると大阪の頭文字「O」に見えることを狙った。立体的で動きのあるらせん状のデザインで、「走り続け、変わり続ける」ことを表現したという。

4月1日の始発列車となる御堂筋線の車両に新しいロゴマークを貼り付ける職員=3月31日午後、堺市北区の中百舌鳥検車場、左古将規撮影
4月1日の始発列車となる御堂筋線の車両に新しいロゴマークを貼り付ける職員=3月31日午後、堺市北区の中百舌鳥検車場、左古将規撮影

大阪市営地下鉄は1933年に全国初の公営地下鉄として梅田―心斎橋間で開業した。計9路線133駅で地下鉄とニュートラムを展開してきた大阪市交通局は3月末で廃止。市交通局の職員約5700人のうち約5千人が新会社に転籍し、事業を引き継ぐ。新会社の社長には元パナソニック専務の河井英明氏(63)が就く。不動産開発や高齢者・子育て支援など新規事業への進出も検討する。

〈おことわり〉新会社の愛称は「Osaka(オオサカ) Metro(メトロ)」ですが、地名をわかりやすく示すため、「大阪メトロ」と表記することがあります。

情報源:大阪メトロ、きょう誕生 「市営」85年の歴史に幕 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源:大阪メトロ、きょう誕生 「市営」85年の歴史に幕:朝日新聞デジタル


「114年間ありがとうございました」と書かれたヘッドマーク(下)を付けて運行する大阪市営地下鉄御堂筋線の車両=3月19日、市営地下鉄梅田駅
「114年間ありがとうございました」と書かれたヘッドマーク(下)を付けて運行する大阪市営地下鉄御堂筋線の車両=3月19日、市営地下鉄梅田駅

日本初の公営地下鉄の大阪市営地下鉄が、4月1日から民営化された。公営地下鉄の民営化は全国で初めてだ。新会社「Osaka(オオサカ) Metro(メトロ)」が事業を引き継ぎ、職員は公務員の身分を失った。利用者にとっては、何がどう変わるのか。

「114年間ありがとうございました」。大阪市営地下鉄御堂筋線で、こんなヘッドマークをつけた列車が3月31日まで走った。

大阪市交通局(旧大阪市電気局)は、1903年に日本初の公営路面電車を開業。33年には日本初の公営地下鉄を梅田―心斎橋間で開業した。現在は9路線133駅で地下鉄とニュートラムが走る。

交通局は3月末に廃止され、地下鉄とニュートラムは大阪市100%出資の新会社が引き継いだ。2016年度の輸送人員は年間9億人で関西大手私鉄5社をいずれも上回り、営業収益は1584億8千万円で私鉄5社で最高の近鉄と肩を並べる。

民営化で何が変わるか
民営化で何が変わるか

利用者にとっては何が変わるのか。交通局によると、運賃や終電時間は「現段階で変更する予定はない」。民営化を見据え、数年前からサービス改善に取り組んできたためだ。初乗り運賃は14年に初めて値下げし、200円から180円に。終電時間は13年に最大42分延長した。駅のトイレは13年から4年間で108駅で改修した。

変わるのは「敬老パス」だ。対象は70歳以上の大阪市民。現在は年間3千円の負担金と乗車1回50円が必要だが、7月からは年間負担金がいらなくなる。

情報源:大阪メトロ、出発進行 きょう民営化、どう変わる?:朝日新聞デジタル



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