111手まで、藤井聡太六段の勝ち。
千日手からの勝利、恩返し成功。
将棋の中学生棋士・藤井聡太六段(15)が3月8日、王将戦一次予選で師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局に勝利した。将棋界では弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と呼ぶ慣習があり、史上最多の29連勝や最年少棋戦優勝・六段昇段などとともに、恩返しも果たした。
杉本七段の先手番で始まった対局は、互いに譲らず千日手となり指し直しに。先手、後手が入れかわっての指し直し局では、藤井六段が徐々にペースを握り、リードを広げ続けた。
藤井六段の2017年度の成績は、3月8日時点で70局59勝11敗、勝率0.843。年度をまたいで達成した29連勝を加えて4部門すべてで全棋士トップの成績。対局数では2位の豊島将之八段に14局差、勝数は大橋貴洸四段に18勝差。連勝数も独走状態で、部門賞独占も濃厚だ。
情報源:将棋・藤井聡太六段、杉本昌隆七段と公式戦初の師弟対決に勝利 “恩返し”で公式戦14連勝! (AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース
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- 8日の王将戦1次予選2回戦で、杉本昌隆七段は藤井聡太六段に敗れた
- 杉本七段は「勝負としては残念だが気持ちは素晴らしい」と満足した様子
- 一方、再戦については「できるならしたい」とリベンジを誓っていた
◇第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)1次予選2回戦(2018年3月8日 大阪市・関西将棋会館)
将棋の中学生棋士、藤井聡太六段(15)に敗れた師匠の杉本昌隆七段(49)。ただ、指し直しも含めて2局分、8時間20分にわたる師弟対決を“楽しんだ”。「勝負としては残念だが気持ちは素晴らしい。藤井六段にお礼を言いたい」と満足感を漂わせた。
実感した愛弟子の成長度合いについては、「彼の強さは証明されている。改めて私が話すことではない」という言葉で表現。それでも終局後は再戦意欲がわいてきたようで「できるならしたい」とリベンジを誓っていた。
対局場には藤井も含めた一門のトップ、故板谷九段の揮毫「忠」を記した扇子を持参。「ずっと持っていると昔のことを思い出して感傷にふけってしまいそうなので…」と使用を午前中だけに限定した理由を説明した。
情報源:藤井六段の師匠・杉本七段 愛弟子の成長実感、再戦には「できるならしたい」 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段の師匠・杉本七段 愛弟子の成長実感、再戦には「できるならしたい」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
最年少プロ棋士の藤井聡太六段(15)と師匠の杉本昌隆七段(49)の公式戦初対局となる第68期王将戦一次予選が、2018年3月8日、関西将棋会館(大阪市)で行われた。
史上最年少で六段に昇進し、勢いに乗っている藤井六段が師を超えるか、杉本七段が貫録を見せつけるか――注目を集めた対局は、18時20分ごろ、111手で藤井六段が勝利し、連勝数を14に伸ばした。
「持久戦」で勝ち狙う姿勢見せた杉本七段だが…
2月に四段に昇段してから藤井六段は次々と昇段し、3月1日の第31期竜王戦ランキング戦で阿部隆八段相手に勝利を収めて13連勝を重ねるなど勢いに乗っている。
師匠の杉本七段は1990年に四段に昇段後、およそ5年ごとに段位を上げ、2006年に現在の七段となっている。近年では、藤井六段を幼少期から知る人物として、メディアに取材を受ける機会も多い。
対局当日の3月8日に放送された「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ系)では、同番組の取材に対し、杉本七段は師弟対決を楽しみにしていると語った。
また、「強さは証明されている」ため弟子が師匠に勝利し、成長ぶりを示す「恩返し」は「してほしいとは思っていない」と話すと、
「充分強さは知っていますから、今までの自分の持っているものを全部出して、弟子にそういう将棋を見せたいなと思っています。それが藤井に対しての礼儀ですし、見ていただいているファンの方に対する礼儀かなと」
と、勝ちに行く姿勢を見せた。持久戦になるほど自分のペースに持ち込めるという戦略についても語ったという。
千日手で「指し直し」…サイトではコメント殺到
公式戦で初の師弟対決は10時に始まり、対局全体をネットで生中継する「将棋プレミアム」には多くの視聴者が集まり、両棋士の手に対してのコメントが殺到した。ツイッターには「つながりにくい」という報告が上がるなど、その注目度の高さがうかがえた。
「長引くほど自分のペース」という発言通りか、昼休みを挟んで対局が再開されると、60手目で千日手となり、13時43分から先手と後手を入れ替えて指し直された。
両棋士ともに慎重に駒を進めたが、徐々に藤井六段が優勢になり、111手目で杉本七段が投了した。
情報源:藤井六段、師を下し14連勝! 注目の対局、ネット中継も一時つながりにくく (J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段、師を下し14連勝! 注目の対局、ネット中継も一時つながりにくく : J-CASTニュース
将棋の最年少棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内で行われた第68期王将戦1次予選で師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対局し、千日手指し直しの末、勝利した。
弟子が公式戦で師匠に勝つ「恩返し」で14連勝を飾った。
対局は午前10時に始まり、同一局面が4回繰り返されると無勝負となる千日手が成立。午後2時前に藤井六段の先手で指し直しとなり、午後6時20分、111手で杉本七段が投了した。
杉本七段は名古屋市出身で、東海地方での将棋普及に力を入れている。愛知県瀬戸市に住む藤井六段は5歳で将棋を始め、自宅近くの将棋教室に通い出したことをきっかけに小学4年の時、杉本七段に弟子入りした。
情報源:将棋・藤井六段、師匠に「恩返し」=公式戦初対局で杉本七段に勝利 (時事通信) – Yahoo!ニュース
情報源:将棋・藤井六段、師匠に「恩返し」=公式戦初対局で杉本七段に勝利:時事ドットコム
将棋の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選で、師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局に臨んだ。
杉本七段は前泊、藤井六段は当日入りで迎えた注目の師弟対決には、報道陣約70人が詰め掛けた。将棋連盟関係者は「関西将棋会館で指された対局では、公式戦28連勝を飾った澤田真吾六段との対局以来の数ですね」と語った。
藤井六段は小学4年の時に杉本七段に弟子入り。練習対局では、藤井六段が杉本七段に勝つことが多かったという。そんな2人はこの日、棋士控室であいさつを交わしたものの、対局室に移ると目さえ合わさず。普段と変わらぬ藤井六段に比べ、杉本七段は駒をきれいに並べたり、ハンカチに手をやったりと落ち着かない様子を見せた。
杉本七段の先手番で始まった対局は、藤井六段にとって3度目、昨年8月の豊島将之八段(27)との対局以来となる千日手が成立。指し直しとなった対局を藤井六段が111手で制した。
“恩返し”を果たした藤井六段は「公式戦で対局できるというのはとても楽しみにしていた。対局中はいつも通りの気持ちで、と思っていました。とてもいい経験になりました。奨励会時代からたくさん教えていただいた。これからもさらに活躍していかねばと思います」と話した。
一方、敗れた杉本七段は、涙ぐみながら「私が19の時に師匠(板谷進九段)が亡くなりました。当時、自分はプロではなかったので、師匠との公式戦はかないませんでした。形を変えて藤井六段と公式戦で対局できてうれしい」と感慨深げに語った。
念願の師弟対決には「毎局のようにカメラに囲まれる中で指していて大変なのがわかった」と常に注目を集める弟子を思いやったが、そこは勝負師だ。「勝負が始まってしまえば、自分のことを考えるのでやりにくさはなかった。対局前の方がいろいろ考えた」とキッパリ。
弟子に“恩返し”を許す形となったが「彼の強さは証明されている。改めてかける言葉はないです。この対局は私まで注目してもらい、記念になりました。勝負としては非常に残念ですが、今日の一日は非常に素晴らしいですし、藤井六段にお礼を言いたい。彼もさらに成長していると思いますが、できることならまたもう一回対局したい」と再戦に思いを巡らせた。
情報源:藤井六段 師匠と公式戦初対局で勝利「さらに活躍していかねば」 (東スポWeb) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段 師匠と公式戦初対局で勝利「さらに活躍していかねば」
将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段(49)を111手で破った。師匠との公式戦初対局。将棋界で言う弟子が師匠に勝つ「恩返し」をした。
以下は主な一問一答。
-千日手、指し直し局と大熱戦になった。千日手の打開は考えたか
藤井 打開も考えたが、なかなか難しかった。
-指し直し局はどのような将棋だったか
藤井 一手、一手、とても難しい将棋だった。最後まで分からなかった。
-公式戦での初の師弟対決、どんな心境で臨んだ
藤井 公式戦で対局できるのは楽しみにしていた。対局はいつも通りの気持ちでいけた。とてもいい経験になった。
-師匠のこの対局への思いを聞いて
藤井 師匠にはたくさん教えていただいた。公式戦の舞台で対局することができて、本当にうれしい。これからもさらに活躍していかねばと。
情報源:藤井六段、師匠と対決「難しい将棋だった」一問一答 (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段、師匠と対決「難しい将棋だった」一問一答 – 社会 : 日刊スポーツ
将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選2回戦で師匠の杉本昌隆七段(49)を111手で破った。師匠との公式戦初対局。師匠の杉本が対局後、師弟戦の思いを語った。
以下は主な一問一答。
-2局を振り返って
杉本 千日手はこちらから打開することができなかった。きょうは長くやりたかったので、途中から指し直しにするつもりでした。
-指し直し局はどのような将棋だったか
杉本 練習将棋ではあまりこういったかたち(千日手)はなかった。私はもともと四間飛車(戦型)でプロになった。藤井六段を弟子にしてからはあまり(四間飛車)の将棋を指したことはなかった。きょうはプロになった原点の四間飛車でいこうかなと決めていました。
-師匠の故板谷進九段への思いは
杉本 私が19歳のときに師匠は亡くなった。まだプロになっていなかった。師匠と公式戦で戦うことができなかった。形を変えて、藤井六段と戦えたのはうれしかった。
-持っていた扇子は
杉本 午前と午後で扇子を変えた。午前中は師匠の扇子。ずっとこれを持っていると、昔のことをいろいろ思い出したりして感傷にふけってしまいそうだった。午後からは扇子を変えた。
-午前中の対局では初手まで約2分間、何かを考えていたようだった
杉本 自分の棋士人生の中でも一番注目された対局。こういう対局ができるのをうれしく思った。いろいろな人への感謝の思いがあった。
-たくさんの報道陣に囲まれた感想は
杉本 毎回、彼はこんな注目されている場で指しているんだな。あらためて大変さが分かった。
-いま藤井六段にかけたい言葉は
杉本 彼の強さは証明されている。あらためて言葉はない。この対局は藤井六段のみならず、私まで注目していただいた。勝負としては残念だが、記念にもなった。きょうはすばらしい1日でした。
-また対戦したいか
杉本 同じ関西の棋士なので、またいつか対局する日がある。そのときは藤井六段はさらに成長していると思う。もう1回、対局したい。
情報源:弟子藤井六段戦で亡き師匠思う/杉本師匠の一問一答 (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
情報源:弟子藤井六段戦で亡き師匠思う/杉本師匠の一問一答 – 社会 : 日刊スポーツ
将棋界初の「中学生六段」に昇段した藤井聡太六段(15)が、大阪市の関西将棋会館で指された第68期王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)を111手で破った。師匠との公式戦初対局。将棋界で言う弟子が師匠に勝つ「恩返し」をした。公式戦通算は69勝11敗。昨年6月に樹立した29連勝に次ぐ14連勝を飾った。
午前10時から始まった師弟戦は、同一局面を4回繰り返す「千日手」となり、午後から指し直し局がスタート。中盤まで一進一退の攻防が続いたが、藤井は持ち前の終盤力で投了に追い込んだ。
師弟対決を制した藤井は「対局前からすごく楽しみにしていました。対局中はいつも通りの気持ちでいきました。とてもいい経験になりました」と笑顔で振り返った。
愛弟子の恩返しに杉本は「藤井六段の強さは証明されていますから。勝負は残念ですが、記念のすばらしい1日になりました」と振り返った。千日手になった一戦では、師匠の故板谷進九段の扇子を持って対局した。午後からは別の扇子の変更した。
小学4年で弟子入りした藤井。これまでの師匠との対局は、100局にも満たない。杉本は他の弟子と藤井を対局させ、感想戦でアドバイスするように心がけた。「自分はプロなので、指せば影響を与える自信はあった。ただそれは、藤井にとってはいいことではないように感じた」。型にはめず、自らが考えて答えを出せるように導いた。それだけの才能があった。
終局後、多くの報道陣に囲まれた杉本は「彼(藤井)の大変さが分かりました」と苦笑いした。
情報源:藤井聡太六段「いい経験」師匠との公式戦初対局制す (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井聡太六段「いい経験」師匠との公式戦初対局制す – 社会 : 日刊スポーツ
将棋界初の「中学生六段」となった藤井聡太六段(15)が8日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された王将戦一次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)に千日手成立の指し直し局で111手で勝ち、初の師弟対決で“恩返し”を果たした。
これで公式戦14連勝。通算成績を69勝11敗とした。
小学4年時に弟子入りした師匠と、プロとして初めて盤上で火花を散らすとあって、報道陣は昨年の“29連勝街道”のさなかを思わせる23社約50人が詰めかけた。
午前10時、振り駒で先手となった師匠・杉本七段は、戦前に「せっかくなのでじっくり指したい」と話していたように、2分間、ゆっくりと思いを巡らせてから初手を指したが、対局開始の3時間18分後、杉本七段の59手目で、同じ局面が4回出て「千日手」が成立。30分後の午後1時48分から指し直された。
藤井六段の公式戦での千日手成立は、昨年6月2日の澤田真吾六段戦、同8月24日の豊島将之八段(27)戦以来、3度目だった。
藤井六段は「公式戦で対局できるのは楽しみにしていました。対局に関してはいつも通りの気持ちでした。とてもいい経験になりました」。杉本七段は「同じ関西(所属の)棋士なので、またいつか機会があるはず。その時はさらに成長していると思いますが、もう一回、対局したい」と話した。
藤井六段の次回公式戦は順位戦C級2組の三枚堂達也六段(24)戦。昨年7月のYAMADAチャレンジ杯で、デビューから2度目の黒星を喫した相手で、リベンジを期す。
情報源:藤井聡太六段が師匠・杉本昌隆七段を破り“恩返し”「いい経験に」 (スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井聡太六段が師匠・杉本昌隆七段を破り“恩返し”「いい経験に」 : スポーツ報知
将棋の中学生棋士として史上初めて六段に昇った藤井聡太(そうた)六段(15)が8日、大阪市福島区の関西将棋会館で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦で初めて対戦し、勝利した。将棋界では公式戦で弟子が師匠に勝つことを「恩返し」というが、藤井六段が「恩返し」を果たした。
王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選。午前10時に始まった対局は午後1時18分、同一局面が4回出現する「千日手(せんにちて)」が成立。規定によって、30分後に先手と後手を入れ替え、それぞれの残り時間を引き継いで指し直し局が始まり、午後6時20分、藤井六段が111手で勝利。継続中だった連勝記録を14に伸ばした。
終局後、杉本七段は「私の師匠(板谷(いたや)進九段)は、私が19歳の時に亡くなり、その時、私はプロでなかった。師匠と公式戦で対局する夢はかなわなかったので、形を変えて、私が師匠の立場で藤井六段と対戦できたことをうれしく思います」と述べ、「負けたのは非常に残念ですが、でも、今日という一日は素晴らしかった。藤井六段にお礼を言いたい」と話した。藤井六段は「師匠にはたくさん教えていただいた。公式戦で対局出来て、うれしいですし、さらに活躍していかねば、と思いました」と話した。
ログイン前の続き日本将棋連盟によると、藤井六段の通算成績は69勝11敗。同じく今年度の成績は、70対局、59勝11敗。将棋界の記録4部門(対局数、勝ち数、勝率、連勝)で今年度のトップを独占する勢いだ。
将棋の王将戦は、全棋士が参加。1次予選、2次予選のトーナメントがある。2次予選を勝ちあがった棋士とシード棋士4人とでリーグ戦を行い、挑戦者を決める。例年1~3月に七番勝負がある。現在は久保利明王将(42)に豊島将之八段(27)が挑戦中で、第5局まで終わって久保王将3勝、豊島八段2勝。(佐藤圭司)
情報源:初の師弟対局で「恩返し」、藤井六段が勝つ 王将戦 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
情報源:初の師弟対局で「恩返し」、藤井六段が勝つ 王将戦:朝日新聞デジタル
最年少棋士の藤井聡太六段(15)が8日、関西将棋会館で行われた王将戦1次予選で師匠の杉本昌隆七段(49)と初対局し、111手で下した。連勝記録を14に更新した。局後、取材に応じた藤井六段は「本当に一手一手とても難しい将棋で最後まで分からなかった」と師匠との対局を振り返った。
午前10時に開始した対局は、午後1時過ぎに千日手となり指し直しとなった。指し直し局では藤井六段が居飛車穴熊で臨み、111手で勝利した。藤井六段は気負わず、平常心で臨んだと明かし、注目される中での師弟対局について「とても良い経験になりました」と冷静に話した。
一方、破れた杉本七段は「自分の棋士人生の中で恐らく一番注目された対局」と振り返り、「勝負としては非常に残念だが、きょうの1日は自分の中で非常に素晴らしいものになりました。藤井六段にお礼を言いたいと思います」と弟子に感謝した。
藤井六段は、この日の勝利で、昨年6月に樹立した29連勝に次ぐ自身の連勝記録を「14」に更新。今年度の「連勝」記録では、自身が持つ1位記録の29連勝に続いて、単独2位記録となった。
情報源:藤井六段 師匠の杉本七段に勝利…杉本七段は「藤井六段にお礼を言いたい」 (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段 師匠の杉本七段に勝利…杉本七段は「藤井六段にお礼を言いたい」/芸能/デイリースポーツ online
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。
藤井の次戦は15日の順位戦C級2組最終10回戦で、昨年7月の対局で敗れた三枚堂達也六段(24)と対戦。順位戦は9戦全勝ですでに同1組への昇級を決めており、初参戦での全勝昇級と史上4人目の年度60勝(今期現在59勝11敗)がかかる。そして3月末には2017年度の対局数、勝利数、勝率、連勝の記録4部門独占なるかも注目される。さらに4〜5月ごろ組まれる見込みの竜王戦ランキング戦5組であと2勝し決勝に進めば、連続昇級の規定により史上最年少で七段昇段となる。
情報源:藤井六段 史上4人目の年度60勝なるか 次戦15日は三枚堂六段と対決 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段 史上4人目の年度60勝なるか 次戦15日は三枚堂六段と対決― スポニチ Sponichi Annex 芸能
将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)は8日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた王将戦1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局を制した。藤井六段は14連勝となり、今年度の連勝ランキングで、昨年度から今年度にかけて自身が達成した29連勝に次ぐ単独2位を記録。将棋界で師匠に弟子が勝つ「恩返し」を公式戦で成し遂げ、恩師に成長ぶりを示した。藤井六段の公式戦通算成績は69勝11敗となった。
杉本七段は名古屋市出身で故・板谷進九段門下。藤井六段が生まれる12年前の平成2年にプロ入りした。藤井六段が小学4年生のころに弟子入りし、才能を感じた杉本七段は自分の主義を押しつけることなく、藤井六段のプロ入り後も大切に成長を見守り、活躍をもり立ててきた。
この日午前に始まった対局は持ち時間各3時間。先手は杉本七段だったが、午後に59手目で同一局面が4度現れた時点で無勝負となる「千日手」が成立。持ち時間は互いに2時間を切った状態で、先手後手を入れ替え指し直し局が行われた。今度は先手となった藤井六段が中盤から優勢を築き、巧みな指し回しで師匠を111手で押し切った。
■杉本七段、声詰まらせる
まな弟子との対局後に杉本七段は「私はプロ入りする前の19歳で師匠を亡くしているので公式戦で戦うという夢はかなわなかった。師匠という立場だが、藤井六段と対戦できてうれしい」と声を詰まらせた。
千日手となった対局で、杉本七段は自らの師匠の扇子を持って臨んだが「昔を思い出し感傷にふけりそうだった」といい、午後から別の扇子に替えた。
また「こうした場で指せたことは記念になりました。勝負は残念だが、今日の一日はすばらしいし、藤井六段にお礼を言いたい」と感慨深げに語った。
師匠の言葉に耳を傾けていた藤井六段は「師匠には(プロ棋士養成機関の)奨励会以来、たくさん教えていただいた。公式戦という舞台で対局できたことがうれしく、これからもさらに活躍せねばと思いました」と感謝の言葉を述べた。
対局時は緊張した面持ちの2人だったが、対局後の「感想戦」では笑顔が戻り、普段の仲むつまじい師弟に戻っていた。
情報源:【将棋】藤井聡太六段、師弟対決制す 公式戦で「恩返し」…師匠・杉本七段「今日はすばらしい一日」と声詰まらせる(1/2ページ) – 産経WEST
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。
杉本の先手で始まった対局は、59手目で千日手に。指し直し局では、四間飛車に構えた杉本に対し、居飛車の藤井は王を穴熊に囲う。杉本の端攻めをかわした藤井は、相手の攻め駒を巧に封じながらカウンターで徐々にリードを広げ、反撃を狙う杉本を封じ込めた。
対局後は両者ともに穏やかな表情に。どんな心構えで臨んだのかと聞かれた藤井は「楽しみにしていた。対局については、いつもどおりの気持ちで臨んだ。とてもいい経験になったと思う」と振り返った。
敗れた杉本も「藤井六段とこういう場で指せるのはいい記念になった。勝負としては残念だが、素晴らしい1日になり(藤井に)お礼を言いたい」と感無量の面持ち。指し直し局の展開については「こういう形にしたことはあまりなかったです。あまりなかったよね?」と笑顔で藤井に聞くような場面も。インタビュー終了後は、師弟による普段の指導対局のようななごやかな感想戦が進められた。
藤井は「こうして公式戦で対局することができて嬉しい。これからもさらに活躍していかねばと思う」とおごることなく、師匠の前でさらなる成長を誓った。
情報源:藤井六段、慢心なし「さらに活躍していかねば」対局後は師匠となごやかな感想戦 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段、慢心なし「さらに活躍していかねば」対局後は師匠となごやかな感想戦― スポニチ Sponichi Annex 芸能
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。
永世7冠の資格を持つ第一人者の羽生善治竜王(47)も、今回の藤井と似た状況で師弟対決を経験している。羽生が18歳で五段だった1989年3月、公式戦のオールスター勝ち抜き戦で師匠の故二上達也九段と1度だけ対戦した。羽生が快勝し、二上はこの対局で引退を決意したとされている(90年3月に引退)。
羽生は同月までの88年度の対局数、勝利数、勝率、連勝の4部門でトップを独占。タイトル未獲得ながら最優秀棋士に初選出され、超一流棋士へと飛躍を遂げた。
情報源:藤井六段、羽生竜王と重なる初の師弟対決 超一流棋士への道進む (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段、羽生竜王と重なる初の師弟対決 超一流棋士への道進む― スポニチ Sponichi Annex 芸能
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。
杉本の先手で始まった対局は、59手目で千日手に。指し直し局では、四間飛車に構えた杉本に対し、居飛車の藤井は王を穴熊に囲う。杉本の端攻めをかわした藤井は、相手の攻め駒を巧に封じながらカウンターで徐々にリードを広げ、反撃を狙う杉本を封じ込めた。
対局を終えた藤井は「とても楽しみにしていた。対局が始まってからは、いつも通りの気持ちで臨めた。とてもいい経験ができた」と喜びを噛みしめた。
師匠の杉本は、千日手について「こちらから打開することができない状況だった。きょうはじっくり時間長くやりたかったので、指し直し(の流れ)になった」とコメント。指し直し局の展開について聞かれると「こういう形にしたことはあまりなかったです。あまりなかったよね?」と笑顔で藤井に聞くような場面も見られた。
杉本は師弟対決について「19歳のときに師匠が亡くなりまして、私は当時プロではなかったので、師匠と公式戦をすることはかなわなかった。いま、立場は変わりましたが、師弟対決ができて嬉しく思う。勝負としては残念だが、素晴らしい1日になり(藤井に)お礼を言いたい」と語った。
藤井は「こうして公式戦で対局することができて嬉しい。これからもさらに活躍をしなければと思う」と師匠の前でさらなる成長を誓った。
情報源:藤井六段、初の師弟対決に勝利「とてもいい経験」杉本七段「素晴らしい1日。お礼を言いたい」 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
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中学3年の最年少棋士、藤井聡太六段(15)と師匠の杉本昌隆七段(49)が対局する第68期王将戦(毎日新聞社など主催)1次予選2回戦が8日、大阪市福島区の関西将棋会館であり、藤井六段が千日手指し直しの末、111手で勝った。公式戦初の師弟対決で注目を集め、大勢の報道陣が詰めかけた。3回戦では井上慶太九段(54)と対戦する。
杉本七段の先手番で午前10時に始まった対局は59手で同一局面が4回繰り返され、無勝負とする千日手が成立。指し直し局は先後を入れ替え、藤井六段の先手番で午後1時48分に始まった。振り飛車が得意な杉本七段は、プロになれた原点だという四間飛車戦法を採用。これに対し藤井六段は堅い守りの穴熊に構え、6時20分、熱戦を制した。
この勝利で藤井六段は14連勝。自身が持つ29連勝に次いで、今年度の連勝数単独2位も達成し、どこまで伸ばすかも注目を集める。
5歳で将棋を覚えた藤井六段は日本将棋連盟東海研修会(名古屋市)で杉本七段と出会い、小学4年だった2012年9月に杉本門下で関西奨励会入会。16年10月、14歳2カ月(中学2年)の史上最年少記録でプロ棋士になった。杉本七段によると、小学生時代からこれまでに100局程度練習将棋を指し、勝ったのは約2割という。
棋士の間では、師匠に弟子が勝つことを「恩返し」と言うことがある。終局後のインタビューで杉本七段は、自身の師匠である故板谷進九段のことを思い出しながら、「師匠は私がプロになる前の19歳のときに亡くなり、公式戦での対局はかなわなかった。形を変えて、師匠という立場で藤井六段と対戦できたのはうれしかった」と、目を潤ませていた。師匠の言葉に藤井六段は、「奨励会時代からたくさん教えていただき、公式戦で対局することができたのは本当にうれしい。さらに活躍していかねばという思いです」と込み上げるものを抑えるような表情で語った。その後、2人は余韻を楽しむように、笑顔で1時間以上も対局を振り返っていた。【新土居仁昌】
情報源:<将棋>藤井六段、師弟対決に勝利 王将戦予選 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
情報源:将棋:藤井六段、師弟対決に勝利 王将戦予選 – 毎日新聞
中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。
午前10時に杉本の先手で始まった対局は、昼食休憩をはさんだ午後1時18分、59手目で千日手に。30分の休憩を挟み、1時48分から先手後手を入れ換えての指し直しとなった。
指し直し局では、四間飛車に構えた杉本に対し、居飛車の藤井は王を穴熊に囲う。杉本の端攻めをかわした藤井は、相手の攻め駒を巧に封じながらカウンターで徐々にリードを広げ、反撃を狙う杉本を封じ込めた。
一昨年のデビュー戦から公式戦29連勝の新記録を樹立した藤井は、今年も1月途中から連勝街道を快走中。2月の順位戦では、最終戦を待たずにC級1組の昇級を決めて五段に昇段。一般棋戦の朝日杯オープン戦では佐藤天彦名人(30)、羽生善治竜王(47)らを次々に破り、15歳6カの史上最年少で棋戦初優勝。約半月で六段に昇段した。さらにこの日の勝利で、公式戦の連勝を14に伸ばした。
藤井は小学1年時に東海研修会で杉本と出会い、小学4年の奨励会入会時に弟子入りした。14歳2カ月の史上最年少でのプロ入りまで導いてくれた師匠に、鮮やかな「恩返し」を果たした。
情報源:藤井六段、初の公式戦師弟対決制す!千日手指し直し局で杉本七段に“恩返し” (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井六段、初の公式戦師弟対決制す!千日手指し直し局で杉本七段に“恩返し”― スポニチ Sponichi Annex 芸能
師弟対決となっていた藤井聡太六段と杉本七段の対局。藤井六段の勝利が決まった。
公式戦で初となる師匠・杉本昌隆七段との対局に臨んだ藤井六段。対局開始から8時間以上が経過した午後6時すぎ、師匠である杉本七段が投了し、藤井六段の勝利となった。
午前10時から始まった対局は「千日手」となり、午後から先手と後手を入れ替えて指し直しが行われるなど、一進一退の攻防が続く熱戦となり、午後6時20分、111手目で決まった。
将棋界では弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と言うそうで、藤井六段が師匠に「恩返し」できたことになる。また、29連勝の記録をもつ藤井六段だが、この勝利により連勝記録を再び「14」にまで伸ばしている。
情報源:「千日手」経て…藤井聡太六段、師匠に勝利(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
情報源:「千日手」経て…藤井聡太六段、師匠に勝利|日テレNEWS24
8日、中学3年生の最年少プロ棋士・藤井聡太六段が師匠である杉本昌隆七段との公式戦初の「師弟対局」に臨み、勝利した。
大阪・関西将棋会館で行われた「王将戦」の一次予選で、藤井聡太六段は師匠である杉本昌隆七段と対局した。対局開始から3時間以上が経過した時に、同じ局面が4回繰り返しとなる「千日手」のルールが成立し指し直しとなった。
休憩をはさんだ後、先手と後手を入れ替えてやり直しの対局が行われ、公式戦では初めての「師弟対局」は藤井六段が勝利した。
将棋の世界では師弟対決で弟子が勝つことを「恩返し」と呼ぶそうで、将棋界の歴史を塗り替え続ける天才棋士が「恩返し」を果たした。
情報源:藤井聡太六段 師匠・杉本七段に勝利(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
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将棋の藤井聡太六段が公式戦初の師弟対決を制し、杉本七段に勝利しました。
勝つのは「師匠」か、それとも「弟子」か。午前10時、藤井聡太六段と師匠の杉本昌隆七段による対局がスタート。一進一退の攻防を制したのは、弟子の藤井六段でした。
「とても楽しみにしていました。とてもいい経験になったと思います」(藤井聡太 六段)
敗れた師匠杉本七段は・・・
「師匠という立場ですけど、藤井六段と公式戦で対戦できてうれしく思います」(杉本昌隆 七段)
情報源:藤井六段が師匠・杉本七段に勝利、公式戦初の師弟対決(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース
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中学生棋士・藤井聡太六段(15)が、公式戦初の「師弟対決」に勝利した。
藤井聡太六段は、8日、大阪市内で行われた王将戦の1次予選の2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)との公式戦初対局に臨んだ。
対局では、お互いが目を合わせることはなく、緊張感が漂っていた。
対局の結果、藤井六段が師匠の杉本七段を破り、師弟対決を制した。藤井六段は「公式戦で戦えるのは、とても楽しみにしていました。とてもいい経験になったかなと思います」と話した。
情報源:藤井聡太六段、公式戦初の師弟対決に勝利(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース
先月、棋戦で初優勝して昇段を果たした中学生棋士の藤井聡太六段が、8日、公式戦で初めて師匠の杉本昌隆七段と対局し、「千日手」による指し直しの末、勝利を収めました。
去年、デビュー戦から29連勝して将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した藤井聡太六段(15)は、先月1日に五段に昇段したあと、17日には羽生善治二冠らを破って棋戦で初優勝し、一気に六段になりました。
藤井六段は8日、大阪の関西将棋会館で八大タイトルの1つ「王将戦」の予選に臨み、杉本昌隆七段(49)と対局しました。
杉本七段は、藤井六段が小学4年生のときに弟子入りした「師匠」で、今も藤井六段の指導を続けています。
この2人の「師弟対決」が公式戦で実現したのは今回が初めてです。
対局は午前10時に始まりましたが、昼食の休憩後に盤面の駒の並びや持ち駒が全く同じ局面が4回繰り返される「千日手」となり、指し直しとなりました。
指し直しの対局は中盤から次第に藤井六段が優勢になり、午後6時20分、111手までで杉本七段が投了して、弟子の藤井六段が勝ちました。
日本将棋連盟によりますと、藤井六段は14連勝で今年度の通算成績は59勝11敗となり、成績ランキングでは勝ち数や勝率など4つの部門でトップとなっています。
師弟対決 得意の戦法でぶつかり合い
藤井聡太六段と杉本昌隆七段の「師弟対決」は、双方が得意の戦法でぶつかり合う展開となりました。
最初の対局で先手の杉本七段は、飛車を横に移動させる「振り飛車」の中でも「王」の前に移動させる「中飛車」の戦法をとりました。
これは杉本七段の得意とする戦法で、弟子に対して正攻法での勝負を挑みました。一方、藤井六段が得意とするのは飛車を横に移動させない「居飛車」で、師匠の得意技に対して序盤から早い展開で攻め込むことを目指しました。
千日手のあとの指し直しでも杉本七段が振り飛車、藤井六段が居飛車を選び、お互いの手の内を知り尽くしている師匠と弟子が2度にわたって得意の戦法でぶつかり合いました。
藤井六段「さらに活躍」 師匠の杉本七段「お礼言いたい」
杉本七段との「師弟対決」を制した藤井六段は「一手一手がとても難しく最後までわからなかった」と振り返り、「対局中はいつもどおりの気持ちでと思っていました。とてもいい経験になりました」と心境を語りました。
そして、公式戦で初めて師匠と対局したことについて、「このような舞台で対局することができて、本当にうれしく思います。これからもさらに活躍していかなければと思います」と誓いを新たにしていました。
一方、敗れた杉本七段は、「千日手」となった最初の対局で最初の一手を指すまでに3分ほど時間をかけたことについて、「私は19歳の時に師匠を亡くしていて、いろいろな人への感謝の気持ちがこみ上げてきて考えてしまいました」と時折、声を詰まらせながら胸の内を明かしました。
そのうえで、「藤井六段の強さはこれまでに証明されていて、対局が始まれば盤上のことだけを考えるので、師匠と弟子だからというやりにくさは感じなかった。今回の対局では自分も注目されることになり、勝負の結果は残念だが、すばらしい経験となりました。藤井六段にお礼をいいたい」と話していました。
情報源:将棋 藤井六段 師匠との初対局で勝利 | NHKニュース
将棋界で史上初の29連勝を達成。さらに「スピード昇段」も果たした藤井聡太六段。8日は午前10時から師匠である杉本七段と公式戦初の「師弟対局」に臨んでいる。まさかの「指し直し」もあり、2人の対局は午後5時50分現在も続いている。関西将棋会館から中継。
対局開始から3時間以上がたった午後1時18分、指し直しとなる「千日手」が成立。30分の休憩をはさんだ後、先手と後手を入れ替えて最初からやり直しとなっている。
千日手という耳慣れない言葉だが、将棋のルールとして存在している。同じ局面が4回、繰り返しとなった時点で千日手のルールが成立。記録係が用意しているタブレットで棋士に示すこともあるそうだ。
やり直しの対局が現在続いているが、関係者によると、もうすぐ結果が出るという。将棋の世界では師弟対決で弟子が勝つことを「恩返し」と呼ぶそうだ。将棋界の歴史を塗り替え続ける天才棋士の「恩返し」となるのだろうか。まもなく、終局を迎えそうだ。
情報源:藤井聡太六段「師弟対局」まもなく終局へ(日本テレビ系(NNN)) – Yahoo!ニュース
情報源:藤井聡太六段「師弟対局」まもなく終局へ|日テレNEWS24
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- 王将戦 – 毎日新聞
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- 第68期王将戦 一次予選 杉本昌隆七段 対 藤井聡太六段|囲碁・将棋チャンネルホームページ
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当初の予想通りと言えばそれまでだが、勝っちゃうか。
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