対局中でも“表情変わらない”藤井聡太六段、臨床心理士「目で自分の世界を守っている」 | AbemaTIMES

ふむ・・・


「驚異的なスピードで昇段し、これかれらもどんな活躍をするか楽しみにしています」

「羽生先生と公式戦で対局するというのは1つの夢でしたし、勝利を収めることができて感無量です」

17日、将棋会で初の国民栄誉賞を受賞した羽生竜王と藤井聡太新六段が、173人の棋士が頂点を競う「第11回朝日杯将棋オープン戦」準決勝で公式戦初対局した。会場には対局を一目見ようと多くの将棋ファンが詰め掛け、観戦チケット780枚は販売開始からわずか4時間で完売する異例の事態となった。

朝日杯は互いの持ち時間が40分と短い「早指し戦」と呼ばれ、一般的に持ち時間が短い方が若手に有利と言われている。

対局は序盤から藤井新六段が積極的な攻めに出る。対する羽生竜王も本気モード全開で、「羽生にらみ」と言われる鋭い視線を藤井新六段に向ける。しかし、藤井新六段の79手目、金2枚に守られた羽生竜王の王の頭に歩を打ち王手。持ち時間を使い切り1手60秒未満の着手になると、藤井新六段の猛攻に羽生竜王は何度も顔をしかめ、頭をかき盤上を睨みつける。普段の対局では勝ちを意識した時に出る「羽生震え」も、この日は劣勢の緊迫感のためか指先を震わせていた。

そして対局開始から2時間後、羽生竜王が投了し藤井新六段は歴史的勝利をあげた。広瀬章人八段との決勝も見事勝利し、加藤一二三九段が持っていた公式戦最年少優勝記録を63年ぶりに更新した。

優勝した藤井新六段は「望外の結果。まだまだこれからずっと先があると思いますので、さらに精進して一歩一歩上を目指していきたいと思っています」とコメント。会場で見届けていた羽生竜王は「藤井さんは将来、タイトル戦の舞台に間違いなく立つと思います。そこに私がいるかどうかがわからないんで、そこが問題です」とエールを送った。

通常とは異なる状況で出た羽生竜王の「羽生震え」と藤井六段の歴史的勝利。両者はどのような心理状態だったのか、『けやきヒルズ』(AbemaTV)では臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏に話を聞いた。

「一般的に手の震えというのは、不安や緊張が高まったりストレスが強くなったりした時に起こる身体反応。今までは勝つ時に目立っていたということだが、今回は会場も異なり多くの人が見られる環境で、その中で追い込まれて緊張と不安が高まったところで(羽生震えが)出たと考えれば、勝った時も負けた時も共通した部分はあるのでは」

また、羽生竜王が見せた、追い詰められたような表情について「髪をかき上げたり、混乱や尚早といった人間のネガティブな感情は顔の上半分に出やすい。眉間にシワが寄ったり額のシワが上がったりは羽生さんには多いが、今回は特に目立った」と述べた。

一方で、藤井六段の特徴として「表情が変わらないこと」をあげ、「(相手は)なかなか読みにくい部分がある。対局中、対局外の様子を見てもそうだが、特に目が注目点だと思う。誰かと会って目を合わせる長さは人によって違うが、藤井さんはあまり目を合わさない。将棋が終わった後の感想戦なんかでも聞き手にあまり目線を向けないというのは、自分の世界を守っているんだと思う」と説明。「外界からの余計な刺激をシャットアウトして、将棋に集中する環境を目の動きで作っている。視覚情報は脳にかなり影響を与えるもので、光や人の動きは自分の世界に入ってきて、相対的に将棋への集中力は落ちる」と述べた。

続けて「話している時に目を瞑る瞬間が結構あって、瞬きも多め。それは自分の世界を守っていることでもあるし、口を隠す仕草にも共通した部分がある」とし、「無理に社交性をつけさせようと周りの人は求めない方がいいと思う。このままの藤井さんでいて欲しい」と訴えた。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

情報源:対局中でも“表情変わらない”藤井聡太六段、臨床心理士「目で自分の世界を守っている」 (AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース

情報源:対局中でも“表情変わらない”藤井聡太六段、臨床心理士「目で自分の世界を守っている」 | AbemaTIMES


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