将棋・羽生善治竜王がベスト4入り 藤井聡太四段と公式戦初対局の可能性も/朝日杯将棋オープン戦

将棋・羽生善治竜王がベスト4入り 藤井聡太四段と公式戦初対局の可能性も/朝日杯将棋オープン戦

さすがに佐藤天彦名人が勝つでしょ。


将棋の羽生善治竜王(47)が1月13日、朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントに出場し、1回戦で高見泰地五段(24)、2回戦で八代弥六段(23)を続けて破り、ベスト4進出を決めた。

1回戦では絶妙な指し回しを見せ130手で快勝すると、2回戦は164手に及ぶ激戦を制した。持ち時間各40分の早指し戦ながら、勢いのある若手相手に堂々と2局戦い抜いた。公開対局だったが、対局後にはファンの前で「1年が始まったばかりですが、新たな気持ちでリフレッシュして進んでいきたいと思います」と語ると、ファンからも拍手が送られていた。

トーナメントの隣のブロックには中学生棋士の藤井聡太四段(15)が入っており、藤井四段が勝ち抜いてくれば準決勝で、羽生竜王と藤井四段が初めて公式戦で戦うことになる。AbemaTVでは、藤井四段らが戦う14日の本戦トーナメントを生中継する。

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高見泰地五段(手前)と対局する羽生善治竜王=13日午前10時4分、名古屋市東区、戸村登撮影
高見泰地五段(手前)と対局する羽生善治竜王=13日午前10時4分、名古屋市東区、戸村登撮影

将棋の全棋士らがトーナメントで頂点を争う第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦が13日、名古屋市で開幕した。観戦が可能な公開対局として行われ、大勢のファンが羽生善治竜王(47)らの対局を見守った。

朝日杯は持ち時間が各40分の早指し戦。14日までの2日間で、16人が出場する本戦の1ログイン前の続き、2回戦の一部を行う。この日の午前は、羽生竜王と高見泰地(たいち)五段(24)、元竜王の糸谷哲郎八段(29)と第10回の優勝者、八代弥(わたる)六段(23)が対戦し、羽生竜王と八代六段が勝った。両者は午後の2回戦(準々決勝)で4強をかけて対戦する。

羽生竜王にとっては国民栄誉賞の受賞が決まった直後の公開対局。来場者が間近で観戦できるよう用意された200近い席は、満席となった。川崎市の香川静さん(26)は、母の裕美さん(55)と2人で駆けつけた。「私は高見五段、母は羽生竜王のファンなので、『見に行くしかない』と思った。すごく近くで見られるので、緊張しました」と話した。会場の東桜会館(名古屋市東区)の別フロアでは、大きな盤を使った解説会も行われた。

14日は、佐藤天彦名人(29)と永瀬拓矢七段(25)、地元の愛知県では初の公式戦となる藤井聡太四段(15)と澤田真吾六段(26)が対戦。勝った2人が4強入りをかけて戦う。観戦チケットは完売した(解説会は当日券あり)。(村瀬信也)

情報源:羽生竜王、公開の初戦飾る 朝日杯将棋オープン戦 名古屋:朝日新聞デジタル


第11回朝日杯将棋オープン戦の本戦1回戦、羽生善治竜王(47)と高見泰地五段(24)の対局は13日、名古屋市東区の東桜会館で指され、羽生竜王が130手で勝って8強入りを果たした。準々決勝で、前回覇者の八代弥(やしろ・わたる)六段と対戦することが決まった。

第11回朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦で対局する羽生善治竜王(右)。左は対戦相手の高見泰地五段
第11回朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦で対局する羽生善治竜王(右)。左は対戦相手の高見泰地五段

羽生竜王は1970年生まれの47歳。昨年12月、通算7期目の竜王を獲得して「永世竜王」に。将棋界の7タイトルで永世称号を獲得し、「永世七冠」となった。朝日杯将棋オープン戦では過去10回中5回優勝している。今月5日には、囲碁の井山裕太名人とともに国民栄誉賞の受賞が決まったことが発表された。

第11回朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦で対局する高見泰地五段。手前は対戦相手の羽生善治竜王
第11回朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦で対局する高見泰地五段。手前は対戦相手の羽生善治竜王

高見五段は1993年生まれの24歳。今回は1次予選、2次予選を抜け、初めて本戦進出を果たした。今期タイトル戦となった叡王(えいおう)戦段位別予選を勝ち抜き、本戦トーナメントでは1回戦で豊島将之八段、準々決勝で渡辺明棋王を破り、ベスト4に勝ち上がっている。羽生竜王とは初対戦となる。

対局は午前10時から約200人が見守る中、公開で行われた。

ログイン前の続き事前に行われた振り駒で高見が先手に。後手番となった羽生は四間飛車に構えた。これに対し高見は金銀4枚で穴熊囲いを完成させ、自分から攻めた。「初めから攻めるつもりだった。ぶつかっていこうという気持ちだった」という。

〈途中図〉△8三銀まで
〈途中図〉△8三銀まで

途中図はその仕掛けの局面。高見が▲5五歩と突いたところで、羽生は△8三銀と上がった。6一金や6三金が離れ駒になるため、通常は危険な手とされる。羽生は「有効な手がないので、何かやってもらおうと思った」という。

高見はここから猛攻を仕掛けた。以下▲6五歩△同歩▲5四歩△同銀▲7五歩△同歩▲2四飛△同歩▲3一角△3二飛▲7五角成。飛車を切って馬を作った。だが△7四歩と傷を消されてみると、思ったほどの効果が上がらず、逆に9筋から反撃されることになった。

途中図で先手は▲1五歩△同歩▲2二歩△同飛▲2四飛△同歩▲4四角と、盤面右側から攻めるべきだった。大胆な離れ駒はいわば誘いのスキ。羽生の誘いに乗って仕掛けた高見が形勢を損ねた。以下、穴熊を着実に攻め崩した羽生が押し切り、午前11時55分、高見が頭を下げて投了した。

〈終了図〉△7六金まで
〈終了図〉△7六金まで

終了図以下は▲7六同玉△7八飛成▲6六玉△7五角▲5六玉△5七金まで先手玉は則詰みとなる。(村上耕司)

情報源:穴熊攻め崩した羽生竜王、高見五段を押し切る 朝日杯:朝日新聞デジタル



さて、藤井聡太は一回戦・二回戦を突破できるか?