ふむ・・・
タモリ×藤井四段 新春対談(2)
タモリと藤井四段が将棋対決!2017年の主役ともいうべき史上最年少棋士、藤井聡太四段(15)が「最も尊敬する芸能人」が、唯一無二の自由人タモリ(72)。飛躍の新年、57歳差の二人の初対談が実現しました。対局や番組収録で多忙な中での奇跡的な邂逅(かいこう)。「藤井くんとオレは出発点は同じだった」とタモリもうなった爆笑トークに、将棋、山崩しの真剣勝負!2回にわたってお送りします。 【タモリ×藤井四段 初対談・将棋対決の動画はこちら】
――次は対局の雰囲気を味わいましょう!
タ 将棋は(駒を)並べるくらいしか知らないんですよ。昔、一度だけネタで「寿司将棋」ってのをやった。
藤 えっ!?どういうことですか。
タ 王将が玉ということで、王が「タマゴ」。歩は「カッパ」が並んでいるんです。
藤 へえ〜(笑い)。
タ 「マグロ」とかもあって、ユーチューブで動画が残っているみたい。カッパが来たらカッパで取って。取ったら食べるんです(笑い)。カッパは食べるんですけど、マグロの場合は駒台に置く。
藤 フハハハハ!
タ 難しい顔してやるんですよ、寿司将棋。1回だけやったなあ。
――では、まず正対して。
タ 将棋やったことないんだよなぁ。あっ、寿司将棋で思い出した。普通はこう(角道を開ける)ですよね?これ以外でも相当あるんですか。
藤 最初は角の利きを通すか、飛車の先を伸ばしていく、この2つが多いですね。
タ そうじゃない、というのもある?
藤 他にもいろいろあるんですけど、それ以外は…ちょっと変な人ですね(笑い)。
タ あっそう(笑い)。じゃあ、凄い変な人なら?
藤 う〜ん…。凄い変な人なら、これ(角頭歩を前へ)。でもこれを指した人がいるかどうかはちょっと分からないです。
タ こんな人は?(5筋の歩を伸ばす)
藤 ああ、あります。3番目に多い手です。
タ そう!(※以下対局開始、棋譜参照)例えば最初にこうしたら、こう来る?
藤 (応手)
タ えっ?その意味は?
藤 飛車先を伸ばしていって、飛車の利きをよくするという。
タ う〜ん。ではそれを阻止しようと。
藤 しようとするんですけど、これを突かれて。
タ これを取ると取られる。
藤 はい。さすがです。
(その後、19手目でタモリの角が一気に藤井四段の陣内に進入し奇跡の大逆転!?)
タ あれ?これ、取れないか…。ちょっと斜めにいっちゃったよ(笑い)。
藤 でもしっかり指されてました。才能があります。
タ ホント?でも最後、間違えたんですけど。俺、少し乱視だから(一同大爆笑)。
藤 ワハハハハ。でもしっかり指されてました。
タ 最後以外はね(笑い)。
――ヒフミンアイ(※4)もやってみますか。
タ こっちから見る人って珍しい?
藤 あんまりやらないです。加藤九段なんか凄い迫力でして。後ろから見られると、対戦相手が萎縮してしまうんです。
タ プレッシャーになるんだ。
藤 はい。
タ これ、相手の立場で自分を見るということ?
藤 そうです。
タ なんか嫌なもんでしょ?後ろから見られると。
藤 気配を感じますよね。僕は対戦相手が席を外されている時にします。
タ なるほどねえ。そういえば友人の奥さんで麻雀好きな人がいて、家に帰ったら1人で卓を囲むんです。打つ順番どおりにグルグル回って。なんで回るのかって聞いたら「人格を変えるため」だって。「ポン!」って言ったらこっちに回って「チキショー!」とか(笑い)。
(※4)加藤一二三・九段(78)が対局中に相手の背後に立って盤面を見る行動
▽棋譜
▲タモリ △藤井(1)▲5六歩(2)△8四歩(3)▲7六歩(4)△8五歩(5)▲7七角(6)△3四歩(7)▲7八銀(8)△3二金(9)▲2六歩(10)△4二王(11)▲6八金(12)△6二銀(13)▲3八銀(14)△7四歩(15)▲2五歩(16)△7三銀(17)▲9五角(18)△9九角成(19)▲6一角成=以上、タモリの反則で藤井四段の勝ち=
情報源:爆笑対局は衝撃の結末!?藤井四段、タモリに「才能あります」 – スポニチ Sponichi Annex 芸能
ほぉ・・・