藤井聡太棋聖VS佐々木大地七段｜第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局

第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第二局
藤井聡太棋聖対佐々木大地七段

2023/06/23 09:04

将棋の藤井聡太棋聖（竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、20）が6月23日、第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局で挑戦者の佐々木大地七段（28）と午前9時から対局を開始した。ベトナム・ダナン市で行われた開幕局は藤井棋聖が勝利し、4連覇に向けて好スタートを切った。第2局は兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」に舞台を移して争われる。本局を制し藤井棋聖が防衛に王手をかけるか、佐々木七段がタイトル戦初勝利を飾って追いつくか。

【映像】藤井棋聖VS佐々木七段注目の棋聖戦第2局（生中継中）

藤井棋聖は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王（1組以上：2期）、第81期名人（A級：2期）。2022年度は、保持する5つのタイトル防衛に加えて、初挑戦となった棋王戦五番勝負を制し六冠王に。2023年度に入ると、防衛戦の叡王戦五番勝負、初挑戦した名人戦七番勝負をそれぞれ勝利し、最年少名人と史上2人目の七冠保持者となった。超ハードスケジュールをこなす中、ベトナムで迎えた本五番勝負開幕戦でも白星を飾り、防衛ロードで好発進を遂げた。

佐々木七段は2016年4月に四段昇段。竜王戦は4組、順位戦はC級2組。2018年度の将棋大賞で最多勝利賞、2019年度には最多対局賞をそれぞれ受賞している。今年度はこれまでに12勝2敗と好成績をキープしており、本五番勝負でのタイトル戦初挑戦に加えて、7月開幕の王位戦七番勝負での挑戦権も獲得と飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せている。第1局では黒星を喫したものの、得意戦法の相掛かりを中心に絶対王者にどのような戦いを挑むかにも大注目が集まっている。

藤井棋聖にとっては淡路島の「ホテルニューアワジ」での対局は3年連続3回目。渡辺明九段（39）の挑戦を受けた第92期は、大熱戦の末に長手数の171手で勝利、永瀬拓矢王座（30）と対戦した前年の第93期は2度の千日手指し直しで黒星を喫した。本局ではどのような戦いが繰り広げられるのか、大注目が集まっている。

持ち時間は各4時間。本局の先手番は佐々木七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：藤井聡太棋聖が“熱戦の地”・淡路島で防衛に王手かけるか佐々木大地七段がタイトル戦初勝利飾るか注目の第2局始まる／将棋・棋聖戦五番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ

藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局が、6月23日（金）に兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」にて行われます。

両者はこれまでに5回対戦があり、藤井棋聖の3勝2敗です。
今期の棋聖戦では第1局を藤井棋聖が勝っています。

ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の模様は、ABEMA、ヒューリック杯棋聖戦中継サイト及び日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。

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情報源：藤井聡太棋聖VS佐々木大地七段第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局｜将棋ニュース｜日本将棋連盟

五番勝負の結果

明日あさ8時30分～
無料で完全生中継

─────
<第94期> ヒューリック杯#棋聖戦五番勝負第二局
#藤井聡太棋聖対 #佐々木大地七段
　　　　　　　　　　──────

<解説者>#山崎隆之八段#高田明浩四段

<聞き手>#室谷由紀女流三段#貞升南女流二段#アベマ将棋

— ABEMA将棋ch（アベマ） (@Shogi_ABEMA) June 22, 2023

【第94期ヒューリック杯 #棋聖戦五番勝負第2局】#藤井聡太棋聖 VS #佐々木大地七段

藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局が、6月23日（金）に兵庫県洲本市の「ホテルニューアワジ」にて行われます。 https://t.co/u9E2mEtTgM

— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) June 22, 2023

▲佐々木大地七段－△藤井聡太棋聖（棋譜中継）

藤井聡太棋聖（七冠）に佐々木大地七段が挑戦する第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負は、藤井が先勝して防衛に向けて好スタートを切った。藤井が連勝で棋戦４連覇にあと１勝と迫るか、佐々木が制して成績を五分に戻すのか。第２局は６月23日（金）に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われる。持ち時間は各４時間。先手は佐々木。対局は９時開始。10時と15時におやつが出され、12時から13時まで昼食休憩となる。
立会人は福崎文吾九段、副立会人と大盤解説会解説は大橋貴洸七段、大盤解説会聞き手は村田智穂女流二段、記録係は大林真央人二段（矢倉規広七段門下）がそれぞれ務める。観戦記は本間博七段が執筆する。
現地の早朝は曇っていた。最高気温は27度と、夏日を超える予報。８時20分頃、福崎九段は控室に顔を出し、開口一番に「見晴らしがすごいねえ」。曇っていた空から太陽が顔を出し、瀬戸内の海がピカピカと鮮やかに光る。

８時30分に福崎九段が入室。記録係の大林二段は駒を磨いて、対局の用意を整える。
45分、佐々木が入室。白系の着物に灰色の袴、紺色の羽織をまとっている。報道によると、この着物は自分で選んだものの、高見泰地七段と三枚堂達也七段が先に支払いを済ませていた、というエピソードがあるようだ。信玄袋から時計を取り出し、時間を調整して膝元に置いた。
50分頃、藤井が姿を見せた。緑色の着物と灰色の袴に、淡い白系の羽織を羽織っている。51分、両者が一礼を交わして、藤井が駒箱に手をかけた。どちらも落ち着いた手つきで、ゆっくりと駒を並べる。55分には駒が並べ終わり、福崎九段の発声を待つのみとなった。
９時、福崎九段が「定刻になりました。第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第２局は、佐々木大地七段の先手でお願いします」と告げた。両対局者が深々と頭を下げる。佐々木は背筋を伸ばし、組んでいた指をほどいてゆっくりと盤上に手を伸ばした。

先後は入れ替わり、佐々木大地七段の先手
初手は、▲佐々木大七段 2六歩、△藤井聡棋聖 8四歩