凄八
2023/05/23 07:30
将棋・第81期名人戦七番勝負第4局第2日(22日、福岡県飯塚市・麻生大浦荘)挑戦者の藤井聡太六冠(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・棋王・王将=が後手の渡辺明名人(39)に69手で勝利。対戦成績は3勝1敗となり、史上最年少の名人と七冠達成に王手をかけた。
終盤で王手をかけ合うこともなく、シリーズで最も少ない手数でのスピード終局。異例の早さでの完勝だった。
同一の番勝負でいまだ連敗知らずの藤井六冠。第3局では渡辺名人に敗れたが、自分を戒めて入念に研究し、負けた後こそ強い。将棋の内容は余裕があるように見えたが、後手の渡辺名人が雁木(将棋の囲いの一つ)に構えると分かった上、序盤から誘いこんだ攻めをすぱっとかわし、差を付けた。持ち駒が不足して戦力ダウンしていた渡辺名人に見せ場を作らせることもなく、動きを見抜いているように操っていた。
藤井六冠は今後、3連覇に王手をかけている叡王戦第4局(28日)をはじめ、勝てば最年少名人になる名人戦第5局(31日、6月1日)、さらには自身初の海外対局となるベトナムでの棋聖戦第1局(6月5日)を控える。
野球の投手に例えると、この日は、肩など体を酷使することなくあっさり勝利したようなもの。過密スケジュールには追い風だ。心理的にも物理的にも、大一番に向けて「保険」を掛けたようなものだ。(談)
情報源:【飯島栄治八段解説】藤井聡太六冠、動きを見抜いていたように名人を操っていた – サンスポ
渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する 第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。
第5局は、5月31・6月1日(水・木)に、長野県上高井郡「緑霞山宿 藤井荘」で行われます。
詳しくは、ABEMA、名人戦棋譜速報及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:渡辺明名人VS藤井聡太竜王 第81期名人戦七番勝負第4局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負の日程
#藤井聡太 竜王の勝利
【第81期 #名人戦 七番勝負第4局】
●渡辺明名人 VS ○藤井聡太竜王
第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。 https://t.co/UqtHyOIUiX
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) May 22, 2023
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
角をつなげ打って王手。6六にも残すことで☖4一玉には☗3三桂を用意している。次の休憩まで20分を切った。渡辺は腕を組む。 この局面で6分考え、渡辺は次の手を指さずに投了した。控室の報道陣が慌ただしく動く。終局時刻は16時45分。消費時間は☗藤井6時間57分、☖渡辺7時間38分。王手を防いでも☗7三歩成があり、後手陣は収拾がつかない。一方で先手玉は安泰だ。藤井は3勝1敗とし、タイトル奪取、及び史上2人目の七冠達成まであと1勝と迫った。第5局は5月31日(水)から6月1日(木)にかけて、長野県上高井郡高山村にある山田温泉の「緑霞山宿 藤井荘」で行われる。 ※局後の感想※ 藤井は受ける展開になり、勝ちを見通せるところはなかったという。後手にとって最も有力だったのは、38手目に☖8八歩と打たずに☖8六角の変化だった。先手も大変な進行になる。感想戦は17時55分に終了した。
16時45分 終局
69手 7五角打まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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奪取に王手
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