凄八
2023/04/29 07:30
将棋・第81期名人戦七番勝負第2局第2日(28日、静岡市・浮月楼)藤井六冠は連勝で名人奪取の確率が高まった。渡辺名人は2局連続で藤井六冠が得意な最新形の角換わりを選択せず、早い段階で前例がない局面に持ち込む力戦形の将棋に誘導。藤井六冠を攻略するための作戦だが、互いに視界が悪い霧の中にいるような戦いで、藤井六冠が上手く対応した。
角や飛車の大駒が活躍するのではなく、歩や桂馬、香車といった小駒が主役になり、玄人好みの珍しい一局。中盤、相手の飛車の成り込みを恐れないで6筋に香車を打って切り返したのは天才の発想。派手さはないが、細やかな将棋で最善手を指し続け、勝ち切ったのは「さすが」の一言だ。
同時進行し、3連覇がかかる叡王戦は菅井竜也八段と1勝1敗。名人奪取での7冠には防衛が必須だが、名人戦の連勝は、経験が少ない叡王戦の振り飛車対策にも好影響になるだろう。(談)
情報源:【飯島栄治八段解説】〝前例ない〟局面に持ち込んだ渡辺名人だが…天才の発想と細やかさで勝ち切った藤井六冠 – サンスポ
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七番勝負の日程
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
この手を見て渡辺が投了を告げた。以下☖2四玉は☗2五歩☖3五玉に☗3七銀が詰めろ逃れの詰めろで先手勝ち筋。☖3四同玉には☗6一角と打ち、以下☖2四玉は☗2五角成以下の詰み。☖4三飛は先手玉の詰めろが解けるので☗2五歩ぐらいで先手勝勢だ。 終局時刻は19時51分。消費時間は、☗藤井聡8時間27分、☖渡辺明8時間41分。シリーズは藤井が開幕から2連勝とした。5月13・14日(土・日)に大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で行われる。
19時51分 終局
87手 ▲3四歩まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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連勝
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