一般棋戦グランドスラム達成
2023/03/19 11:54
将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が、NHK杯トーナメントの決勝で佐々木勇気八段(28)に勝利し、初優勝を飾った。この結果、2022年度の将棋日本シリーズ、銀河戦、朝日杯、NHK杯と全4つの一般棋戦を制覇。史上初の快挙を達成した。
【中継】渡辺棋王VS藤井竜王 注目の棋王戦第4局
NHK杯は、持ち時間10分・切れたら1手30秒未満、考慮時間各10分の早指し棋戦で今期で72回目の開催と長い歴史を誇る。過去の最多優勝は11回の羽生善治九段(52)で、通算10回目の優勝時に名誉NHK杯選手権者の称号が贈られている。
藤井竜王は、第67回(2017年度)に最年少の14歳で初出場。これまでに優勝はなく、6回目で念願の優勝杯を手にした。佐々木八段との決勝戦を「相掛かりから力戦になって、中盤にかけては自信のない局面もあったんですけど、その中でも積極的に攻めていけたことが良い結果に繋がったかなと感じています」と振り返った。「今までも早指し棋戦ではなかなか結果を出せていないことが多かったので、今期は今まで以上に決断良く指そうと思っていました。“決断よく”という方針を最後まで貫くことができて優勝という結果に繋げることができて嬉しく思っています」と笑顔を見せた。
この結果、棋戦優勝は9回に。2022年度の将棋日本シリーズ、銀河戦、朝日杯、NHK杯と全4つの一般棋戦を制覇し、史上初の“グランドスラム”を達成した。年間を通してタイトル戦に出場し、全国を飛び回るハードスケジュールの中で前人未踏の大記録を打ち立てた藤井竜王は、「今年度、4つの一般棋戦で優勝できたことをうれしく思っています。早指しなので、決断よく指すことを意識していました。来年度もトーナメントで一局でも多く指せるよう、精進していきます」とコメントした。
(資料提供:日本放送協会)
情報源:藤井聡太竜王、史上初の年度内一般棋戦“グランドスラム”を達成「来年度も一局でも多く指せるよう精進」NHK杯トーナメント初優勝 | ニュース | ABEMA TIMES
2023年3月19日11時55分
藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)がNHK杯初優勝を果たした。19日にNHK-Eテレで放送された「第72回NHK杯テレビ将棋トーナメント」決勝で、佐々木勇気八段(28)を下した。「相掛かりから力戦になって、中盤に掛けて自信のない局面もあった。そのなかでも、積極的に攻めていけたのがよい結果につながったと思います。決断よく指そうという方針を最後まで貫くことができました」と話した。
本年度はJT杯(将棋日本シリーズJTプロ公式戦)、銀河戦、朝日杯をすでに制覇している。NHK杯も制し、公式棋戦の4冠を達成した。
これは4つの棋戦で最も後発の朝日杯が創設された07年度以降、史上初の快挙。「本年度、4つの一般棋戦で優勝できたことをうれしく思っています。来年度もトーナメントで1局でも多く指せるよう、精進していきます」とも語った。過去には羽生善治現九段が11年度、JT杯、朝日杯、NHK杯と3冠(銀河戦は準決勝で、準優勝した糸谷哲郎八段に敗退。優勝は渡辺明現名人)という例があっただけだった。
準優勝に終わった佐々木は、今期の順位戦B級1組からA級に初めての昇級を決めている。しかも、新人時代の2017年(平29)にデビューから負けなし29連勝だった藤井が、30連勝を止められてプロ入り初の黒星を喫した相手でもある。
情報源:藤井聡太竜王がNHK杯を制覇!史上初の公式棋戦4冠達成 プロ初黒星相手の佐々木勇気八段下す – 社会 : 日刊スポーツ
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