ひふみん
2023年2月18日21時8分
<ひふみんEYE>
将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が18日、石川県金沢市「北國新聞会館」で行われ、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(名人=38)を132手で下し、棋王奪取と史上最年少6冠にあと1勝とした。第3局は3月5日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。藤井が勝てば、羽生善治九段(52)の24歳2カ月の最年少記録を29年ぶりに更新する。棋王11連覇を目指す渡辺はかど番に追い込まれた。
本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。
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両対局者がお互いに長考を重ね、1日制の短い持ち時間の中で最善手を繰り出す姿に感動しました。中でも「藤井竜王らしいな」と思ったのが、7筋に桂を打ってタダ捨てし、竜を助けた手。この犠打で救われ、攻撃に威力を発揮する駒が自陣で防御の役目を果たしたのですから、誰でも指せる戦い方ではありません。
最後は2枚の角を切って、渡辺玉の守備に働いていた金2枚、銀3枚をはがしました。陣形のスキを突き、「何としてもこの勝負をものにするんだ」という気合がうかがえました。
渡辺棋王は、飛車を打ち込んだ位置を間違えたのが敗着です。1筋ではなく、4筋に金取りで打てば、攻めが続いていました。持ち時間の4時間を使い切る寸前の切迫した状況でしたが、これで勝利を逃しました。
一応、藤井竜王の連勝ですが、2局とも大接戦です。短期決戦の5番勝負は、指し手1つで流れがどうなるか分かりません。第3局も注目しています。
情報源:【ひふみんEYE】互いに最善手繰り出す姿に感動、藤井竜王の「この勝負ものにする」気合見えた – 社会 : 日刊スポーツ
渡辺明棋王に藤井聡太竜王が挑戦する 第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第2局が、2月18日(土)に石川県金沢市の「北國新聞会館」にて行われ、藤井竜王が132手で渡辺棋王に勝ち、対戦成績を2勝0敗としました。
第3局は、3月5日(日)に新潟県新潟市の「新潟グランドホテル」にて行われます。
情報源:渡辺明棋王VS藤井聡太竜王 第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第2局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
五番勝負の日程
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▲渡辺明棋王-△藤井聡太竜王(棋譜中継)
この手を見て渡辺が投了した。(1)☗4五同銀は☖同桂☗4六玉☖3七銀☗5六玉☖5五金☗6七玉☖6六香☗7七玉☖8六金まで、(2)☗4六玉は☖5七銀☗3六玉☖3七金☗2六玉☖3六金打☗1七玉☖2七金寄まで、(3)☗4八玉は☖3六桂☗5九玉☖5八金☗同玉☖5七金☗6九玉☖6八銀まで、(4)☗6七玉は☖6六香☗7七玉☖8六金☗6六玉☖5七銀☗6七玉☖6六金まで、(5)☗6八玉は☖5七銀☗7九玉☖6八金☗8九玉☖7八金☗同玉☖6六桂☗8九玉☖7八金☗9八玉☖8八金☗同玉☖8六香☗9七玉☖8七香成☗同玉☖8六歩☗7七玉☖8七歩成☗6七玉☖7八銀まで、どのように応じても先手玉は詰む。終局時刻は19時27分。消費時間は☗渡辺3時間59分、☖藤井3時間57分。藤井は2連勝でタイトル奪取まであと1勝と迫った。第3局は3月5日(日)、新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。 ※局後の感想※ 後手は62手目☖4九飛に代えて☖2四飛がまさった。本譜は63手目☗1四角に☖4五銀が利かなかったのが藤井の誤算。先手は67手目☗4八金に代えて☗2四歩が成立する。91手目☗4六桂が痛恨の一手となった。☗5八玉なら難しく、先手も十分に戦えていたようだ。感想戦は1時間を超え、田中寅九段が声をかけてお開きとなった。
19時27分 終局
132手 4五桂打まっで、△藤井聡竜王 の勝ち
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奪取に王手
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